う〇ちとトイレとおむつ
保育園で働いていると、1日に何度も子どものオムツを替える。乳児クラスなんてほとんどがトイレタイムだ。
子どもがうんちをすると、うんちの状態や、した時間を個別の保育日誌に書く。保育士にも保護者にもわかるように。
子どものうんちにも色んな種類がある。固い、やわい、くさい、立派、くさい、くさいだ。
色んな子のオムツを替えて気づいたことが1つある。それはマクド〇ルドを食べた子はすぐにわかるということ。匂いが全然違うのだ。「あれマック食べたー?」とおしりを拭きながら子どもに聞くと、ほぼ100%「たべたー」と返ってくる。
トイレトレーニングは早い子は2歳から、できれば3歳のうちに布パンツに移行という感じでやっていた。個人的な経験として、女の子の方がオムツ離れは早い気がする。
別にオムツ離れはいつかはできるものだから、何歳でゴールしてもいいけど、と思う。小学生になったときに環境の変化がストレスとなってオムツに戻る子もいるし。
うんちは下痢だとオムツから漏れて服についている場合がある。それに気づかずに子どもを膝に乗せるとえらいことになった。やっぱりエプロンは必要だなとわかる。
「あれ、この子うんち出た?」とおしりをのぞいたときに、指につく場合もよくあった。うぇいっとなるけど、べつに慣れる。
あと子どもが膝に乗っているときにぶりぶりぶりという感覚が伝わるのもあるあるではないだろうか。
これは赤ちゃんあるあるだけど、お股を拭いているときに刺激されて、おしっこが周りに飛び散ることがある。これはなぜか笑える。あーあー、としか言えなくなる。
ほかにも、便秘の子がいた場合は肛門を綿棒で刺激して出すということもあった。保育園の時は保健師の先生がやってくれたが、乳児院で働いていた時は僕も自分でやったことがある。
オムツ替えで難しいのが、ほんの少しおしっこが出ているパターンだ。オムツは決して安くない。保護者のことを考えると、「これは・・・まだいけるけど・・・」と迷うことがよくあった。特に頻尿の子の場合は困った。このあともこの子は少しだけ出すぞ・・・とわかるからだ。
それでもこちらも仕事なので、オムツで蒸れたり肌が荒れたりしないように気をつけなければならない。僕は保護者に「これくらいなら替えないけどいいですか?」と確認をとるようにしていた。
オムツだと替えるのは楽だけど、布パンツだと大変だった。ころころうんちだとそのままトイレに流せるのだが、ゆるいうんちだともうげんなり。脱がす時も太ももについたりして拭くのが大変なのだ。
おしっこの場合も、漏れて子どもの足がべたべたになるし、近くのおもちゃにかかったりする。外で漏れると砂場や靴が汚れてしまうから色々と大変。
それでもオムツ離れのためには子どもは布パンツで過ごすことになる。子どもだって漏らすと不快感があるので、漏らす前にトイレに行こうと思うようになるのだ。ならない子もたくさんいたけれど。
ただ、お散歩のときや、お昼寝の時はオムツにする場合もあった。散歩中に漏れると、子どももこちらも「これはめんどうなことになったぜ・・・」となるし、毎日お布団に漏らされたら保護者の心が燃え尽きてしまうからだ。
そもそも、子どもはトイレに行くのが好きではない。トイレに連れて行くだけでものすごく大変なのだが、そこは日々の積み重ねで習慣化していくしかない。このトイレに行く習慣化も、オムツ離れも保護者の協力が不可欠である。こちらが保育園で必死にトイレトレーニングをしても、家で何もしないでいると効果が出ないのだ。
「なーんで1日オムツで過ごさせるかね!なーんでトイレに連れてかないかね!」と保護者に思うこともあったが、保護者に「めちゃくちゃ嫌がるので連れて行くのがすごく大変・・・」とか、「布パンツだとカーペットや廊下で漏れた時に毎回掃除するのがきつい・・・」という話をされると「ごめん」となった。
家事をしつつ、仕事をしつつだからそりゃ保護者はかなり大変だろう。
うんちは自分の一部という認識が子どもにはあるらしい、と聞いたことがある。自分の一部が出て行ってしまうのが本能的にイヤだから、なかなかトイレでうんちができないらしい。だからまずはオマルで自分の一部はここにあるよ、と安心させるらしい。知らんけど。
僕の周りは先輩の保育士しかいなかったことで、ある被害に遭うこともあった。先輩の保育士の中にはオムツ替えをめんどうだと思う人もいた。
ある日のこと、これは予期せず聞こえてしまったのだが、先輩の保育士のところへ子どもが「うんちでたー」と言いに行ったことがあった。そのとき、その先輩保育士はその子のオムツをのぞきこみ、小声で「しゅう(僕の偽名)先生に言ってきてごらん」と子どもに言っていたのだ。
なんてことだ。やけに僕に「うんちー」って来る子が多いと思ったら、そういうことだったのか、と衝撃を受けたことを覚えている。ひどい。
ただ、「しゅう先生とトイレ行くとやさしいし楽しいからー」という子たちもいたので、僕をひとり占めできると思って指名してくれる子がいたことは救いでもあった。
しかし同時に、「この子、トイレはしゅう先生とがいいって言うんですよー」と調子のいいことを言って楽をしようとする先生がいたことも忘れてはならない。




