表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

詩のサークル テーマ作品

手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから

作者: 美芯ぶう

手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから

今すぐ 一緒に散歩しようよ


子どもの頃 綿菓子ばかり食べていたから

雲は食べられるって信じていたよ

今でも飛行機に乗ると 無性に掴みたくなるし

あれも固めたら美味しいかなって

せっかくの天気だし信じていたいよね


僕と君 二人で食べられたら幸せだろうね

1時間もすればきっと消えちゃうから

今のうちに急いで椅子を持ってきて

ピクニックでもしてみよう 水筒半分こして


言いたいことなんて 評価なんて

空模様みたいにすぐ変わっちゃうけれど

あの煌めきは「指さすと呪われる」なんて

言われていた 古代から変わっていないだろう


手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから

僕らは地球の子らしく雲を食べる妄想をしよう

あの雲だって すぐ変わっちゃうけれど

人間のこと見てやさしい気持ちになっているよ


手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから

ずっと昔から 地球も人も

喜びの前には希望も絶望も 似たようなものさ


挿絵(By みてみん)



詩のサークル 第1回テーマ「彩雲」。

感じたままに、しあわせな気持ちで書きました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] とても優しい詩ですね。 拝読していて、自分の表情が穏やかになるのを感じました。 伸びやかで素敵です。
[良い点] 手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから このフレーズがいいですね。
[良い点] 軽やかです。 独自の世界観があり、いいなと思いました。 [一言] 明るさは明るさのままに。 暗闇は暗闇のままに。 深い光は深い闇から見上げた空。 「絶望」とは、そういうものですよ。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ