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第110録 王城へ!

前回のあらすじ

・グウェン王子をおもてなし

・受勲式は一週間後

 

「マリアさん、どうですか? どこかおかしいところはないですかね?」

「大丈夫よ~。よく似合ってるわ~」


 グウェン王子が【竜殺し】の受勲式の日取りについて、伝えに来てくれた日から丁度一週間。今日は受勲式の当日だ。


 あのあと、夕食の材料を買い出しに行っていたマールとマリアさんに、夕食をとりながら事の次第を伝えると、マリアさんが「じゃあ~直ぐに礼服を準備しなきゃね~」と言い出し、次の日早速礼服の準備をギルドを仲介して頼むことになった。

 また、当日までナタリアさんに謁見時の注意事項を教えてもらったりと、中々慌ただしい一週間を過ごすことに。


 ……正直かなり面倒ではあったが、なにもせずに当日を迎えるよりは、しっかり準備した上での方が気持ちは楽だからな。


「私のほうはどうかしら~? マキジくんからみておかしくない~?」


 先程まで着慣れない礼服を着るのに手間取っていたところ、先に着替えを終えていたマリアさんがやって来てくれたので、手伝ってもらっていたのだが……ふむ。


「月並みですけど、よく似合ってますよ。いつものギルド職員用の制服とは違うんですね」

「うふふ~、ありがと~。これは式典なんかに出るときに着る服なのよ~」


 そう言うマリアさんが着ているのは、タイトスカートにスーツと言う、まるで女教師のような服だ。

 ……正式な名前は知らないが、まぁパッと見そうとしか言い様のない服装ではある。

 普段のふわふわした長い髪も纏められ、肩にかけられている。装飾や化粧もは華美でなく、彼女自身の美しさが全面に押し出されている。


 ……普段見えないうなじの部分が見えてるのが個人的に凄くいいな!


「……もう~そんなにじーっと見られたら恥ずかしいわ~。着替え終わったんだし~、マールさん達も待ってると思うから一階のエントランスに行きましょ~」

「あぁすいません、やっぱり普段と違う髪形とかしてるのを見るとつい……じゃ下に降りましょうか」


 二階にある自室からマリアさんと共に出て、一階へと降りる。


「あれ? いないですよ?」

「あら~? 私がマキジくんの部屋に行くときは居たんだけど~……」


 みんなどこに……と思っていると、外の方から三人の声が聞こえてくる。


「もしかして、もう迎えの馬車がきたんですかね?」

「かもしれないわね~。私達も出ましょうか~」


 エントランスからそのまま、玄関から外へと出る。


「あ、マキジくん! 王城から迎えの馬車がきましたよ!」

「主殿も着付けが終わったようでなによりでござる」

【中々似合ってる】


 するとそこには、予想通りマール、ララーナ、エレミアさんの三人が。そして……


「おぉ! 中々様になっているじゃないかマキジ! うむうむ、元々見た目は良かっただけに、これなら貴族の女子共も放ってはおくまい!」

「グウェン王子……また来たんですか……」

「うむ、まぁ式典まで暇でな。次いでなので私が迎えに来たと言うところだ。決して準備がめんどくさかったとかではないぞ!」


 本音が漏れてる放蕩王子がいた……


「まぁ私のことはいいだろう別に。今更だしな。それよりも、だ。初めて君達に会ったときから思っていたが、本当に美女揃いだな?」

「……まぁ、そこは否定しませんよ」


 グウェン王子に言われて改めて外にいた三人を見る。


「な、なんですか……? どこかおかしいですかね……?」

「むぅ……こうして正式な忍装束を着るのは久しぶりにでござるから、ちょっと恥ずかしいでござるな……」

【……今更服を見られても何ともない。何とも、ない】


 マールの着ているのは真っ白な生地に、赤や金の糸で刺繍が施されているローブだ。回復術士が式典等で良く着るらしい。

 杖を持っている姿はなかなか様になっている。


 それと対象なのがララーナだ。いつものピッチリしたレオタード見たいな服でなく、黒色の忍装束を着ている。なんならこっちの方が普段着でもいいと思うんだが……なぜこっちのほうが恥ずかしいんだ……?


 そして最後はエレミアさんなのだが……


「……なんで巫女服っぽいんだ……」

【昔、東方の優秀な紋章術士が好んで着た服らしい。初めて着たけど悪くない】


 色が赤じゃなく黒、という点以外はまんま巫女服だ。

 金髪のエレミアさんが着ると、どうしてもコスプレみたいに見えてしまうのはまぁ、日本の巫女さんを知ってるからなんだろうなぁ。


「うん、皆良く似合ってるよ」

「えへへ……ありがとうございます!」

「ふふふ……主殿が気に入ったのであれば、これからはこちらの服で活動するのも悪くないでござるな」

【誉めてもらえるのは悪い気はしない】


 お世辞でなく、皆本当に良く似合ってる。

 ……ララーナはいつもの服も嫌いじゃないからね?


「うむうむ、美男美女が出る式典ともなれば盛り上がるだろう! さ、お互いの服装を誉めあった所で馬車に乗ってくれ。そろそろ時間だからな!」

「あ、すみません。それじゃあ皆、忘れ物はないかな?」

「私は大丈夫です!」

「拙者もでござるな!」

【問題ない】

「皆問題無さそうね~。遅くなると悪いから~急ぎましょ~」


 さぁて……それじゃあ初めての王城へ行くとしようか。

続きが気になるぞい!な貴方も、なんじゃつまらんのう、な貴方も下の☆から評価して頂けますと作者が泣いて喜びます。

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