1章登場人物
・横島牧二
本作の主人公。
外見年齢は18歳になっているが中身は27歳の元日本人。
日本人としてはとても平均的な見た目をしていたが、転移に際し神に見た目を弄られ、身長や見た目がかなり良くなっている。ちょっと持て余し気味。
実は、死んだという精神的ショックを和らげるために神がちょちょっとしたとき、必要以上にちょちょっとしたので、本人が思ってる以上に冷静な思考が出来る。しかもこのせいで日本への帰還意識は低い。
低い理由は他にもあるのだが…それはまだ先の話。
・神(ジジ神)
マキジがマナルガムに来ることになった元凶。
神だがやることが大雑把。この神が細部に宿ることなどない。
暇で暇でしょうがなかった折に、他の神が異世界に人間を送り出したのを見て、「これは良い暇潰しじゃ!」と自分もやることに。
偶々死んだマキジを見て、「こんなしょうもない死に様を見せてくれるようなやつなら飽きんじゃろ」と思い立って異世界に送ることに決めた。
今もちゃんとマキジのことは覗いている。
・ロイド・タシュケント
アレグレッテの街所属、冒険者パーティー「太陽の剣」のリーダー。38歳。金髪で大柄、かといって無駄な筋肉の付いてない見事な体躯の戦士。
堅実な作戦、戦闘を好むがその反面、これと決めたことに対しては賽の目を振るような作戦を用いることもある。
戦闘外では非常に落ち着いたいい大人。
数年前のとある事件を境にヴァージニア、ライル、マールの三人を冒険者として育てると同時にその事件の決着を今も何処かで望んでいる。
・ヴァージニア・バレンツ
「太陽の剣」のメンバー。23歳。出るところは出、引っ込むところは引っ込んだスタイルのいい赤髪ポニーテールの女剣士。
お姉さん風を吹かせるのが好きで、年下弄りに余念がない。
ユニークスキル【スピードスター】のお陰でかなりの速度を持ち味とする。
が、その反面ダメージを多く受けてしまうと言うデメリットもあり、上手く自分の実力を出し切れないことにやきもきしていた。
それを解決してくれたマキジには感謝と共に少しの好意を抱いている。
マキジと一緒に行くことを決めたマールを少し羨ましいと思っていたりいなかったり…
・ライル・バード
「太陽の剣」のメンバー。17歳。青髪の好青年で「っす」口調が特徴。年齢は若いが将来有望な守護者。
お調子者のような雰囲気だが、意外と空気は読める。
【頑強】はユニークスキルであり、あまり所有者がいない。
その性能から騎士になるものが多いらしいが…
因みに、昔からの幼なじみがおり、その仲は良好。
見た目年の近いマキジには親近感を感じている。
・マール・ロゼット
「太陽の剣」のメンバー。20歳。栗色のショートヘアーに青い瞳が特徴の回復術士。実は着痩せするタイプ。
年の割に幼い振る舞いもあるが、大事な場面ではきっちりお姉さん。
ゴブリンから助けて貰ったときからマキジには好意を持っている。
戦争孤児であり、食べ物に執着するはその影響。
また、「大切な人もいつか居なくなる」という考えを持っており、人に対しては執着を見せていなかったが、マキジは妙に気になるようだ。
一章の最後に旅に出るマキジへ付いていくことを決めた。
・アンナマリア
アレグレッテの街にある冒険者ギルドの職員。年齢不詳。
長くフワッとした新緑色の髪に糸目の優しげなお姉さん。
そして圧倒的破壊力を持つ母性の象徴。
おっとりしていて喋り方も間延びしているが、仕事はバリバリ出来るキャリアウーマン。昔は名うての魔術師だったらしい。
実はギルドの財務面で一番力を持っており、ゴブリン討伐任務の宴会は事前に申請せずロドリゲスが行ったので、ハゲはエライ目にあわされたとか何とか。
・ロドリゲス
アレグレッテの街の冒険者ギルド、ギルド長。48歳。
頭は見事なツルッツル。そしてマッチョ。
辺境故に荒くれものの冒険者が集まるアレグレッテの冒険者ギルドをその豪快さで纏めている何だかんだ凄い人。
冒険者ギルドのギルド長としてはかなり若く、アレグレッテ所属の冒険者の中には彼より歳上の人が何人もいるが、何故か彼が今のポジション居るのかはアレグレッテ七不思議の一つ。
昔は凄腕の冒険者だったらしい。実は妻帯者。
・ボリス
アレグレッテの街の冒険者ギルド、副ギルド長。40歳。
時折怪しい光を放つメガネをかけたヒョロッとした男。
豪快なロドリゲスのせいでとんでもなく影が薄い。
優れた薬剤師で、辺境には素材を求めてやって来たのだが、なんの因果かあれよあれよと言う間にギルドの副ギルド長になっていた。
ぶっちゃけ影が薄いのは研究ばかりしているからだが、ギルドの仕事もちゃんとしている。
独身。
・ガデツ
アレグレッテの街で武器工房【アイゼン工房】を営むドワーフ。90歳。
ドワーフとはこう!と言えるずんぐりむっくりした体格で髭モジャ。腕の筋肉が凄い。
マキジの【阻害】スキルで炉が壊れなくなったのを良いことに、バカみたいな火力で運用したりしているらしい。
実はドワーフの里では結構名の知れた人物らしいが…?