手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから
手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから
今すぐ 一緒に散歩しようよ
子どもの頃 綿菓子ばかり食べていたから
雲は食べられるって信じていたよ
今でも飛行機に乗ると 無性に掴みたくなるし
あれも固めたら美味しいかなって
せっかくの天気だし信じていたいよね
僕と君 二人で食べられたら幸せだろうね
1時間もすればきっと消えちゃうから
今のうちに急いで椅子を持ってきて
ピクニックでもしてみよう 水筒半分こして
言いたいことなんて 評価なんて
空模様みたいにすぐ変わっちゃうけれど
あの煌めきは「指さすと呪われる」なんて
言われていた 古代から変わっていないだろう
手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから
僕らは地球の子らしく雲を食べる妄想をしよう
あの雲だって すぐ変わっちゃうけれど
人間のこと見てやさしい気持ちになっているよ
手を繋いだら大抵のことはどうにかなるから
ずっと昔から 地球も人も
喜びの前には希望も絶望も 似たようなものさ
詩のサークル 第1回テーマ「彩雲」。
感じたままに、しあわせな気持ちで書きました。