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MOUNTAIN  作者: わさぎ
3/4

山頂

 三回目です。

 今日も彼らの登山は続きます。


 さっきの出来事に驚きつつも、XエックスレイFフォックストロットZズールは山を登っていた。いつだったか雨が降ったので、足を滑らせてこけそうに(何度も)なったが、見事なチームワークで着実に距離を稼ぐ(といってもそれほどの距離はなかったが)。

 Xは重い足取りで登っていく。Fは考え事をしながら木の枝をつかんで登る。Zは携帯(GPS機能搭載のタブレット端末だ)の画面を見ながら登る。

「もう天気も悪いし、登りきったら車で帰らね?」

 Zは提案した。

「車って誰の?」

 とFは苦笑しながら聞いた。

「俺のさ。大学を一発で合格、進学、卒業までしたから、買ってもらった」

 Zは自慢げに言う。

「金持ちはいいよなぁ」

 Xは笑いながら言った。

「俺の叔父さんに車乗ってきてもらってさ、乗って帰ろ」

 Zは続ける。

「叔父さんも一緒に、だよな」

 もちろん、という返答を期待してFは聞いた。

「当たり前だろ」

 Fはほっとした。たまにZは恐ろしいことを言うのだ。


 彼らは赤いオープンカーの中、しゃべりながら帰った。深山の頂から望む絶景、底が一直線になった雲。

 何をとっても美しかった。

 

 Xは次の日、腰を痛めた。

 腰痛は恐ろしかった。

 次回のサブタイトルは”腰痛”だろう。

 ちょっと短めです。まあ息抜きで。

 本当に次のサブタイトルは”腰痛”にしようかな……。

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