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生活魔法が強すぎるんだが?  作者: 晨具
悪魔の剣士
13/37

悪魔の光

感想ありがとうございます!

とても励みになります!


 闘技場生活も4ヶ月たって、お金も着々と貯まって1220万G。ファイトマネーも5万Gを越えた。


 そして、今日は闘技大会の日。

 しかも優勝賞金500万Gのデカイ大会だ。

 これで優勝すれば一気に2000万Gに近づく。



 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 俺は朝早く起きて精神統一していた。

 なんせ、コンディションを整えないとやっていけないレベルだからだ。


 優勝賞金の多い大会だと参加条件がある。ファイトマネーが3万を超えているか、もしくはA級冒険者か。

 イシズさんでも苦戦するらしく、優勝の自信はないと言っていた。

 だから、万全の状態で挑む。


 軽く食事をとって、選手控え室へ向かった。



☆



 1試合目は、戦士だった。

 バーツのおっさんより遥かに強いのが感じ取れる。


 「それでは、はじめ!」


 まずは脳の下部に雷の生活魔法を撃ち込み、魔力を封じる。

 さらにライトアップの目眩まし。

 そして杖術を仕掛けるが、


 「ーーキンッ」


 相手もその程度でやられるわけじゃないようだ。

 俺の攻撃を防ぎ、距離をとって相手が反撃してくる。



 「?!?!!??」


 収納魔法から投げナイフでも取ろうとしたのだろう。

 だが、魔力を封じられているので出来なかったのだ。


 俺はその一瞬の隙に、回復魔法を付与させた突きを放った。



 「勝者!フロイト!」


 試合は一瞬だった。

 しかしイシズさんレベルの強さ。

 収納魔法や罠魔法など使われていたら、負けていたかもしれない。


 雷の生活魔法のおかげだな。



☆



 この後、二回戦・三回戦も無事勝ち進んだ。

 相手は賢者だったので、魔法職相手には余裕で勝てる。

 まあ、怪しまれないようにライトアップの魔法を使って特攻したが。



 四回戦の相手は剣士。

 イシズさんと同じ二刀流のようだ。


 「それでは、はじめ!」


 また同じように、魔力を封じてライトアップの目眩まし。

 そして杖術を仕掛ける。


 「ーーキンッ、キンッ、カキンッ」


 うん、やっぱり防がれるな。

 目がやられているというのに隙がない。


 だが、イシズさんとの稽古のおかげで二刀流とは散々戦ってきた!

 二刀流の攻略法は頭に入ってる!


 突きに続く払い、払いに続く突き。

 その連続攻撃で相手を翻弄し、相手に一発入る。

 「ぐうっ!」


 相手の攻撃を完全に防ぎ、一発また一発と攻撃が入る。

 そうして俺が圧倒していった。


 「はぁ、はぁ、......降参だ。」


 「勝者!フロイト!」


 ライトアップで目を潰す必要はなかったな。

 決定打には欠けるが、杖術だけで勝てるということが分かった。



☆


 準決勝の相手は魔法使いだった。

 魔力を封じて目眩ましして終わり、と思っていたが、相手は偏光グラスをかけていた。


 「それでは、はじめ!」


 一瞬で勝負が決まれば疑われないのだが、流石に魔法を一切使わない魔法使いなんて居ないので、魔力封じはやめておこう。


 しかし面倒だ。

 魔法使いは接近戦は弱いので距離をとって戦う。

 だが、俺の回復魔法は接近しないと無理。

 今までは目眩ましして接近戦に持ち込んでいたけど....。

 うーむ......


 「フレイムランス!」


 相手が魔法を放つ。

 俺はそれを避けると、避けた先にアイスランスが飛んできた。


 「ーーッ危ね!!」


 間一髪避けれたが、やはりA級冒険者クラス。

 近づけそうにない。

 こうなったら、爪を隠すのはやめるか。



  「パー..ラライズ!」

 もちろん雷の生活魔法だが、怪しまれないように魔法名を言って信憑性を濃くする。

 そして数十発の電流を撃ち込み、相手の動きを止める。


 「なっ!?だが、ファイアショット!」


 動きは止めたが、それでも構わず相手は魔法を放ってくる。

 麻痺してても魔法撃てるからな。

 魔力封じまでしたら流石に怪しまれる。


 放ってくる魔法を避けながら次の一手。


 「ライトアップ!」


 フラッシュ代わりに使っている光属性魔法。

 いつもはフラッシュのように一瞬だけ光らせているが、今回は5秒ほど光らせてみた。


 眩い光が全てを白に包む。

 目眩ましではなく、俺の姿を隠すためだ。


 本来は長時間光を照らして部屋を明るくするような魔法なのだが、俺の場合は明るすぎて最早なにも見えない。


 偏光グラスで目がつぶれないといっても、俺を捕らえられないんじゃ魔法は当たらない。

 まあ、俺も何も見えないが。



 そうして、自分が撃ってる雷の生活魔法をたよりに相手へ近づき、気絶魔法をかけた。



 「勝者!フロイト!」


 ライトアップの魔法が消えて数十秒後、やっと判定の声が上がる。



 観客のざわめきは半端無かった。


 「あれがライトアップだと!?」

 「なんて魔力だ!!??」

 「フラッシュって長時間発動できたっけ?」

 「そ、そういえば、あの少年、シャイニングスピアを放ったことがあるっていう噂もあるぞ!」

 「もしや今までのフラッシュも、ライトアップだったんじゃ....?」



 魔力切れまで粘れば良かったかな?

 うーん、でも相手の魔法にやられる可能性だって充分あったし。


 俺は少し後悔をした。


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