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門番

魔界と人間界、この二つは長きに渡り対立を続けている。

今も国の境目、つまり前線には長い柵が設けられており、両方からの侵入を防いでいる。

通るには時々作られている門を通るしかないが、そこには魔界軍の門番が待ち構えている。






「門番は2人と1匹か・・・。」

ケートスは望遠魔法で早くも敵の戦力を把握していた、頼もしいリーダーだな。


近づいて見ると、牛の顔をした大男と馬の顔の大男、それに三つ首の大狼が門を守っていた。


「よし、それじゃあ、俺はあの犬を相手するから3人は牛と馬を頼む。」

そう言ってケートスは魔法を発動させて攻撃を始める。おいおいダメだろ。いきなり突っ込んじゃ・・・こうなんて言うか4人で協力したりして・・・。

と思っていたらすごい速さでスズナが牛男に突っ込んでいって戦いを始めてる。

これが大魔法使いかぁ・・・。

魔法技術のエキスパート達。

3人いるし、俺は見てるだけになりそうだな。

しかし横を見ると、アンナは腕を組んで俺の方を見ていた。

「何でしょうか?」

「早く行きなさいよ。」

「えっ?アンナさん戦わないんすか?」

「私は封印魔法の専門家で、戦闘力がないのよ。だからあんたが行きなさい。」


まぁ、大魔法使いだからって強いわけでもないからな。

その分他の技術が素晴らしいんだろ。


「それじゃあ、行ってきます!」


俺の担当は馬男だな。


鬼龍闘気を発動させて、拳を握りしめる。古龍鉤爪(リュウノカギヅメ)はまだ使わないで様子見と行こう。


馬男はどこからか大剣を召喚した。あれは武装魔法か・・・。

大剣を振ってきたので右手で受け止める。


バスッ

しかし俺の腕は飛ばされてしまった。

「痛ってぇ!?」


大剣なのに結構切れ味あるんだな。


しかし大剣は地面に刺さって抜けなくなっている。

馬男は必死に抜こうとしている。

チャンス!


俺は古龍鉤爪(リュウノカギヅメ)を発動させてその馬頭を吹き飛ばそうとしたが、

馬男はニヤッと口を吊り上げた。


あっなんか嫌な予感・・・。


すると馬男は地面に刺さった大剣を見捨てて新しい剣を召喚した。

不味い!思いっきり突っ込んでいったから止まれない!


馬男は剣を振り下ろす。


ぐっ、左手も犠牲にして、大剣の軌道をずらすしかない!


しかし、馬男の手から突如大剣が消失した。馬男は空振り。

馬男も俺も はぁ?ってなっている。

後ろを見るとアンナが何か魔法を使っていた。

封印魔法!ナイス!


突っ込んでいったそのまま勢いで馬男の顔を殴り抜き、吹き飛ばした。

残った体は地面に崩れ落ちる。


勝った!アンナの助けが無かったら危なかったな。

しかし、右手が・・・まぁ、1時間もあればまた生えてくるか。

鬼龍闘気、様様だな。




周りを見るとバラバラの肉片になった牛男と、真っ黒になって燃えている三つ首狼が見えた。



2人ともぱねえっす。








門を突破し、結構歩いたがまだ町は見えないな。

今夜はここで野宿することになりそうだ。

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