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第108録 アクティブな王族

前回のあらすじ

・食器棚選びは任せた!

・家具を御安く購入


今回は家に帰って来たところで、誰かやって来たようで……?


「どうも、ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております」

「こちらこそ、いい買い物をさせてもらいました。また来ます!」


マール達の選んだ食器棚と、頼んでいたベッドその他の家具を金貨12枚で購入、【ストレージ】に仕舞いブルテーさんの店を後にする。

しかしまさかの食器棚が金貨2枚するとは思わなかった……パッと見た感じ、オーソドックスな食器棚だったんだけどなぁ。

やっぱり所々に施されていた細工のせいなんだろうか。


まぁ、いいか。俺にとってはマール達全員で選んだ食器棚というものに価値があるわけだし。

そんなことを考えながら、近くに停めてあった馬車の中へと入る。


「何はともあれ、これで一応あの家で生活できる用意は出来たかな」

「そうですね。売れるまでギルドが最低限管理してくれていて、水回りも直ぐに使えるのはありがたいです。今晩から私が腕を振るっちゃいますよ!」

「うん。楽しみにしてるよ」


むんっ! と力こぶを作るポーズをするマール。

マールの作るご飯は普通に美味しいからな。今晩も期待しておくとしよう。


「それでは皆さん乗り込まれたようなので出発しますが……どうされますか? 一度ギルドに戻られますか? それとも御自宅に?」


マールと話しているうちに、皆馬車に乗り終わったみたいだな。

御者席のほうからナタリアさんが行き先を聞いてくる。


「うーん、今日はもう特にギルドに用はないと思いますので、家まで送ってもらっていいですかね?」

「承知しました……では出発します」


俺の答えを聞いて、馬車が発車する。


「戻ったらまず、皆の部屋にベッドと書き物机を置くことにするけど……皆はどうする?」

「私はさっき言った通り、晩御飯の用意をしますね。買い出しついでに、近くにどういうお店があるのかも見ておきます!」

「あら~、じゃあ私もお手伝いしようかな~? 近くのお店は私も気になるし~。いいかしら~?」

「もちろんです! 色々見て回りましょう」


マールとマリアさんは晩御飯の用意をしてくれるようだ。

序でに家の近くにあるお店をチェックするみたいだな。晩御飯の時にでも、どんな店があったのか聞いてみようか。


「拙者は庭先で訓練するつもりでござるが……マール殿、拙者もなにか手伝うでござるか?」

「私の方はマリアさんがいるから大丈夫ですよ」

「む、そうでござるか。では訓練を……」

【ララーナ。訓練もいいけど、時間があるなら一緒に道具、考えない?】

「……と思ったでござるが、折角のエレミア殿の御誘い、喜んで御一緒させてもらうでござる」


残りの二人、ララーナとエレミアさんは一緒に道具を考えるようだな。

今回の飛竜(ワイバーン)討伐でも凄く役にたってたし、二人の新アイテムに期待するとしよう。


……それにしてもララーナって何もないときよく訓練しているようだけど、そんなに訓練が好きなのだろうか……

今度暇があるとき、俺も一緒に混ぜてもらおうかな。


※※※※※※※※※※


「ナタリアさん、今日はどうもありがとうございました」

「いえいえ、これもお仕事ですから……それでは皆様、またギルドでお待ちしております」


揺れる馬車で家まで移動すること数十分。送ってくれたナタリアさんにお礼を言い、見送る。


「さて、と。それじゃあそれぞれやることをやってしまおうか!」

「わかりました。それじゃあ私達はこのまま買い出しに行ってきますね! 行きましょうマリアさん!」

「はぁ~い。うふふ~、どんなお店があるか楽しみね~」


馬車で言っていた通り、マールとマリアさんはそのまま晩御飯の材料の買い出しに行くようだ。


「何もないと思うけど、気を付けてね」

「はい! ……といっても私が何かに気づく前に、マリアさんが気付いちゃいそうですけど」

「あら~? 私だって完璧じゃないのよ~? ちゃあんとマールさんも周りに注意してね~?」

「はーい。それじゃマキジくん! 行ってきます!」

「うん。いってらっしゃい」


俺がいってらっしゃいを言うと、マールはニッコリ笑ってぶんぶんとこちらに手を振りながら、二人は通りの向こうに歩いていった。


「……さ、それじゃあ俺達は中に入ろうか」

「うむ、そうでござるな。エレミア殿、拙者達は談話室で集合するでござるか?」

【うん。折角ソファーもあるし、そうしよう……あ、マキジ】

「ん? どうかした?」

【私の荷物は部屋に適当に置いてくれて構わない。片付けは……自分でやるから】

「……ホントに?」

【だ、大丈夫。ちゃんとする】


エレミアさん、片付けが苦手みたいだからなぁ。ちょっと不安だ……

そんな話をしながら、俺は家のドアを開けようと取っ手に手を触れる。


「……おっと主殿。どうやらお客人のようでござるよ」


そしてドアを開こうとしたところで、後ろにいたララーナが急にそんな事を言い出した。


「お客さん? この家さっき買ったばかりなのに……?」


不思議に思いながら、後ろを振り返る。

すると確かに、先程まで何も停まっていなかった外の門の前に馬車が止まっている。


「……よく気づいたねララーナ」

「これでも忍の端くれでござる。これくらいであれば何てことないでござるよ」

【……あの馬車、妙に造りがいい。一体誰が?】


エレミアさんの言うとおり、ここから見える馬車はちょっと豪華なように見える。

……うーむ。嫌な予感がしてきたぞ。


すると、そんな俺の予感に呼応するかのように、馬車のドアが開いて中から人が出てきた。

豪華な馬車でやって来たその人物とは……


「マキジ! 一週間と少しぶりか! 私が受勲式の日取りを伝えに来たぞ!」


野営地で少し前に出会ったばかりの、グウェン第三王子、その人だった……

続きが気になるぞい!な貴方も、なんじゃつまらんのう、な貴方も下の☆から評価して頂けますと作者が泣いて喜びます。

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