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十三話


オークションが終わり

私達の受け渡しの時がやってきました。


黒上の女性の方は

携えていたカバンの中から

金貨の入った袋を取り出して

それを受け付けの人に渡しました。

受付の人は1000万ゴールド入っている事を

確認すると一枚の紙を取り出した。


「確認させていただきました。

 ではここに承諾のサインをお願いします。」


女性は一度書類に目を通すと

問題ない事を確認して紙にサインした。


「はい確かに。

 これでそちらの奴隷はあなた様の

 ものです。この後奴隷の刻印を

 付与しますので少々お借りできますでしょうか。」

 

奴隷の刻印とは封印と似ているのですが

少し違います。

封印の魔法は後付けで色々な命令を付与

するのですが、奴隷の刻印はどれも

初めから内容が決められているのです。

一つ主人には逆らわない

二つ主人に害をなしてはいけない

三つ自害してはならない

の全部で三つです。

奴隷は主が亡くなれば基本奴隷から解放されます。

奴隷は一秒でも早く解放されようとする為

刻印ができる前などは奴隷の反乱が

当たり前になっていました。

そこで奴隷の主人を守るため刻印が生まれ

一つ目と二つ目の命令が付与されることに

なりました。

三つ目の物は奴隷の生活が

辛く死のうとする人が

反乱の人たちと同じくらい多かった

という事で付与されることが決められました。

それともう一つ大きな違いがあります。

それは封印は解除できませんけど

奴隷の刻印は奴隷の主が認めれば

解除することができるのです。


「申し訳ないのですがそれはご遠慮願います。

 私も主を持つ身でして今回は足りなくなった

 人材を確保するために参ったので

 この後すぐにここを立たねばなりません。

 それにこの二人は封印を施されているのでしょう

 それなら奴隷の刻印は必要ありません。」


「分かりました。

 それと今回は額が額なので今この二人が

 来てる服はそのまま着て行ってもらって

 結構です。一々着替えさせてる時間も

 もったいないでしょうから。」


「ご配慮感謝いたします。

 それではこれにて失礼します。

 ほらあなた達行きますよ。」


私達はその女性の方について行き

停まっていた馬車に乗り込みました。

馬車に乗り込むとすぐ

他の従者の人に目隠しをさせられました。


「あなた達が今から行くところは

 少し特殊な所でね。

 周りの景色を見て覚えられて

 後々逃げられると厄介なの

 だからこうして目隠しさせてもらうわね。」


いよいよを持って私達は

何かの実験台にされるようです。

目的地に着いたが最後私達は

生きている事を後悔するような

目に会うはずです。

私は最後の安息と思い馬車に

揺らされながら眠りにつきました。

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