表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『覇王アンシュラオンの異世界スレイブサーガ』(新版)  作者: 園島義船(ぷるっと企画)
「アーパム財団」編
500/618

500話 「僕は『トイレ』を作りました その1」


 治安維持に関しては、ひとまず黒鮭商会から余った人員を回してもらい、暇なアッカランたちにも他の街に向かってもらった。


 荒野では魔獣や盗賊の被害も続いているので傭兵の仕事が尽きることはない。翠清山以外にも魔獣は山ほどいるからだ。


 また、サナ率いる黒の戦隊にも経験を積ませるために、時間があるときには都市内を巡回させている。


 サリータやベ・ヴェルの戦闘力もかなり上がり、十分にサナを任せられるだけの実力がある。ホロロもいるので最悪な事態には陥らないだろう。


 そして、例の『裏番隊』も少しずつ動き出していた。


 警邏けいら活動が基本の表の仕事とは異なり、彼らの役目は『社会の掃除』である。


 そもそも治安が乱れるのは規律や道徳を守らない者がいるからだ。特にマフィアが関わっている性風俗や賭博業界は、ハピ・クジュネにおいても既得権益になっていてライザックでも手が出せない。


 しかし、暴力だけが生き甲斐の裏スレイブにそんな常識は通用しない。しっかりとアンシュラオンの期待に応えてくれるはずだ。


 事実、先日も三つほどヤクザの事務所を潰したと報告があったが、見事に皆殺しであった。


 百以上の死体が積み重なる現場には、さすがの海軍も驚愕したというから、大いに暴れたことが容易に想像できる。



(何人かは生かしておけと言ったんだが、加減ができない連中だからな。まあ、そのあたりは大目に見るか)



 アンシュラオンがいる時は制御できるが、任せると好き勝手食い荒らすので、だいたい皆殺しになるようだ。(生かしておこうとしても相手が弱くて死んでしまう)


 思えば、血の気の多いヤキチとマサゴロウに加えて、達人のマタゾーや異常者のハンベエもいるうえ、ムジナシとかいうガチでヤバいやつもいるので、彼らに任せておけばこうなるのも当然である。むしろ相手がかわいそうになるくらいだ。


 が、それはあえて放置。


 抑止力はありすぎてマイナスになることはない。彼らには引き続き暴れてもらう予定である。



「さて、オレは術の練習でもするか。人を使うと時間が余るってのは本当なんだな」



 こうして仕事を他人に任せている間、アンシュラオン当人は白詩宮の森で術式の練習をしていた。


 人差し指に意識を集中すると、黄色い色彩が集まっていく。


 そこに指向性を与え―――放つ


 発せられた『雷』が真っ直ぐに飛んでいき、的に命中。


 木で出来た丸い的が焼け焦げて炭化すると同時に、背後にあった岩に十センチ幅の穴があいた。見事貫通である。


 続いて掌を上に向け、三十センチ大の水玉を二つ練り上げる。


 それを放出すると、二つの水玉は交差するように進んでいき、最後に挟み込むように的に命中。焼け焦げた的を破壊する。


 今度は間髪入れずに左手で風を集めて、圧縮して放つ。


 放たれた風圧は、すべてを粉々に破砕しながら吹き飛ばす。


 最初に放ったものは、因子レベル2の『雷貫惇らいかんとん』。


 この地域で手に入る術符の中では最高レベルのもので、サナもよくお世話になっている威力の高い術式だ。


 次に放ったのは因子レベル2で使える『水連球』。


 より威力を増した水玉を二つ生み出して同時に当てる術である。


 最後のものも同じ因子レベル2の『風圧波』。


 以前サナが試練で使ったものと同じで、圧縮した風を叩きつける術式である。


 このほかに火の術式である『火鞭膨かべんぼう』も扱えるが、ここは森なので控えておく。



(因子レベル2程度の術ならば、もう問題ないな。目を瞑っていても使えそうだ。ひとまず因子レベル4まで扱えればいいか)



 一般的な価値観では、因子レベル2の術式が扱えれば一人前の術者と認識される。


 現段階でもその域には達しているし、因子レベル4までならばすでに習得を終えていた。ここまでくれば、もはや一流の術者と呼んでもいいだろう。


 そもそも四つの属性を操れる段階で、アンシュラオンは特別な存在である。


 普通は当人の属性に関わる一種類か二種類の属性しか操れないことを考えれば、こうして多様な術を扱える術士は極めて少ない。


 そして、術式を扱えるおかげで新たな可能性が生まれていた。



(戦気のほうが扱いに慣れているから威力としては不満な点もあるが、術には術の良さがある。なにせこの水は【飲める】からな)



 戦気を使って発した『水気』と、術式で生み出した『水玉』は何が違うのか。


 その最大の違いは、後者が【自然物】である点だ。


 法則に干渉して『自然現象』を引き起こすのが術式なので、実際に本物の水を生み出しているのである。


 攻撃に使う術式に関しては特殊な加工を施すこともあるが、水玉といった基礎の術は大気中の水分を吸い出して作っているため、そのまま飲んでも問題はない。


 荒野において水は貴重だ。命気水は特殊すぎるので、普通の水が扱えることは大きな利点となる。



「次は『錬成』だな」



 ちょうどこれから錬成の練習をするので、その過程を見てみよう。


 まずは袋の中にある『からジュエル』を取り出す。工業用に研磨された以外は何も手が加えられていない普通の石だ。


 試しに『鑑定』すると、こうなる。



―――――――――――――――――――――――

名前 :空ジュエル(E)


種類 :鉱物

希少度:E

評価 :E

概要 :研磨だけされた空のEランクジュエル媒体

効果 :なし


【詳細】

耐久 :E/E

魔力 :E/E

伝導率:E/E

属性 :無

適合型:汎用

硬度 :E

備考 :錬成可能

―――――――――――――――――――――――


 アンシュラオンの網膜に、空ジュエルのデータが映し出される。


 今までは鑑定屋に持ち込むか術符を使わねばならなかったが、いつでも物質の情報を見られるのはありがたいものである。


 この空のジュエルは一般家庭では使われないもので、一般の店頭では置いていないことも多いが、同じ商会の立場ならば業務用として卸業者から入手が可能だ。


 これ自体は希少度が「E」であることから、一つあたり十円もしないクズジュエルである。


 だが、これからやることで価値は百倍以上に跳ね上がる。


 アンシュラオンが空ジュエルを掴みながら、水の術式を展開。


 ここで発動はさせない。あくまで式を展開させるだけだ。


 わかりやすくいえば、方程式だけ作っておいて最後の「イコール」を付けずに残しておくようなものだろうか。


 それをジュエルの表面に焼き付けるように刻むと、石の色が少しずつ水色に変化していった。


 これで錬成終了。『水の燃料ジュエル』が完成する。


 非常に簡単な工程に見えるものの、錬成能力がなければできない専門作業である。


 アンシュラオンも最初の数回は、手袋に似た専用の錬成補助具を使って感覚を覚えたものだ。(普通は何千回とやらねば習得はできないので、数回で覚えられるのが才能の差だろう)


 また、刻む術式の種類によっても錬成までの時間はだいぶ変わってくるし、【プロテクト】をかけるかどうかでも違いが出る。


 もし専用の術式コードを使えば、同じコードを持つ者しか見ることはできなくなり、何を刻んだかを隠蔽することが可能になるわけだ。


 こうしたプロテクトのおかげで販売業者は悪用を防ぐことができ、術士も技術漏洩を防ぐことができる。


 術式は危険なので防犯対策を何重にも施さねばならない『ルール』がある。これもダマスカスにある国際ジュエル協会が定めたものだ。


 ただし、そこらで売られている低レベルの燃料ジュエルに関しては、読解コードが一般公開されており、その限りではない。


 生活必需品にプロテクトをかけすぎると逆に使いにくい、というわけだ。


 一般に公開することで各地域にいる術士がメンテナンスできるようになり、職にありつけるようになる。


 術を絶えさせないためにも必要な措置であるし、定職に就ければ金にも困らず、野良術士による術の悪用も防ぐことができる。


 アンシュラオンも今回は単なる水ジュエルの錬成なので、一般コードを使って術式を刻んでいる。


 錬成後のデータがこちら。


―――――――――――――――――――――――

名前 :水ジュエル(D)


種類 :ジュエル

希少度:D

評価 :D

概要 :水の術式が刻まれた燃料ジュエル

効果 :なし


【詳細】

耐久 :E/E

魔力 :E/E

伝導率:E/E

属性 :水

適合型:汎用

硬度 :E

備考 :錬成強化可能

―――――――――――――――――――――――


 さきほどはEランクの空ジュエルだったものが、一段階上昇してDランクに変化している。


 水の術式を刻んだことで属性も『水』に変わっていることがわかるだろう。


 ジュエルの評価は、鉱物素材と込められた術式によって変化する。


 適合型が『汎用』のものは何にでも使える反面、どれも効果が平均的になるデメリットもあるので、まさに一般大衆向けといえる。


 しかしながら素材がこんな安物のジュエルであっても、アンシュラオンが手を加えればDになることが重要だ。


 この一段階の上昇は、世間では極めて大きな差として扱われる。戦闘能力と同じで、EとDの間、DとCの間には天地の開きがあるからだ。



(錬成は『情報術式』と『元素術式』の二つを扱えないとできない【複合術式】だ。錬金術師の数が少ない理由がわかるよ。術士自体が多くないから、さらに稀少で貴重なんだよな)



 術式には大きく分けて二種類の分野が存在する。


 それが『情報術式』と『元素術式』である。


 ファンタジー要素を入れてわかりやすくいえば、前者が人工的な魔法で、後者が精霊魔法のようなものだ。


 情報術式は、『核剛金かくごうきん』や『原常環げんじょうかん』のように物質の数値を変更または追加して、強化・弱体させることができる。


 城壁の防護結界も情報術式によって形成されているし、回復系の『若癒』の術符なども肉体の遺伝子データを参照して補修を行っている。


 数値をいじるためか情報術式は数式で表されることが多く、アンシュラオンのような感覚重視の人間には若干ハードルが高い分野だ。(パミエルキは得意としている)


 一方、属性を伴う術式の大半は『元素術式』と呼ばれ、必ず精霊の力を借りていることが特徴となる。


 最初に実演した『雷貫惇』や『水連球』などは、大量の原始精霊によって事象が生み出されている。


 そもそも元素自体はあらゆるものの構成要素になっているため、戦気術を含めたすべてが大きな枠組みでは元素術式であるのだが、とりわけその傾向が強いものを区別して呼んでいるわけだ。(戦気術による属性変化は『合成元素』と呼ばれて区別される)


 その元素術式の最大の長短は、【周囲の環境条件に左右される】ことである。


 さきほど述べたように、水の術式にしても大気中から元素を吸い出して水として具現化させている。


 よって、あまりやりすぎると空気が乾燥して、喉がカラカラになるデメリットもあるし、湿気が少なければ水が生まれない可能性もある。


 アンシュラオンの場合は自ら命気を生み出せるため、そこから水分を吸い出すことも可能だが、今は海水を用意して水を絶やさないようにしている。


 資源が少ないところよりも、ふんだんにある場所のほうが展開しやすく、術式の速度と威力が向上するのは当然だ。


 そして、元素術式の多くは『紋様』で表れることが多いため、色彩の世界との相性は抜群である。


 この両者を駆使して『錬成』を行うわけだが、その真髄こそ【数字と紋様の合体】にある。


 錬成したジュエルを術士因子で見ると、数式と紋様が綺麗に交差合体した『図形』が生まれているのがわかるだろう。もし剣と魔法の世界が好きならば、魔方陣と呼び替えてもかまわない。


 男女と同じく、情報術式と元素術式は二つで一つ。陰と陽の関係にあると思われる。


 アンシュラオンもこれに気づいた瞬間、一気に術の理解が深まったものだ。



(慣れてしまえば刻む作業はそう難しくはない。ほぼ単純作業だ。まあ、それが簡単にできないから術士には需要があるんだが、技術があればボロい商売になる。錬金術とはよく言ったものだよ)



 インターネットやパソコンの設定も、業者に頼むと五千円や一万円といった料金を取られる場合があるが、自分でやれば無料である。


 壊れるのが怖くてパソコンのカバーを開くのも嫌な人もいるだろう。だからこそ専門業者による商売が成立する。


 この水のジュエルも元手は十円以下だが、錬成品を売れば数千から一万円以上になる。魔獣素材に頼らずとも金が入るのは実にありがたいことだ。


 その調子で千個のジュエルの錬成が終了。



「よし、これで千個終わったな。エメラーダさんに言われた課題はクリア、と。…で、どうするかな、これ。こんなにあっても仕方ないけど、多すぎて売るにも売れないし…」



 なぜこんなことをしているかといえば、エメラーダに千本ノックならぬ『毎日千回錬成』を命じられたからだ。


 がしかし、作り終えたあとのことは考えていなかったようだ。


 その結果、目の前には膨大な数の水やら風のジュエルが存在する。


 火は料理、風と雷は輸送船の燃料に使えるとしても、問題は水である。


 普通に飲み水として使えばよいのだが、これ一つで軽く百リットル以上はあるので使いきれない。


 かといって、この量を市場に流すと水の相場が大幅に下落してしまい、同業者が潰れることになるので、売るにしても少しずつ調整する必要があるだろう。


 ありすぎて困るとは、なんとも贅沢な悩みである。



(ジュエルは鉱物だから磨耗しなければ長期保存は可能らしい。小さいし軽いから、うちの商会が使うには悪くないけど、どうせまた増えるしな。備蓄以外で何か有効な活用方法はないものか。…ん? あれはサリータか?)



 どうしようかと考えていたところ、サリータを発見。


 彼女は森に作った訓練場でサナたちと鍛錬していたようだ。


 それはともかくとして、サリータが歩いていくその後ろを、自分もぼーっとついていく。


 理由はない。ただ頭の中で考え事をしていたので身体が勝手に動いただけだ。


 そしてサリータが、小さな小屋の前で止まった。


 なんてことはない。ただの化粧室、トイレである。


 白詩宮まで戻るのが面倒なので、森にはいくつかトイレが設置してあるのだ。(ちなみに女性専用)



(トイレ…か。人間である以上、トイレくらいはするよな。優れた武人ならば肉体操作で燃やせるから最悪行かなくてもなんとかなるが、サリータなら行ってもいいよな。ふむ、トイレか。そういえば彼女たちはどうやって用を足しているんだっけ? 最近はサナも自分でやらせることが多いから、久しく『手伝って』いないな)



 サリータが化粧室の扉を開き、中に入って扉を閉じる。


 だが、扉を閉じた部屋の中に『人影は二つ』あった。


 サリータがズボンを下げて用を足そうとした時―――



「―――えっ!?」



 一緒にトイレに入ってきたアンシュラオンと―――目が合う



「………」


「………」



 しばし見つめ合う二人。


 アンシュラオンも無言なので、沈黙が場を支配する。



「あの…」


「ああ、気にするな。ちょっと様子を見たいだけだ。それとも手伝ったほうがいいか?」


「て、手伝う…ですか!? そ、その…な、何を?」


「決まっているだろう。女性のトイレを手伝うのは男の役目だ。遠慮することはないぞ。サナにはいつもしていることだからな。でも今回は独りの場合に、どんな感じでやっているのか見てみたいかな。よし、いつも通りにやってくれ! じー!」


「…は、はい」



(こ、これは何かの修行なのだろうか!? それとも、そういうプレイなのだろうか!? ううう、は、恥ずかしい)



 サナにはいつもしていることでも、まだそういった耐性がない彼女は焦る。(耐性があるのも嫌だが)


 しかし、主人かつ師の命令であれば従うしかない。顔を赤らめながらも用を足す。


 一方、その様子をじっと見つめるアンシュラオン。


 自分は自分のトイレがあるため(まったく使っていないが)、こうして女性専用トイレを改めて見る機会がなかったことに気づいてしまう。



(トイレについては間取りだけ整えて、あとはホロロさんたちに任せていたが、方式としてはホテルと一緒か。小さいのをするときは、砕いた『吸水石』を使うんだったな)



「…ふぅ」


「終わりか?」


「は、はい。お、終わりました」


「大きいほうはしないのか?」


「えっ!?」


「ぜひ、そっちも見てみたい。出るか?」


「そそそっ…それは…っっ!! 師匠、さすがにそれは…!」


「べつに汚いものじゃないだろう。人間の生理現象だ。大丈夫、オレは気にしないぞ。ちゃんと尻も拭いてやるから安心しろ」


「うううううっ―――!! うわーーーーーーんっ!! それだけはご勘弁をぉおおおおおお!」



 さすがに限界に達したのか、サリータは逃げるように出ていってしまった。


 戦いになれば根性を見せる彼女も、トイレのお世話には耐えきれなかったようだ。


 しかも慌てて出ていったため、バランスを崩してひっくり返った音もした。



「ん? 何をそんなに恥ずかしがっているんだ? まあいいや、あとでホロロさんにでも見せてもらおうかな」



 アンシュラオンにとって女性の世話は極めて一般的なことであり、性的な趣向は一切ないことを銘記していただきたい。


 ということで後日、大きいほうはホロロに見せてもらうことになったが、まったく動じることなく快諾してくれた。


 主人の願いならばトイレの大きいほうも躊躇せずに見せる。これぞメイドの鑑である。


 そのおかげでいろいろと課題が見えてくる。



(トイレ―――! そうか、トイレか!! そうだ、トイレだ!!!)



 この瞬間、何かを閃いてしまった。


 そして、これがのちに大きな話題となることを、この段階では知る由もなかった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング

励みになりますので、評価・ブックマーク、よろしくお願いします!
― 新着の感想 ―
[良い点] トイレ作りで話題になるとは……なんか波乱が起こりそう……
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ