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第82録 いざ、飛竜討伐へ!

前回のあらすじ

・ご飯、襲来

・マールさんの食いしん坊は止まらない


今回は飛竜(ワイバーン)討伐に出発!&久々のステータス確認!

 

 ギルドの会議室で、討伐に向けての決起会をしてから二日後。

 俺達は昨日の内に出発の用意を済ませ、朝から宿の前でシャルロッテさんの到着を待っていた。


「しかしまぁ、流石は【教会】の【勇者】と言いますか……食料その他一切向こう持ちとは。助かるけどさ」

「ですね。飛竜(ワイバーン)がいる山岳地帯まで、馬車で一週間はかかるようですから。私としてはお腹いっぱい食べても懐が痛まないのは有難いです」

「それは……まぁそうだね……」

「マールさんよく食べるものね~」


 決起会で決まったのは集合場所の他、山岳地帯までの行程や、それに付随する荷物の用意等だ。

 シャルロッテさんが「向こうに着くまでの食料その他は此方で用意しますので!」と言って一歩も引かなかったので、お願いすることにした。

 このお陰で、俺達の用意は主に自分達で使う武器や道具と言ったものだけとなり、昨日は大分楽をさせてもらった形だ。


 ……マールが食べ過ぎてしまったら、後でコソッとお金で返しておこう……


「エレミア殿、昨日は拙者の小道具作成に付き合っていただいて助かったでござるよ」

【気にしないで。私も初めて見る道具もあって面白かった。また手伝ってもいい?】

「勿論でござるよ! エレミア殿は手先が器用で、助かるでござるからな!」


 近くではララーナとエレミアさんが随分と盛り上がってるみたいだ。

 ……忍の小道具は俺も気になるから後で見せてもらおう。


 朝からそんなやり取りを宿の前でしていると、朝霧の向こうから一台の馬車がやってくる。


「皆さんお待たせしました……もしかして、かなり待っていただいてましたか?」


 御者は当然シャルロッテさんだ。今日は流石にフルプレートのアーマーは着ていないらしい。

 とはいえブレストアーマーの様なものは装備しており、女騎士という見た目からは外れない装いだ。


「いや、こちらもさっき朝食を取り終えて出てきたところです」

「そうでしたか、それは良かった。では皆さん後ろにどうぞ。荷物は【ストレージバッグ】に仕舞ってありますので、十分に乗るスペースがあると思います」


 言われた通り荷台を見ると、大きめのバッグが三つ置かれているだけで、広いスペースが確保されている。

 俺達は空いた所にそれぞれ座ると、シャルロッテさんに声をかける。


「全員乗り込みました。出発しても問題ないですよ」

「了解しました。それでは出発します」


 手綱が出す音が響き、馬車がゆっくりと動き始める。

 さぁ、飛竜(ワイバーン)討伐に出発だ!


 ※※※※※※※※※※


「……暇だな」

「そうでござるなぁ……」


【レムリアリア】を出発して数時間。

 何事もなく……本当に何事もなく馬車は進んでいた。

 現在の御者はマリアさん。隣にはマールが座っていて、二人で何やら食べ物の話をしているようだ。


 暇、とは言ったがそれが一番いいんだろう。

 ここは首都の近くだし、そうポンポン魔物や盗賊が出てきたら困る。

 とはいえ、こうも何もないと暇なのは間違いない。


「シャルロッテさん、何か暇を潰せるものはありませんかね?」

「いえ……すみませんが生憎と娯楽用品は用意してないのです。最近は【教会】も随分と経費に煩くて……」

「……【教会】が経費ねぇ……」


 宗教周りのお金の動きはあんまり深く覗くとえらい目に合いそうだからそっとしておこう。


「まぁ無いものは仕方ない……とはいえこのままだと本当にすることが無いしなぁ……」

「主殿、それでは今のうちに冒険者カードのステータスを確認してはいかがでござるか? 相手は大物、今の自分を確認しておいて損はないでござるよ」


 ステータスか……そう言えばもう随分と確認して無かったな。最後にみたのは……ゴブリン討伐任務の前だったっけ?


「言われて見ればもう随分確認してなかったからしておくよ。有り難うララーナ」

「いやいや、主の為に進言するのは従者の勤めゆえ。当然のことでござるよ」


 当然のこと、と言いつつにやけ顔になってる辺り、俺にお礼を言われて嬉しいらしい。すぐ感情が顔に出る忍者ってどうなんだろうな……


 さて、じゃあ久し振りのステータス確認、いってみようか!


 名前:マキジ・ヨコシマ 

 年齢:18(27)才

 状態:女神の祝福

 所属:冒険者


 ステータス

 Lv.26

 HP:770/770

 MP:370/450

 STR:C

 VIT:B

 DEX:D

 INT:C

 AGL:D

 LUK:A(B)


 所持スキル

【刻印術Lv.1】【鞭術(べんじゅつ)Lv.2】【分析】(認識阻害中)【阻害Lv.3】【異世界言語Lv.5】(認識阻害中)【生活魔法Lv.2】【ストレージ】


 称号:女神の使徒、ギルド特別派遣員


 ……伸びすぎでは?

 ていうかなんか状態がある種の呪いじみたものになってるし!

 あの女神様いつの間にこんなものを付けてったんだ!


「【阻害】がLv3になったのは素直に嬉しいんだけどなぁ」


 これで、一つのものに最大三つまで【阻害】スキルをかけることができる。敵にかけるのもそうだし、味方にかける分が増えるのは有難い。

 ララーナなんか常に一枠【不幸阻害】が発動してるからな。


「どうでござるか主殿? 拙者が考えるに、【勇者】との戦いでグッと強くなられたのでは、と考えているのでござるが」

「え? あぁうん。確かに強くはなってたよ。これなら飛竜(ワイバーン)も怖くないかな」

「おぉ、いつになく強気発言でござるな。でも危ないことはしないでほしいでござるよ? 主殿を守るのは拙者の役目ゆえ!」


 そういうと胸を張ってドンッ!と手で叩くララーナ。

 ……スタイルのいい貴女がそう言うことをすると、目のやり場に困るので止めていただきたい。


 っと、あとは【分析(アナライズ)】でこのよく分からない【女神の祝福】と称号の【女神の使徒】を調べておこう。


【女神の祝福】

 唯一神ルージェニアの祝福。

 祝福を受けている限り、LUKが上がる。

 また、呪い等のバッドステータスを受け付けない。


【女神の使徒】

 唯一神ルージェニアに選ばれし使徒である称号。

 ルージェニアのたった一人の使徒である者に与えられる。


「……よぉし!【認識阻害】!」

「きゅ、急にどうしたでござるか主殿?!」


 黙ってこんな見られたらヤバそうなものを付けるんじゃなぁぁぁぁぁぁい!

 俺は急に【阻害】スキルを使ったことで驚いているララーナを尻目に、心のなかで叫び声をあげるのだった……

続きが気になるぞい!な貴方も、なんじゃつまらんのぅ、な貴方も下の☆から評価して頂けますと作者が泣いて喜びます。

気に入って頂けたらブックマークも宜しくお願いします~!

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