表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/89

#9 恋か友情か(3)

ズキッと音が聞こえるくらい、胸が痛んだ。



「いないよ」



その言葉が何度も頭の中で木霊する。



ナギが、私のことを隠そうとしてくれているのは分かっている。



実際、私自身が隠してほしいと頼んだ。



でも、いざそんな言葉を耳にすると、なんとも言えない寂しさが身体の中を駆け巡る。



私は泣きそうになりながら、その場に立ち尽くした。





「でも」



ナギの声が続いて、顔をあげる。





「好きな人はいるよ」




それは、彼女である私のことだけど……目の前にいる弥生のこととも取れるような言い方だった。




「その、好きな人って……誰なの?」



弥生が期待の入り混じった声をあげた。



「誰にも言ってないから、秘密」



確かに、ナギが私を好きなことは、誰も知らないはず。



でも、状況が状況なだけに、弥生はますます期待を膨らませてしまう。



「わ、私もね、好きな人いるんだ!」

感想とか意見とかくれると嬉しいす

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ