背中の痛みひとりかも寝む
背中が痛くてしんどいときに思いつきました。
各行の最後の部分は、百人一首から取りましたが、適当なので本来の意味にはなっていないと思われます。
ご了承のほどお願いします。
背中の痛みや憂きものはなし。
またやってきた身もこがれつつ。
凝り 我が目からなりぬべきかな。
首、肩、背中と思ひけるかな。
孫の手使って立たずもあらなむ。
これではかなりの涙なりけり。
自分の手ではよわりもぞする。
硬い身体じゃつれなかりけり。
どうにもむずむず夜ぞふけにける。
我慢できずにわれならなくに。
椅子の背もたれぬれもこそすれ。
われなきぬれて夜半の月かな。
柱にこすりて物思ふ身は。
期待に添わず玉ぞ散りける。
ドアノブならばと人の問ふまで。
体重おもすぎ惜しくもあるかな。
あいつの姿しばしとどめむ。
出て行かぬなら今は恋しき。
揉んでほしいとわが涙かな。
われなきぬれて月ぞのこれる。
できないことに物をこそ思へ。
例えばケンカを思はざりけり。
例えば抱擁 恋しかるらむ。
もちろん今は忘れやはする。
背中を揉んでと人はいふなり。
いつもと同じ影のさやけさ。
待たせてすまぬと恨みざらまし。
気にするばかりになりぬべきかな。
16/11/3 Thu.