キャラクタークリエイト
久しぶりです。ノベルアップのみで連載する予定でしたが、何となくなろうでも連載することにしました。ノベルアップで先行連載していますのでそちらもよろしくお願いします!
終わりなき空は世界で4つ目に発表されたVRMMOだ。
しかし、このゲームは前にリリースされていた3つのゲームと決定的に違う点があった。
それは、各プレイヤーにそれぞれオンリーワンのスキル、プレイヤースキルが与えられるということだ。
これは今までプレイヤーが使えるスキルはゲームリリース当初からあった運営が用意したスキルというVRMMOの常識をくつがえす大きな発表であった。
当然世界中で話題となり、日本のゲームプレイヤーや、ゲームをプレイしたことない人まで、たくさんの人がweb抽選に応募した。
そして今、その新たなVRMMOの世界の物語が幕を開けた。
「ようこそ終わりなき空の世界へ!!私はキャラクタークリエイト担当AIのエアです。
早速ですがこの世界で貴方が名乗る名前を教えてください。」
「エンドで」
「エンド様ですね。それではアバター作成をしていただきます。そこのアバターで変更したい部分をタッチすると変更できますので。ちなみに性別を変更することはできません。」
「わかりました。」
改めてアバターの方を見るとそこには自分が立っていた。
うーん...。正直、現実のままでいいんだけど、それだと勿体無い感じがするので...
「よし、髪の毛だけいじろう。」
現実の私はショートヘアの黒髪だが、この世界ではロングヘアの銀髪にしようと思う。
理由は単純にファンタジーならこれでしょというラノベとかでついたイメージが強かったからだ。
「終わりました。」
「はい、それでは、説明します。
まず、このゲームではステータス値という値はありません。
ステータスは種族の体質と、ジョブの効果、それと耐性スキルなどのスキル、あとは現実の身体能力に依存します。あ、あとアイテムを身につけることでステータスがアップする場合があります。
それを踏まえた上で良く考えて、種族、ジョブ1つ、耐性スキルを選択してください。
因みに、ジョブについては2つの欄がありますが、もうひとつは、プレイヤースキルによって自動で決定します。種族についてもプレイヤースキルによって自動的に変更される場合があります。」
「了解です。」
私の前にタッチパネルが現れ、それぞれ選択欄がでてきた。
まずは、種族だ。
これは4つあるみたいだ。
ヒューマン
獣人
エルフ
ドワーフ
まあ、これは無難にすべての能力が平均的なヒューマンでいいだろう。
次は、ジョブだ。
これは、アサシンにしようと思う。他には魔法使い系統や狩人などのジョブも気になったが、スピードで相手を翻弄する戦闘スタイルの魅力には勝てなかった。
最後は耐性スキル。
これは、魔法攻撃耐性と呪い耐性というものにしてみた。
正直、速度低下耐性というものもあったので呪い耐性じゃなくてそっちにすればよかったのだが、呪いという言葉に興味が湧きすぎて、呪い耐性にしてしまった。
まあ決めてしまったことだからしょうがない。
改めて自分のステータスを見てみよう。こんな感じだ。
プレイヤー名:エンド
種族:ヒューマン
ジョブ1:アサシン
ジョブ2:
プレイヤースキル:
ジョブスキル:気配遮断
危険察知
加速
投石
耐性スキル:魔法攻撃耐性Ⅰ
呪い耐性Ⅰ
装備:アサシンの服 初級
アサシンのズボン 初級
アサシンのブーツ 初級
短剣×2
いい感じだと思う。
「できました。」
「はい、それでは最後に、プレイヤースキルアンケートをします。この質問の解答によってプレイヤースキルが作り出されます。よろしいでしょうか?」
「はい。」
「では、最初の質問です。
貴方はこの世界で何をしたいですか?」
「現実では絶対にできないこと。」
「では2つ目の質問です。
貴方が最近1番なった感情の状態はなんですか?」
「イライラかなぁ...。あまりはっきりとした解答ではないけど...。」
「大丈夫です。
それより、次が最後の質問です。
貴方がこの世界に求めることは何ですか?」
「刺激がある日々。それと、ストレス発散!」
「オッケーです。以上をもちましてキャラクタークリエイト終了です。
プレイヤースキルはワールドに行ってから確認してください。何か質問はありますか?」
「この世界でやってはいけないことはありますか?」
「ありません。ただこの世界が貴方達が生きる現実世界と違くても、この世界の住人は皆この世界で生きていることをくれぐれもお忘れなく。」
「わかりました。」
「他に質問はありますか?」
「ありません。」
「では、今から始まりの街スタトに貴方を転移させます。
貴方の終わりなき空の物語が今ここに始まります!いってらっしゃいませ。」
エアさんの言葉を聞いた私は始まりの街スタトに転移した。
読んで頂きありがとうございました!