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魔法の使えない魔法使いはしぶしぶ筋トレを始めました。  作者: スフレ
第1部「魔法の使えない魔法使い」
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魔法学校

入学してから約1ヶ月が経った。


一時期、本気で大魔法使いを目指していてバリバリ勉強してた事もあり、授業内容は簡単だった。


魔法学校、5年制、全寮制の魔法を専門的に教えて貰える学校だ。

ここを卒業すれば確実に魔法使いになれる。しかも大魔法使いのほとんどは魔法学校を出ている。


入学試験主席、期待の生徒である俺からすれば楽勝過ぎる・・・。

ただし、一つ問題があった。


実技授業、魔法を実際に扱う授業だ。


今日の授業内容は熱力魔法の応用で、空気の流れを熱で制御して風を起こすという感じの授業だ。


魔法使いになりたくて入学してきた人々が生徒なだけあってほとんどが魔法を上手く使えている。

今日も半分以上が風を起こせていた。


俺は魔法適性が0。よってどんな簡単な魔法も使うことはできない。

使えるのは強化魔法だけ、これもただの設定であって実際は使えない。


毎日の実技授業をどう乗り切るか、それが大きな問題だった。


今回の授業に関しては鬼龍闘気により身体能力を極限まで高め、拳を音速を超えて振ることで風を起こした。


結果的にどの生徒よりも強い風を起こせた。


こんなふうになんちゃって強化魔法で乗り切れる時もあれば乗り切れない時もある。と言うか乗り切れない時の方が多い。


そんなこんなで座学の点は学年トップ、実技は最下位に近いという結果になった。


合わせて言えば真ん中ぐらいの成績だ。

まぁこのまま行けば卒業は出来るだろう。


ゆっくりとやって行こうじゃないか。

この成績だ、目立つこともないだろう・・・。

そう思っていた時期が俺にもありました。


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