25話
遅れてすみません。
ではお楽しみください。
視点変更フレイ
私たちは今部屋の中にあるソファーに座って
オークたちが部屋の大掃除をしているのを
傍らにニヤニヤしながらたたずんでいるウェルとみていた。
「で、これはどういうことなのだ?」
「といいます~と?」
「目の前で起きている事の説明を求めているのだ!」
「そんなの見たまんまですよ~。
目の前には汚い部屋があってそれをオークが
掃除して部屋を綺麗にしているのですよ~。」
「私が聞きたいのは―――」
「それともオークが目の前の女を放って置いてることに
ついてですか~」
「そうだ! 先ほどまであんなに餓えた猛獣のような
目をして見ていたのになぜ私たちを置いて掃除しているのだ!」
オークたちは私たちに見向きもせず一心不乱に掃除をしていた。
まだ私のような全身に傷だらけの女ならオーク相手でも
気に留められないのはわかる。
しかし私のすぐ隣で今もなお呆然としているサラは別だ。
彼女は肌に傷などないし容姿も間違いなく美人の部類である。
そんな彼女にもオークは全く気に留めず掃除をしている。
これを疑問に思わないわけがない。
「なんだか襲ってほしいような言い方で~す~ね~。」
「そんな訳があるか!」
「ま~あ、あなたが言いたいことはわかりますけど~ね。
ああ、そこのあなたちょっといいですか。」
ウェルはそういうと今しがた外に出ようとしたオークを引き留めた。
「ん? なんですかウェルさん?」
「不躾な~あ質問なんだけ~ど、あなた~は人間のメスと交尾したい
です~か?」
私とサラはウェルのいきなりの質問に息をのむ。
私が余計なことを言ったせいで逆に窮地に陥ってしまったと
思ったがその懸念はすぐ取り払われた。
「はあ~、何言ってるんですかウェルさん。
なんで俺が人間と交尾しなきゃいけないんですか?
ってそういうことですか。」
オークは私たちの方を見て合点がいったような顔をした。
「いいですか人間の女性の方々、俺たちオークが人間の
女を捕まえて玩具にしてるなんて全くのでたらめ
ですからね。そういうことをするのは罪を犯した罰として
捕まってもなお暴れようとする人間を無力化するための
手段ってだけですからね。だいたい何が悲しくて
種族がちがう女を抱かなくちゃいけないんすか。」
オークはそういううとウェルに一礼して去って行った。
「あれがオーク全体の認識で~す。そもそもオークとは
あの見た目に反してとてつもなく綺麗好きなんで~すよ。
ぶっちゃけて言いますと僕が指示を出さなければ
このオークた~ちはこの部屋のリホームまで勝手に
初めてしま~うでしょ~ね。
だけどそ~れはお金がかかってしまうのでこうやって
僕が常に見張って~え、いるのですけど~ね。
ほら今の魔王軍人材確保のためにお金使って
金欠ですか~ら。」
話が終わったと同時に部屋が見違えるほどきれいになり
オークたちがここに何を置こうここにあれを貼ろうなど
リホームの話を始めたので仮面の男ウェルが急いで
それを阻止しに行った。
私はその光景を見て先の話を聞いて
自分が今まで見たきた聞いてきた魔物の事に
どれほど真実がありまた偽りがあるのかふと疑問に思ってしまった。




