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プロローグ

俺の名前はシード最近流行りの異世界転生を

その身で体験した元高校二年生だ。


俺はどこかの貴族の末っ子でも

TSして貴族の令嬢になった訳でもなく

どこにでもある農家の長男として

生まれた。


転生といっても転生する際に女神や神様に

あったわけではなく、気が付いたら

ベットの上であおむけに寝っ転がっていた。

ちなみに俺の死因は普通に病死。

元から体が弱かった自分は、高2の夏に

自分の高校が出ている甲子園を見ていたら

急にせき込んでしまい何か吐いたなって

思って手のひらを見たらそこには

血がべっとり付いているではありませんか。


俺はそのまま救急車で搬送。

ベットに寝かされそのまま手術室に連行

そして最後に見たのが手術室の天井だった。


したがって俺は最初目が覚めた時、

目に入ったのがしらない天井だったので

いちオタクとして

「知らない天井だ...」

というネタをやろうとしたのだが

なぜかそれは声にならない。


どんなに頑張ってもあうあうとしか

言えないので麻酔でも効いているのかと

思い手を顔の前まで持ってくると

それはすんなり成功した。

しかしそこにあったのは高校生の俺の手ではなく

赤ん坊のような小さい手だった。


ここで優秀なオタクの俺はすぐに状況を

理解した。

ああ、俺転生したんだなと。


ぶっちゃけ状況は理解したけど

すぐに何か行動を起こすことはできなかった。

だって赤ん坊だしさ。


そこからただただ過ぎていく時間に

身を任せながら17年の時が過ぎた。


え、いきなり時間が経過しすぎだって?

しょうが無いじゃん。

これと言って出来事が無かったんだから。


俺の事を話すとすれば

魔法が発現した・可愛い幼馴染がいる位だ。


説明求む?

まあざっくり話すと


魔法は希少な部類の物が手に入った。

その名も強化魔法!

その名の通りありとあらゆるものを

強化する魔法だ!

まあ自分以外の物を強化しようとすると

効力は半分位になるし、

自分を強化しても、元々のステータスが

貧弱な事から1に2をかけたみたいに

大したことのない残念な物になっている。


可愛い幼馴染の方はあまり

長く説明すると惚気っぽく聞こえるから

大した説明はしないけど、あり大抵の

事で表現するのならアニメに出てくる

ような美少女ヒロインがそのまま出てきた

ようなものだと考えてくれればいい。

しかも、賢者なんてスキルまで手に入れる

とっても優秀なやつなんだぜ。

そんな奴が俺の婚約者なんだぜ。

もう人生の勝ち組と言ってもいいだろう。


そう勝ち組だと思っていた。

あいつ、勇者が俺たちの前に現れるまでは。



俺が今住んでいるこの世界では、18歳にならないと

結婚することが出来ない。

したがって現段階で俺と幼馴染のサラはまだ

婚姻という関係でしかなかった。

これは俺とサラそして二人の両親も納得していることで

つけ入る隙は無いだろうと思っていた。

だから俺はあの時あのような決断をしてしまったのだろう。


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