表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダーツで始まる異世界転移冒険録〜【阻害】スキルが存外チートだった件~  作者: 奈良よしひろ
2章~自分の行き先はダーツでなんて決められない~
69/117

第63録 護衛任務、完了!

前回のあらすじ

・レムリアリアに到着だ!

・先ずはギルドへ


今回はギルドに依頼達成報告をするぞ

 

【レムリアリア】の大通りを、ゆっくりとした速度で進む馬車。

 俺達の旅に同行していたマリアさんの護衛任務完了報告をするために、先ずはギルドを目指している。


「それでマリアさん、【レムリアリア】のギルドってどんな感じなんですか?」

「う~ん、そうね~。一言で言うなら小綺麗、かしら~?」


 小綺麗……? あんまり冒険者の集まるギルドのイメージには合わない例えに感じるが……


「あれは確かに小綺麗、と呼ぶのが合っているでござるな。拙者、初めは本当に冒険者ギルドなのかちょっと不安になったでござる」

「ちょっと想像がつかないですね。【アーダジオ】の冒険者ギルドも整ってはいましたけど、小綺麗とはちょっと違ったし……」

「うふふ~、実際に見てみれば分かるわよ~。ほら、そろそろ見えてくるわ~」


 そう言って大通りに目を向けるマリアさんの視線を追うと、次第に周りより大きな建物が見え始めてきた。

 建材には石材が使用され、全体的にどっしりとした印象をうけるその建物は、現代でいうところの役所のような形状で、建物も【アーダジオ】の冒険者ギルド位大きいが、何より入り口が今までのギルドで一番大きい。


「なんというか、入り口だけを見ても確かに小綺麗ですね」

「確かに、今までの冒険者ギルドと違って何処か空気の堅さのようなものを感じるな」

「石だけに、でござるか?」


 おう、人が真面目に感想を述べているというのにこのダークエルフ忍者と来たら……


「ララーナ……思っても口に出しちゃいけないことってあると俺は思うんだ」

「?」


 あ、ダメだこの子、自分が駄洒落かましたことに何の迷いもない! 何か悪いこと言った? って感じで首傾げてるし!


「いや、分かってないならいいよ。そういうちょっと抜けてるとこがララーナらしさだと思うし」

「むぅ……何となく主殿にバカにされた気がするでござる」


 気のせい気のせい。


「それじゃ、馬車を停めて中に入ろうか」


 ギルドに併設された駐車場に馬車を停めると、全員でギルドの入り口を通る。


 ギルド内部も外同様、ちょっとお堅い雰囲気が充満しており、ちらほらいる冒険者達の立ち振舞いも何処かたおやかささえ感じる。

 

 ギルドのカウンターも一つ一つが余裕を持って用意されており、職員もキビキビとした動きをしている。悪く言えば機械的とでも言えようか。

 

 さて、見てても仕方ないし、カウンターの一つに向かうとしよう。


「あの、すいません」

「はい、何でしょうか?」

「私は【アレグレッテ】ギルド所属のマキジ・ヨコシマと言います。ギルド職員の方の護衛依頼を受けてこちらまで伺いました。こちら私の冒険者カードと依頼書です」

「【アレグレッテ】から……それはお疲れさまでした。それでは冒険者カードと依頼書を拝見します」


 ギルドの受付嬢はそう言うと俺の提出した冒険者カードと依頼書を確認する。


「……あら? マキジさんはつい先日冒険者になられたばかりなんですね。その上で護衛任務とは、随分と高く評価されておられるようです。それで、護衛対象のギルド職員はどちらに……?」

「あ、すみません。今呼びます。マリアさーん!」


 護衛依頼なんだから当然護衛対象と一緒にカウンターに行かなきゃダメだよな。


「えっ、マリア……?」


 俺が呼んだ名前に反応する受付嬢。なんだろう、知り合いかな?


「はぁ~い、今行くわね~」

「すいません。最初から一緒に来てもらっておけばよかったですね」

「良いのよ~。久し振りだから周りを見て回りたかったしね~」

「それならいいんですが……あ、すいません。こちらが護衛対象のアンナマリアさんです」


 俺はやって来たマリアさんをさんを受付嬢に紹介した。

 したのだが……


「……」

「あ、あのー?」


 受付嬢さんが固まってしまった。


「ほらほら~。首都ギルドの受付嬢が固まってちゃダメよ~」

「はっ!? はい! 失礼しました! ギルド職員カードを拝見しても……?」

「はいどうぞ~」


 マリアさんの言葉で再起動した受付嬢がマリアさんのカードを確認する。


「た、確かに確認しました……マキジさんの護衛任務はこれにて完了です。お疲れさまでした」

「あ、はい。ありがとうございます」


 なんだか歯切れが悪いなぁ。

 まぁ取り敢えずこれで任務自体は完了だな。あとはマリアさんに持たされた荷物を何処かに出さないと……

 俺がそんな事を考えている間にも、受付嬢とマリアさんの会話は続く。


「あ、あの。それでアンナマリア女史。今回は一体どのような御用件で……?」

「【アレグレッテ】ギルドの定期報告書の提出と~……ちょっとギルド長にお話があって~。時間はあるかしら~?」

「は、はい! ギルド長は現在執務室にいらっしゃいますので、アンナマリア女史であれば問題なくお会い出来るかと」

「そう~。じゃあ空いてる倉庫を一つ手配してくれるかしら~? 【アレグレッテ】から持ってきた資材を入れるから~。そこにギルド長も呼んでもらえる~?」

「はい! 直ちに!」


 ……横でやり取りを聞いていたけど、マリアさんの謎がまた一つ深まってしまった……


「マキジくん~聞いていたと思うけど~、ギルド側で倉庫を手配してもらうから~荷物はそっちにお願いできるかしら~?」

「わかりました。問題ないですよ」


 マリアさんにはここまで大分助けて貰っているからな。

 これくらい御安い御用だ。


「マキジくん。依頼の方はどうなりましたか?」


 あちらこちら見ていたマールもこちらにやって来たようだ。


「あぁ、問題なく完了だよ。後は倉庫に持ってきた資材を入れるだけだ」

「そうですか! じゃあ私達のパーティーの初依頼無事達成ですね!」


 そう言えばそうなるのか。なんだかそう言われると嬉しいもんだな!


「じゃあ明日でも成功を祝って美味しいものでも食べに行こうか!」

「良いですね! 是非そうしましょう!」


 おぉ、マールの目が光輝いている……


「すみません。マキジさん、倉庫の用意が出来ましたので移動願えますでしょうか」


 お、どうやら倉庫の準備が出来たらしい。


「分かりました! すぐいきます!」


 それじゃ、さっさと倉庫に行って【ストレージ】の中身を吐き出すとしますか。

続きが気になるぞい!な貴方も、なんじゃつまらんのぅ、な貴方も下の☆から評価して頂けますと作者が泣いて喜びます。

気に入って頂けたらブックマークも宜しくお願いします~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ