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#60 温もりと孤独(1)

祝60話\(^o^)/


ここまでお付き合いくださった読者の皆さま、本当に感謝しておりますm(__)m


これからもこの小説をよろしくお願いします!

私は目を覚ました。



視界はぼやけていて、頭はぼーっとしていた。



妙に気持ちがふわふわしている。



「ここは……、死後の世界……?」



思わずそう呟いたとき。



「バカ!!!!!!」



すぐそばから怒声が響いて、酔いが覚めた気分になった。



声のしたほうを向こうとしたら、首に激痛が走って、思わずぎゃっと叫んでしまった。



すると、声の主が私の視界に入ってきた。



それは、目を真っ赤に腫らしたナギだった。



「ナ……ギ……、ど……して……」



「何、死のうとしてんだよ!?お前がいなくなったら、俺はどうすればいいんだよ!!?」



ナギの瞳からポタポタと雫が降ってきた。



「助けて……くれたの……?」



「……お前、学校に来なかったから、心配して家に行ったのに出て来ねえから嫌な感じがして中に入ったら……お前が血だらけで倒れてて……」



ナギは私に覆いかぶさるように抱きついてきた。



「……生きてて、良かった……」



鼻声の彼の声が、私の胸に深く染み付いた。



「ごめん……ね……」



彼の背中に手を回した。



私の声も涙で滲んでいた。

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