表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/89

#20 悪魔になった私(8)

「この女に触れて、タダで済むと思ってんのか……?」



ナギが発した低音に、ギクッと男の肩が跳ね上がる。



「てめっ、ナメた口ーー」



ところが、今にも殴りかかりそうな勢いの男を先に立ち上がった男が青ざめた顔で制止した。



「オイ、待て……。こいつ、もしかしてよ……」



「何だよ」



その言葉に、もう1人の男がまじまじとナギの顔を見つめた。



そして、何か思いついたような顔をした直後、先の男同様、顔から色を無くして後ずさった。



「お、お前、まさか、辰巳凪冴……!?」



しかし、ナギは動揺すらせずにじっと男たちを睨んでいた。



「だったら何だ」



男たちは震えるばかりで何も答えず、やがて視線を私に移すと、さらに青ざめた。



「……ってことは、その女は……桃園姫虎(ももぞのひめとら)……!?」



「た、辰巳の女だったなんて……!こっ、殺される……!」




そう叫んで、男たちはバタバタと私たちの前から去って行った。





「ナギ、どうしてここに!?」



「なんだか嫌な予感がしてさ……。探してたんだ。とりあえず間に合ってよかったよ」



ナギ、勘が鋭いにしても、鋭すぎるよ……。



「ありがと、ナギ」



「ああ。それより……」



ナギの視線の先には、道路にぐったり座り込んでいる弥生の姿があった。

20話にして、やっとヒメコの本名か明らかに!w


桃園姫虎(ももぞのひめとら)ちゃんっていいます☆


虎を『こ』って読んで、本名は男っぽいのに、女の子らしいニックネームになってます!



ちょっとしたこだわり( ´ ▽ ` )ノ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ