フロイトと眠たい授業
翌朝、眠たい目を擦りながら一時限目の授業に出る。
剣術Bと体術の合同授業だ。
最初に覚えることが似ているということで、一緒にやってしまうらしい。
「じゃあ、一列に並んでー。まずは後ろ回り受け身から。」
先生がお手本を見せたあと、生徒がそれに続く。
授業はひたすら受け身をやった。
剣を持つこともなく、技を覚えることもない。
体育館の中で受け身を繰り返す。
後ろ回り受け身。
前回り受け身。
後ろ受け身。
前受け身。
横受け身。
飛び受け身。
身体に染み付くまでひたすら繰り返す。
なんでも、授業中に打ちどころが悪くて死んでしまった生徒がいたらしい。
そのことがあって以来、初めの授業は受け身と決まったそうだ。
「次の授業では、技や組手試合をやるから。この授業受ける奴は、受け身がしっかり出来るようにしておけー。これ宿題なー。」
そうして、一時限目が終わる。
受け身の染み付いてる俺にとっては、全くいらない授業だった。
☆
二時限目は攻撃魔法学。
担当の先生は、算術学担当でもあるナギ先生だった。
どうやら、こっちも担当教科らしい。
「各自用意された的に向かって、最長ルートでの魔法を放ってください。 それでははじめ!」
なんともテキトーな授業だった。
理論を理解するでもなく、攻撃魔法の有効活用をするわけでもない。
ただただ魔法を放つだけの授業。
これってわざわざ授業でやる必要なくないか?
「あの、先生。わたし攻撃魔法撃てないんですが....。」
一人の生徒がナギ先生に質問する。
確かに、この中には攻撃魔法を使えない生徒が何人もいる。
かく言う俺もその中の一人だ。
「出来ない人は昼休みにして構いません。もちろん見学してても大丈夫です。」
クソ授業だった。
出来ない人に教えることはないらしい。
本当にわざわざ授業でやる必要がない。
「あ、フロイトくん。ちょっと来なさい。」
仮眠しようと寮に戻る俺を、ナギ先生が呼び出す。
「フロイトくん。昨日、校長先生のところ行かなかったでしょう? 今からでいいので、行ってきてください。」
あ、すっかり忘れてた。
そう言えば、そんなこと言ってたなー。
「あの、校長室の場所が分からなくて..」
「そうでしたね。 校長室は教員棟3階の東奥ですから。 ちゃんと行ってきて下さいね。」
ナギ先生に念押しされ、俺は重たい足取りで校長室へと向かった。
すこし休載します。
校長のキャラが全く定まりません。。




