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-1章 夢おちじゃないことに驚きを隠せないんだがw

俺の名前は神楽(かぐら) 想多(そうた)、中二病と言う重い持病を抱えたイタい高校3年生だ、将来の夢は声優、親は反対する様子は無いが現実を見ろと言われてしまった所存である。


そんな俺は今、例の友人と遊んでいるところである。

今日はカードゲームをしているのだ

「アナスタシアを召喚、能力発動、こいつの能力でデッキからアナスタシスをフィールドに召喚、手札から核融合発動、アナスタシアとアナスタシスをデスゾーンへ送り、セカンドデッキからアルテミスを召喚、能力発動…(わけがわからないのでこれ以降を勝手に省略)」

「でたー…強すぎるだろそいつ…」

と、俺はいつもの口癖を漏らす

そして、ストレート負けしてしまった。

いつものことだ…


もしも、俺が趣味で作ったデッキでこいつに勝ってしまったら…。


「神楽、もっかいやろか」

「デッキ変えるわ」

「趣味使うん?」

「うん」


いつものようにじゃんけんをして先攻をとる。

「魔術師クローネを召喚、手札から魔術師召喚の儀式を発動、ライフゲージを半分にして、デッキから可能な限り魔術師と名のつくバトルカードをフィールドに召喚する。先攻はバトルターンを行えないのでターンエンド」


「ターンスタート、ドロー、手札が腐ってやがる…(よくない手札と言う意味)ターンエンド」


「ターンスタート、ドロー、手札から魔術師の集束を発動、フィールドに存在する魔術師をデスゾーンへ送り、セカンドデッキから魔術師アルテミスを召喚、魔術師アルテミスの能力発動、デッキから魔術師と名のつくバトルカードを5枚墓地へ送り相手のライフゲージを3000削る、さらに、魔術師アルテミスの能力発動、デスゾーンの魔術師と名のつくバトルカードを全てデッキに戻し戻した数×1000ポイントバトルパワーを上昇させる、デッキに戻った魔術師と名のつくバトルカードは8枚なので、8000ポイント上昇、バトルターン、魔術師アルテミスでストレートアタック」


「・・・負けました・・・」


勝ってしまった

読者はきっと意味がわからないだろう、だがしかし、俺は不可能を可能に変えてしまったのだ。


「手札腐ってただけやしな(笑)」


と言う友人


「まあ、運も実力のうちって事で(笑)」

「うぐっ…」


勝った…


「あ、時間やばい、そろそろ帰るわー」

「はいよ」


一人になってしまった、普通に暇である。

スマートフォンをいつものようにいじる。

そしてあの時の不可能を可能に変えた瞬間を思い出した、イメージしたことが起こってしまった。

なんなのだろうか、俺にお化けが取り憑いているのか、ありえない、俺はお化けは信じない側の人間だからな。

それにしても本当に謎である。

音ゲーの時のくだりと言い、俺はどうしてしまったのだろう。そんな悩みに苛まれながらも俺は眠りについた。


次の日

いつも通り、5時30分のアラームで目を覚ます。ぼーっとしていると6時30分にいつもの友人が来る

「神楽ー、はよ準備しろー」

「あー、ちょっと待ってー」


そう言えば、今日は実力テストの日だった。

思い出して気分が落ちる、勉強なんか一切やってない。

もしも、今日のテストが完璧に出来てしまったら、先生はどんな顔をするのだろうか、考えると面白そうだった。まあ、そんなの出来るわけ無いけどな。


準備を済ませ、学校へ向かう。


1時間目が国語、2時間目は数学で3時間目は英語。


先生の合図とともにテストが始まる。

案の定わからないはずだった…。


なんでだ…?わかるぞ…答えがわかる!!!

スラスラと解けてしまった


そんな調子で全てのテストを無事終了させた。

結果を楽しみにいつもの学校生活を送る俺だった。

そしてお待ちかねのテスト返却日がやってきた。

結果を見て俺は顔が青ざめた、なぜか全て100点だったのである

クラスの人は皆、なんだあいつ人間じゃねぇぞ、と言わんばかりの目でこちらを見てくるのである。

ここまで来ると俺は未知の力を信じ始めてしまいそうになる。

ここで俺はまた、イメージしたことが脳裏に浮かぶ。

もしも、今日のテストが完璧にできてしまったら…俺はそうイメージしていたはずだ。

小さな事だ、だけどここまで来ると偶然なんかじゃおさまらない気がしてきたのだ。


本当にもう


「夢落ちじゃないことに驚きを隠せないんだが(笑)」


何よりの驚きを口に出した俺であった…。

次話に続く

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