557話 「能力値と寸評」
■「アーパム財団編」後の能力値補足+寸評
ステータスは「戦気を使っていない状態」での素の数値。戦気による上昇率はその都度違う。(体調や意思の強さ、気質の違いによる)
武器や防具の数値は、素の能力値にプラスしてから戦気や剣気によって倍率強化されるため、基本的には武具を使ったほうが強い。魔石も同じ。
魔獣の数値も補正無しの状態だが、戦気を使わない都合上、各種スキルによる補正値が人間より大きい傾向にある。
また、肉体自体が人間よりも強固であったり、体長が巨大であることもあるので、それによっても数値に高い補正が入る。
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名前 :アンシュラオン(通常)
レベル:124/255
HP :8800/8800
BP :2430/2430
統率:F 体力:S
知力:C 精神:SSS
魔力:S 攻撃:S
魅力:AA※ 防御:SS
工作:B 命中:S
隠密:A 回避:S
※姉に対してのみ、魅了効果発動
【覚醒値】
戦士:9/10 剣士:6/10 術士:6/10
☆総合:第三階級 聖璽級 戦術士
異名:転生災難者、覇を受け継ぐ者
種族:人間
属性:光、火、炎、水、凍、命、王
異能:デルタ・ブライト〈完全なる光〉、覇王の資質、女神盟約、情報公開、記憶継承、錬成、対属性修得、一騎当万、物理耐性、銃耐性、術耐性、即死無効、毒無効、精神耐性、下級商人、妹過保護習性、姉の愛情独り占め
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〇寸評
通常時~高出力モードの状態。
術士として覚醒したことで『戦術士』になっている。レベルは上がらず。
ガイゾックとの勝負ではレベルが上がり、クルルでは上がらなかったのは『体験の濃度』の問題。新しい刺激は得られる経験値が大きい。
その他、錬金術師や商人としてのスキルが追加。
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名前 :アンシュラオン(決戦モード)
レベル:124/255
HP :43000/43000
BP :6630/6630
統率:F 体力:SSS
知力:C 精神:SSS
魔力:SSS 攻撃:SS
魅力:AA※ 防御:SSS
工作:B 命中:SSS
隠密:A 回避:SSS
※姉に対してのみ、魅了効果発動
【覚醒値】
戦士:9/10 剣士:6/10 術士:6/10
☆総合:第二階級 超零級 戦人神
異名:覇の旗を掲げし者、神覇の後継者
種族:人間、神
属性:光、火、炎、水、凍、命、王
異能:デルタ・ブライト〈完全なる光〉、神覇の系譜、覇王の資質、女神盟約、情報公開、記憶継承、錬成、対属性修得、一騎当万、物理無効、銃無効、術耐性、即死無効、毒無効、完全精神耐性、下級商人、妹過保護習性、姉の愛情独り占め
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〇寸評
本来のアンシュラオンのステータス(決戦モード)。
『戦人神』は人でありながら『旧神』に近づいている状態で、人のまま神になる『神人』とは異なる。他の気質を使っていても評価上は戦人神。
この状態になると第二階級の超零級になるが、当人としては決戦モードで戦う事態はできるだけ避けたいので、通常モードでの状態が自身での評価基準になっている。(パミエルキのステータスも通常モードでのもの)
全部の力を解放すると四大闘人は使えなくなるが、相応の力を分け与えれば生み出すこともできる。(その分だけ本体は弱体化する)
少し補足すると、決戦モード時は第一階級の『神狼級』といってもよいステータスなのだが、神狼という名称は新たな人類を象徴するものがゆえに、旧神に近づいていることでマイナス評価を受けている面はある。
神気を最大まで扱えた神覇公は『神狼級』だったことから、アンシュラオンも戦士因子を最大覚醒させて覇気を自由に使えるようになれば『神狼級』の評価になるだろう。今は神の要素が強すぎるわけだ。
また、パミエルキの『魔人』は『神人』以外のすべての状態を含んでいるかつ、意識的に『魔人化』できる状態を指す。
仮に魔人でありながら神人に至った場合は『魔神人』になる。(アンシュラオンとパミエルキ以外が『魔人』表記になった場合は、眷属として魔人化している状態を指す)
ちなみに『戦神』の上位は『武神』である。武神は『二十八武神』等、旧神々における最上位の戦闘神(戦神)の呼称といえる。
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名前 :サナ・パム
レベル:55/125
HP :1580/1580
BP :580/580
統率:D 体力:D
知力:D 精神:D
魔力:C 攻撃:D
魅力:A 防御:D
工作:C 命中:C
隠密:D 回避:C
【覚醒値】
戦士:3/6 剣士:3/6 術士:2/6
☆総合:第六階級 名崙級 剣士
異名:白き魔人に愛された黒い少女
種族:人間
属性:雷、闇
異能:トリオブスキュリティ〈深遠なる無限の闇〉、黒雷強化(未完)、エル・ジュエラー、観察眼、天才、早熟、低級戦闘指揮、即死無効、黒き魔人の姫
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〇寸評
三大魔獣を倒したことで『黒雷強化(未完)』が追加。魔獣からの尊敬や畏怖も『黒き魔人の姫』に内包されている。
『黒雷』は新しいスキルではなく、こちらが本来のもの。青雷狼自体がまだ半覚醒であって、本当の魔石獣は『黒雷狼』である。
すべての能力が平均的に上がるバランス型剣士タイプだが、サナのステータスは肉体が子供の状態なので、数値は大人時の四割程度で表示されている。
『トリオブスキュリティ〈深遠なる無限の闇〉』の効果で戦士因子が減衰しないため数値以上に固い。術士因子は魔石使用時に使われる。
また、他人から『コピーした能力』は、すべてこのスキルに吸収格納されているのでデータ上には表記されない。
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名前 :マキ・キシィルナ
レベル:64/125
HP :3280/3280
BP :880/880
統率:D 体力:C
知力:D 精神:B
魔力:C 攻撃:A
魅力:B 防御:C
工作:F 命中:C
隠密:F 回避:C
【覚醒値】
戦士:5/7 剣士:0/0 術士:0/0
☆総合:第六階級 名崙級 戦士
異名:白い魔人の妻、烈火の華
種族:人間
属性:火、炎、実
異能:烈火の華、鉄華の意思、我慢、根性、気迫、低級戦闘指揮、物理耐性、銃耐性、即死無効、母性本能、家族愛、夫への燃える愛情
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〇寸評
鉄化制御により『鉄華の意思』が追加。パワーとスピードに優れた火力特化の武闘家タイプとして順当に成長している。
戦気の出力が大きいゆえに消費が激しいのは相変わらず。魔石はまだ覚醒していない。
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名前 :小百合・ミナミノ
レベル:53/125
HP :1220/1210
BP :1880/1880
統率:C 体力:E
知力:B 精神:B
魔力:B 攻撃:F
魅力:B 防御:F
工作:B 命中:E
隠密:C 回避:E
【覚醒値】
戦士:0/0 剣士:1/3 術士:5/8
☆総合:第五階級 王竜級 術士
異名:白い魔人の妻、兎界の女王
種族:人間
属性:風、夢
異能:兎界の女王、エル・ジュエラー、万年笑顔、集団統率、迅速事務処理、信頼感、即死無効、精神耐性、家族愛、夫への陽気な愛情、暴走
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〇寸評
術士因子は魔石使用時に適用。通常時に術式は使えないが『視る』ことはできる。BPが異様に上がっているのも魔石の影響だが、ステータスは魔石未使用時のもの。
戦気の習得により剣士因子が1に上昇。魔石の効果で肉体能力(HPやBP)にも変化が起きている。ただし、元が事務系なので基礎能力は低め。
魔石の能力が非常に危険なため評価値が高い。が、私生活では暴走してアンシュラオンを悩ませる傾向にある。
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名前 :ホロロ・マクーン
レベル:50/125
HP :1520/1520
BP :2330/2330
統率:B 体力:D
知力:C 精神:B
魔力:B 攻撃:E
魅力:B 防御:E
工作:D 命中:C
隠密:D 回避:F
【覚醒値】
戦士:1/3 剣士:0/0 術士:6/10
☆総合:第五階級 王竜級 術士
異名:白い魔人の妻兼メイド、狂信の六翼
種族:人間
属性:水、滅
異能:狂信の六翼、ジュエル・パーラー、絶対忠誠心、集団統率、信仰心、冷静、中級メイド、下級料理人、即死無効、精神耐性、夫への健気な愛情
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〇寸評
小百合同様、術士因子は魔石使用時に適用。戦気の習得により戦士因子が1に上昇。
アロロの血を引いているため、肉体能力では小百合よりも上で戦気の質も高めかつ、目が良いので命中も高い。
こちらも小百合同様、魔石の能力が非常に危険なため評価値が高い。魔戯級に上がるためには実際に『魔』(四大悪獣級または第三支配者階級程度)の討伐が必要。
よって、多くの実力者が王竜級で止まっていることが多い。(あくまで評価上の問題。実力は関係ない)
また、クルルザンバード〈六翼魔紫梟〉を吸収したため、現状で唯一の【ジュエル・パーラー〈星の声を聴く者〉】となっている。
普段はサナの世話といったメイドの仕事が大半であり、実務作業で激務を続けている小百合にレベルを越されてしまったが、当人は気にしていない。
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名前 :ユキネ
レベル:62/125
HP :2720/2720
BP :755/755
統率:D 体力:E
知力:C 精神:C
魔力:C 攻撃:C
魅力:B 防御:F
工作:C 命中:B
隠密:C 回避:B
【覚醒値】
戦士:0/0 剣士:5/7 術士:2/4
☆総合:第六階級 名崙級 剣士
異名:白い魔人の妻、幻麗の月
種族:人間
属性:陽、寿、虚
異能:幻麗の月、エル・ジュエラー、舞台女優、芸人魂、中級踊り子、二刀流、物理カウンター、即死無効、夫への静かな愛情、二律背反
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〇寸評
データ初公開。
タイプはスピード型剣士で防御と体力が低いが、カウンターと回避で対応するタイプであり、初期のファテロナとスピード勝負ができるほど速い。(動き方は曲線で柔軟)
『二刀流』スキルがなくとも二刀流は可能だが、これがあると逆腕の威力がほぼ減衰しなくなる。(サナはもともと両利きで鍛えているので、ほぼ二刀流スキルがあるようなもの)
『二律背反』は、本来の自分と役を演じる自分との葛藤の中で生まれたもの。割り切って上手く感情を統御すればプラス補正。不安定な時はマイナス補正がかかる。(琴礼泉での一件で吹っ切れたので、ほぼプラススキル)
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名前 :サリータ・ケサセリア
レベル:58/99
HP :2580/2580
BP :630/630
統率:D 体力:B
知力:E 精神:D
魔力:E 攻撃:D
魅力:C 防御:C
工作:E 命中:E
隠密:E 回避:F
【覚醒値】
戦士:3/5 剣士:2/5 術士:0/0
☆総合:第七階級 達験級 戦士
異名:黒姫の盾、銀盾の麗人
種族:人間
属性:火、炎
異能:銀盾の麗人、エル・ジュエラー、炎の体育会系、絶対忠誠心、熱血、護衛、身代わり、中級盾技術、物理耐性、銃耐性、即死無効
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〇寸評
本来は体力と防御が高い重騎士タイプだが、アンシュラオンと出会うまで成長率が悪かったことが影響しているので、HPを含めてまだそこまで高くはない。
ただし、ギアスおよび魔石の影響で成長率が急上昇しており、もともと傭兵だったこともあって肉体そのものは強い。
DBDとの演習で盾スキルも向上。戦気の扱いはまだ未熟だが、スキル構成が耐久特化なので数値以上にタフ。
実はマイナススキルが一つもなかったりする。(体育会系が強化された結果)
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名前 :ベ・ヴェル
レベル:58/99
HP :2900/2900
BP :480/480
統率:E 体力:C
知力:F 精神:D
魔力:E 攻撃:C
魅力:C 防御:E
工作:E 命中:D
隠密:E 回避:D
【覚醒値】
戦士:3/6 剣士:1/4 術士:0/0
☆総合:第七階級 達験級 戦士
異名:黒姫の牙、血纏の赤鬼
種族:人間
属性:滅
異能:血纏の赤鬼、不屈、根性、反骨心、単体剣術強化、即死無効、女戦士の誇り、短気
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〇寸評
ベ・ヴェルはサリータとは逆に攻撃と回避が高いタイプ。マキとは違ってHPも高いウォーリアー型の火力特化戦士だが、サリータと同様の理由でまだそこまで高くはない。
『短気』はまだ直っていないが、力をつけてきたことで徐々に安定。『反骨心』によってプラスになることもある。
サリータより剣士因子が低いのは、剣気がほぼ出せないことが原因。その代わりサリータより戦士のほうに適性がある。(サリータは剣気が出せる)
魔石の力で『滅属性』が強化されているので、魔石使用時の火力は数値以上に高い。
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名前 :アイラ・マーフーバ
レベル:42/125
HP :860/860
BP :345/345
統率:F 体力:C
知力:F 精神:F
魔力:E 攻撃:D
魅力:C 防御:F
工作:C 命中:E
隠密:F 回避:D
【覚醒値】
戦士:0/0 剣士:2/6 術士:4/6
☆総合:第六階級 名崙級 剣術士
異名:黒姫の導き手、不可逆の舞い手
種族:人間
属性:光、陽
異能:不可逆の舞い手、阿吽の呼吸、下級踊り子、二刀流、完全精神耐性、知能低下
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〇寸評
小百合やホロロとは異なり、術士因子の一部は通常時でも適用されるため評価が高く、『剣術士』として評価されている。因子が高いのは魔石の力に加えて相性とシンクロ率が高いため。
剣士としての才能は非常に高く、ユキネに匹敵するほど。ファテロナ以上に魔法剣士としての才能がある。地味にユキネよりも体力が高い。
一方でステータスの上昇率は低い。翠清山でも山脈における戦闘があまりなかったのでレベルもサリータたちに負けている。
ただし、当人の精神力は弱いものの、唯一魔石を使用せずとも『完全精神耐性』があり、場合によってはアンシュラオンの支配力すら防いでしまうこともある。
ちなみに極度の『パニック』と『尻振り癖』は直った(アンシュラオンが直した)
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名前 :ベルロアナ・ディングラス
レベル:65/140
HP :5800/5800
BP :1120/1120
統率:E 体力:B
知力:F 精神:A
魔力:E 攻撃:C
魅力:AA 防御:C
工作:F 命中:E
隠密:F 回避:E
【覚醒値】
戦士:4/8 剣士:3/8 術士:1/4
☆総合:第六階級 名崙級 戦士
異名:ディングラスの後継者、恋する金獅子
種族:人間
属性:光、時、星、夢、実、王
異能:オルワンフェス・ゴールド〈金獅子の咆哮〉、全武器種完全習熟(未完)、根性、無垢、上級スレイブ使役術、物理耐性、術耐性、毒無効、即死無効、お嬢様、知力低下、意識混濁、記憶障害、馬鹿、お友達症候群、乙女の恋心
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〇寸評
耐久型戦士タイプ。才能お化け。
アンシュラオンと関わったことで完全に武人として目覚め、翠清山の戦いを経て順当に成長している。才能とスキル構成だけならばすでに王竜級に近いが、マイナススキルが足を引っ張る。
秘宝使用時およびユニークスキル覚醒時が強すぎるが、BP消費量が激増する弱点は変わっていない。
彼女は恋をして…いる? その結果は本編で語られるだろう。
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名前 :ファテロナ
レベル:65/65
HP :1440/1440
BP :850/850
統率:C 体力:E
知力:C 精神:B
魔力:C 攻撃:C
魅力:B 防御:F
工作:B 命中:A
隠密:AA 回避:A
【覚醒値】
戦士:0/0 剣士:3/3 術士:2/2
☆総合:第六階級 名崙級 暗殺者
異名:金獅子の侍女長、毒殺のファテロナ
種族:人間
属性:風、虚、滅
異能:ハイブリッド〈混血因子〉、護衛、毒殺、暗殺、分身、物理カウンター、毒無効、お嬢様への忠誠、お嬢様のトラウマを抉る趣味、お嬢様への歪んだ愛情表現、お嬢様の泣き顔は最高に快感、奇行癖、暴走
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〇寸評
ステータスは「ザ・暗殺者」といった『紙装甲』のスピード特化の剣士型暗殺者タイプ。
相変わらず毒による大量虐殺に加えて、暗殺術奥義による単体攻撃も得意な怖いお姉さんだが、すでに才能の限界に差し掛かっている。
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名前 :キャロアニーセ・ディングラス
レベル:90/99
HP :9500/9500
BP :3220/3220
統率:A 体力:AA
知力:B 精神:AA
魔力:A 攻撃:C
魅力:AA 防御:A
工作:C 命中:D
隠密:F 回避:D
【覚醒値】
戦士:6/6 剣士:0/0 術士:0/0
☆総合:第五階級 王竜級 戦士
異名:金獅子の良妻賢母
種族:人間
属性:火、炎
異能:集団統率、女傑、不屈、根性、気迫、一騎当千、物理耐性、術耐性、毒無効、即死無効、暴れん坊
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〇寸評
アンシュラオンによって復活したキャロアニーセのステータス。長時間の命気治療を受けたことでレベル上限が少しだけ上がっている(元はレベル90でカンストしていた)。
本格的に交わってギアスをかければさらに上がるが、アンシュラオンが『穴兄弟』になることを嫌がっているので、ほぼ不可能。
ベルロアナを産むためにディングラスに呼ばれた女性で、金獅子を完成させるためのパーツでもある。能力は典型的な耐久防御型の戦士。
実家は自由貿易郡の良家(商家)の一つで、留学中の若きアニルに口説かれて嫁入りした。が、優れた武人としての資質ゆえに問題児であり、盗賊団や悪質な傭兵団を単独で壊滅させていたことで嫁の貰い手がなかったのが実情。(縁談があっても自分で破談にしてくる)
プライリーラ・ジングラスが彼女の依頼で自由貿易郡に行っているのは、実家の伝手を使っているからである。
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名前 :グランハム
レベル:66/75
HP :2680/2680
BP :1220/1220
統率:AA 体力:C
知力:B 精神:B
魔力:A 攻撃:C
魅力:C 防御:D
工作:A 命中:B
隠密:C 回避:C
【覚醒値】
戦士:1/1 剣士:3/4 術士:0/0
☆総合:第七階級 達験級 剣士
異名:ハングラスの戦闘総隊長
種族:人間
属性:水
異能:上級術符技術、上級集団統率、上級戦闘指揮、気迫、護衛、中級商人、人望、信頼感
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〇寸評
アンシュラオンたちに見慣れてしまうと簡素だが、戦闘指揮に特化した優秀な人材である。
タイプとしてはテクニック型の技巧派剣士で、高い魔力と精神を生かして術符で戦う『術符剣士』かつ、さまざまなサポート技術を体得した忍者寄りの性能をしている。
警備商隊も一応は商隊なので、相手を滅ぼすことよりも財産を守ることに特化している。
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名前 :ベイロス・ガンプドルフ
レベル:85/85
HP :7580/7580
BP :1950/1950
統率:SS 体力:A
知力:B 精神:AA
魔力:A 攻撃:AA
魅力:AA 防御:A
工作:C 命中:AA
隠密:D 回避:C
【覚醒値】
戦士:5/5 剣士:6/6 術士:0/0
☆総合:第五階級 王竜級 剣士
異名:雷範剄のガンプドルフ
種族:人間
属性:雷、帯、実
異能:雷妖王の寵愛、聖剣適合、エル・ジュエラー、将軍の威風、集団統率、上級戦闘指揮、愛国心、単体剣術強化、信念、不屈、根性、反骨心、覚悟完了、即死無効、雷耐性、A級魔人機操縦技術、不運
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〇寸評
聖剣未使用時のガンプドルフ。
当人が言っているように「才能が無かった」ため、努力で上げられる限界まで鍛錬を積んでいる。これが彼の素の限界値である。それでも優秀な騎士ではあるが、西側の評価基準が厳しいので低く見られる。
数値としてはサナに似たバランス型剣士だが、高い耐久力と技術を生かして防御を捨てた攻撃特化の戦い方を得意としている。
戦気の質が高く戦闘経験値も高いため数値以上に強い。単独でも高出力モードのアンシュラオンとも戦える実力者である。が、一番の持ち味は高い統率力による艦隊司令官としての粘り強さにある。
また、あくまで剣士なので武具を扱う能力が高く、聖剣以外にも優れた剣や盾、鎧を装備することで数値はいくらでも上昇する。
さらに魔石「シャクティマズ・グラズム〈雷範の結合者〉」を使うことで能力が一時的に三倍になるうえ、聖剣を発動させれば火力が超上昇する。(三倍になるのは素のステータスで、それが戦気によって倍増されていく。魔石使用時はすべての攻撃が雷属性になる)
聖剣使用時は実質的に『聖璽級』になるので、この状態ならば魔戯級の敵も倒せる。ただし、『不運』である。
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名前 :アンドリュー・ゼイヴァー
レベル:78/110
HP :6220/6220
BP :1650/1650
統率:B 体力:AA
知力:D 精神:B
魔力:A 攻撃:A
魅力:B 防御:B
工作:D 命中:A
隠密:D 回避:A
【覚醒値】
戦士:4/5 剣士:5/7 術士:0/0
☆総合:第六階級 名崙級 剣戦士
異名:蒼穹の槍騎士
種族:人間
属性:風、嵐
異能:エル・ジュエラー、天才、戦士因子強化、集団統率、中級戦闘指揮、上級槍術、愛国心、信念、気迫、覚悟完了、即死耐性、頑迷、復讐心、女性庇護欲
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〇寸評
聖剣王国、雷の艦隊の遊撃隊長。
戦士因子が減衰しづらい『戦士型剣士』であるため身体能力が高く、剣士としての火力も併せ持つ攻防に優れたアタッカーである。
命中と回避も高く、暗殺者といった速度重視の相手にも強い。また、空中戦が得意という特異な能力を持っているので、その点においても貴重な武人である。
才能値はガンプドルフよりも上の『天才』で、このまま成長すれば彼を超える騎士になれるだろう。ガンプドルフ同様に基本は剣士なので、聖剣ほどではないが彼専用の武具を装備すれば、さらに能力が強化される。
完全武装時ならば三大魔獣すら単独で倒せる実力者であるが、欠点は精神的な未熟さにある。『復讐心』はプラス補正もあるが感情が乱れやすくなり、女性に対する特別な感情もマイナスに働くことが多い。
余談だが、当人の性格の問題ゆえに『性交未経験者』である。
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名前 :イヴァン・メーネザー
レベル:65/65
HP :2880/2880
BP :2350/2350
統率:AA 体力:C
知力:A 精神:B
魔力:B 攻撃:B
魅力:C 防御:B
工作:A 命中:A
隠密:C 回避:D
【覚醒値】
戦士:0/0 剣士:3/4 術士:0/0
☆総合:第六階級 名崙級 剣士
異名:先読みのメーネザー
種族:人間
属性:火
異能:先読み、ジュエリスト、副官、上級集団統率、戦術眼、愛国心、堅牢、信頼感、B級魔人機操縦技術
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〇寸評
ガンプドルフの副官。
武人ではあるが戦闘要員ではないので、知力の高い『戦術家』としての側面が強い。『先読み』のユニークスキルによって簡易的な未来予知が可能。
ガンプドルフの副官らしく魔人機の操縦技術もあり、いざという場合は乗ることもできるのが面白い。指揮する部隊全体にも適用される『堅牢』スキル所持者かつ、マイナススキルがないのも安定感がある。
有り余るBPは、一ヶ月不眠でも活動できるように鍛えた結果らしい。(戦時中は三ヶ月間、直立不動で指揮していた最長記録がある)
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※火乃呼と炬乃未は鍛冶師なので除外
※ロゼ姉妹やミャンメイも、まだあまり変わっていないので除外