21話
ありのまま起こったことを説明するぜ。
小説を書いていたらパソコンがいきなりフリーズして動かなくなっちまった。
何を言っているかわからねえかもしれないが本当のことなんだ
はい、ということで生きてます。更新二か月も遅れてしまい申し訳ありません。
更新再開します。
魔王は声の方向に視線を移すとため息を一つついた。
「貴様一体ここに何の用だ? 頼んでおいた仕事のほうは
終わったからここにいるのであろうな?」
魔王は少しばかり殺気を込めながら声の主に言うが、
当の本人であるそのおかしな恰好をした男は
なんともあっけからんと軽口で返した。
「やだな~そんなものとっくに終わってますよ~
俺はね遊ぶにしてもまずやることをやってからじゃ
ないと気になってしょうがないって性格だからね~
あとは工房の職人の皆に頑張ってもらうだけだよ~。」
「まったく何がやることをやってだ。
現場の監督・指揮という仕事をほっぽり出して
今ここに立っている時点で説得力がないぞウェル。」
「そうですか~? 俺はあんましそういうことが
向いてないから現場にいたもっとも適任者に仕事を
任せてきただけですよ~。
それにあとは量産するだけなんですから俺にやれることは
ほんとに何にもないですよ~。」
「貴様もうそんな所まで作業を進めていたのか...。」
それからも魔王はウェルという語尾をやたら伸ばす変な男としゃべっているが
正直私とフレイは状況がうまく飲み込めずポカンとしていた。
どうすれば視線を彷徨わせていたらクロカの姿を
とらえたがクロカは頭が痛いといったようなこめかみに
指をあててあきれていた。
しかし、私と目が合うと話をもどそうと魔王に話かけた。
「魔王様そろそろこちらのお話の続きをしていただいても
よろしいでしょうか。」
クロカがそういうと魔王とウェルは話を中断した。
「そうだなそうするとしよう。
さて改めて貴様は我のこの手を....」
「ああ! その子たちがさっきクロカに連れてこられた
奴隷だね~! ん? よく見たら賢者に騎士団長様じゃ
無いの~! ねえねえなんでこんな所にいるんだい?
それとなんで仮奴隷契約なんてしてるんだい?」
「おい貴様! いきなり横からうるさいぞ!
それと余計なことをいうんじゃない!」
え? 仮奴隷契約? なにそれ
「ええなんだい余計なことって? はっ!
まさか魔王様まだ仮契約の段階なのに今からこの子達と
よろしくしようとしていたの!?
いつも言ってるじゃーん魔王様にはクロカがいるんだから
他の子に手を出しちゃクロカが怒っちゃうよ~って。」
え、よろしくって....
「馬鹿者!! そんなつもりは毛頭ないわ!
こやつらに素直に話を聞き出すにはこれが
一番簡単だと思ったから契約を結んだだけだ!
変な勘繰りはよさんか!」
「ええ~ほんと~そんなこと言って前に来た
獣人族の子が来た時に鼻の下を伸ばしまくってて
クロカにめちゃくちゃ冷たい目を向けられていて
しどろもどろだったじゃん。それにその変なしゃべり方
やめたほうがいいんじゃない? どうせ仲間にするつもり
なんだからこの先もなんだかんだで話すことが増えるんだから
あとでぽろっと自が出たときにかっこわるいよ~。」
「もう手遅れだよ! コンチクショー!」
私はもう何が何だかわからなかった。
先ほどまで私たちをその凶悪な圧で従わせようとしたり
あまい誘いをかけて人間同士で戦わせようとしていた魔王が
今はその面影もなくただただ目の前で叫んでいた。
「だいたいお前なんなんだよ!
せっかくもう少しで何事もなくシリアスな感じで
仲間にできそうだったのにぶち壊しだよ!」
「いやね、シリアスなのは大いに結構なんだけど~
あの理由でそこなサラさんを仲間にしたら
その~シード君?って人がかわいそうかなーって。」
「おいお前さっきの話を聞いて...」
「あなたそれは一体どういうことですか?」
私は魔王の話を遮って質問した。
それはとても聞き逃せない一言だった。
あの理由だとシードにかわいそう?
ウェルが先ほどの私たちの話を聞いていたのは
この際どうでもいいことだ確かに聞かれていたのは少し
思うところもある。しかし、今の話のどこを聞いて
その結果になったのか。
正直魔王の言っていたことはウェルの乱入により話が
中断されて考える余裕ができた私の頭で考えても
間違っていないし矛盾はどこにもない。
ただシード自身に聞いていないから確実性はないけど
大方合っているはずだ。
だからこそわからない。
この目の前のウェルという男が何を言っているのかを
「どういうことも何も~
まず大前提が間違っているんですよね~。」
「大前提が間違っているって?
一体どういうことだ。」
魔王も先ほど私を魔王軍に抵抗もなく引き入れるために
言葉で諭そうとしていただけあってその言葉を
根本が間違っているといわれて少し食い気味に
言葉を返す。
「あ、魔王様口調ほんとに直したんだ~」
「茶化さなくていいからさっさと教えろ
一体何が間違っているんだよ。
聞いている限りシードという男が勇者にサラを
奪われ傷心旅行に出た矢先死んだのだ。
サラを奪ったのと死んだ原因を作った勇者に
サラがシードの代わりに復讐することの
どこが間違っているというんだ。
それとも裏切ったサラ自身も死ぬべきだと
いうことなのか?」
結局その通りである。
私がブレイの本性を見抜けずシードを裏切り
シードを傷つけそしてシードを死なせてしまった。
話を聞いていた第三者からすれば私も
命を持って償うべきなのかもしれない。
「ああ~違う違うそういうことじゃなくてね。」
「じゃあなんなのだ。」
魔王もいよいよウェルが何を言おうとしているのかを
理解ができなくなって直接問うた。
「じゃあ~あ~。え~とサラさん?」
「はい、なんですか?」
私は早く言葉の意味が知りたくて少し高圧的に答える。
「もう~怖いな~。もっとリラックスしてきいてよ~」
「いいから教えてください何で私がブレイに今の状況で
復讐することがシードがかわいそうだという結果になるのか。」
「うへ~怖い。はいはい教えますよ~。
じゃあサラさんあなたはシードさんのことが
本当に好きだったのですか?」
その質問を聞いて、
その場にいるウェル以外のすべてが固まった。




