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魔法の使えない魔法使いはしぶしぶ筋トレを始めました。  作者: スフレ
第1部「魔法の使えない魔法使い」
23/45

卒業式1

頭痛い、体だるい。


昨日帰ってから酒を飲みまくった。エリスもダメとは言ったんだけど少し飲んでた。

そして、同じベットに入って寝た。

その後何もなしに終わるはずも無く、久し振りに燃えた。

いつものエリスとは思えないくらい積極的だった。

でも途中でエリスが・・・その、戻してしまって大変なことになった。


エリスはそのままダウン、俺がベットとかその他もろもろを掃除した。






そんな感じだったので二日酔いだし、疲れは抜けてないし寝不足だしで大変だ。

大切な式だと言うのに意識が今にもとんでしまいそう・・・。その度にエリスが起こしてくれる。ありがとうエリス。


式も無事に終わりそうだった。


「えぇ、今日は特別にお客様が来ています。皆さんの新しい門出を・・・」



ん、なんかゲストが来るみたい、たぶん大した人じゃないから今のうちに寝とこう。

「おやすみなさい」カクッ

「ちょ、ちょっとソル!」



ザワザワ・・・。



なんだ?ざわついてるな。そんなにゲストがすごい人だったのか?

となりのエリスを見ると、口を、開けたまま固まってた。

「エリス・・・?」


前を向くと目の前に白髪長髪の背が高い男が立っていた。


「おい、お前・・・せっかく俺様が祝の言葉述べてやってるのになんだその態度、あ?」


「すんません、ちょっと眠いので・・・。」


「あ?お前、それ俺様が、誰だかわかって言ってんのか?ぶち殺すぞ!?」


「すみませんわかんないっす。」


「ッ・・・。お前、ちょっと表出ろや!」


男は俺の胸ぐらをつかみあげると窓から外に放り出した。



何とか着地する。男も外に出てきた。


あっ、エリスも出てきた。


「ちょっとソル!早く謝りなさいよ!殺されるわよ!?」

「えー何でよ俺、悪くないし。」


「おい、どけ、女。」


「はい!すみませんでした!!!」


「エリス・・・、どうしたんだよ。」


「おい、てめえ、名前なんて言うんだ?」


「名前を知りたいなら自分から名乗るのが筋じゃないですかね?」


「ちっ、俺様は大魔法使い「光弾の射手」カイト・エアーマンだ。」


大魔法使いだと・・・。何でここにいるんだよ。


「俺はソル・キアスターだ。」


「ソル・キアスターねぇ、お前、俺様と決闘しろ。拒否は認めん。」


「ルールは?」


「お?随分聞き分けがいいじゃないか。」


「俺も早く終わらせて帰りたいんで・・・。」


「あぁ?てめぇ、その心意気だけは認めてやる。

今からこのコインを投げる、コインが地面に落ちた瞬間2人同時に攻撃開始だ。

倒れた方が負け、簡単だろ?」


なるほどねぇ

「ハンデはどうします?俺が後ろ向いて始めましょうか?」


「あ?てめぇふざけんな、誰にもの言ってんだ。俺が後ろ向きで始めてやるよ!」







周りに観客が集まってきた。


「それじゃあ、始めるぜ?」

「どうぞ。」


キンッっと音が響き、コインが投げられた。

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