神様になろう!
『世界を創りませんか?』
というビラが何故か俺の世界史の教科書にはさまっていた。
俺はビラを古紙回収のボックスに入れ、部活へと向かう。
『世界を創りませんか?』
というビラが何故か家のポストに入っていた。
俺はそのビラを手に取ると、ライターを取り出してなんとなく燃やし、家へと入る。
『世界を創りませんか?』
というビラがトイレの中に貼ってあった。
ご丁寧に『水に流せる紙』と書いてあったので俺はそのビラを丸めて流し、自分の部屋へと向かう。
『世界を創りませんか?』
というビラが机の上に置いてあった。
俺はそのビラを紙飛行機にして窓から飛ばし、寝た。
『世界を創りませんか?』
というビラが朝起きると俺の顔に貼ってあった。
そこでようやく俺はキレる。
「いちいち言われなくても仕事はやるっつーの!」
俺はタンスから創りかけの世界を取り出すと、仕上げに取りかかる。