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魔法の使えない魔法使いはしぶしぶ筋トレを始めました。  作者: スフレ
第1部「魔法の使えない魔法使い」
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卒業試験1

波乱万丈だった学生生活が今日で終わりを迎えようとしている。


卒業試験座学・・・論文の発表、5年間の在学中に経験した中からテーマを決めて、論文を作る。毎年、ここで落とされ留年・・・という生徒も多い。



俺のテーマは「古代魔法と魔法の関係性」


3年間の研究で俺はある事を発見した。


〝古代魔法の使用には魔法適性は関係ない〟ということを。




3年生の時、俺は古代魔法である、武装魔法を発動させた。その後、色々試したが他の古代魔法は使えなかった。


しかし、発動出来たということが大事なのである。


色々実験を繰り返し、古代魔法は魔法適性に関係なく使用出来る。

古代魔法を使うのにも魔力は消費される。

つまり、古代魔法と魔法は似てはいるが、全く違う括りの物だったのである。


また、町中で様々な人と古代魔法の発動を試した結果、なんと古代魔法を使える人がいたのだ。しかも1人ではなく数人。

およそ10000人に1人ぐらいの割合で古代魔法を発動出来る人が存在することがわかった。



そこで、俺は今までになかった能力値、〝古代魔法適性〟というものが存在すると仮定した。


これが俺の研究だ。






結果は合格!

さらに優秀作品にも選ばれた。


ついでにエリスも「多系統の魔法混合の利便性」というテーマで合格していた。





そして残すは午後の実技試験!



実技試験・・・上級生成魔法「混沌牙獣(キマイラ)」によって生み出された獅子の様な怪物を一時間以内に倒す。どんな手を使っても倒せば合格、時間切れで失格、もう1年やり直しって感じだ。


さぁ、いっちょやってみるか。


というか楽勝なんだよな。

この程度の獣なんて、俺が鬼龍闘気を発動させて古龍鉤爪(リュウノカギヅメ)で武装した拳で1発殴ればおしまいなんだよな。


それは面白くない。

最後の試験なんだ、楽しまなくちゃな。


よし!俺は鬼龍闘気を解除した。


「強化魔法も武装魔法も無しで倒す!」


「ぐぎゃあぁぁぁ!!!」

キマイラが咆哮する。


「来いよ!ぶち殺してやるぜ!」


俺の最後の試験が幕を開けた。

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