第3話 陸也VSパワハラ企業
今回は力哉と陸也の施設の仲間で力哉の先輩である拓海先輩と彼の勤めるタケミカ電通というブラック企業うにまつわるお話を書きました。さらに、秀斗の能力の一部を公開すると同時に、十二支悪鬼という強力な鬼も登場します。果たして、ブラック企業のパワハラ上司と十二支悪鬼に対してどんな、戦いをするか?とくと、お楽しみください。
「ウウーン、ウウーン。」
「ピーポー、ピーポー。」
と救急車とパトカーのサイレンが鳴り響いた。
「パシャっ。パシャ。」
と現場は騒然としていた。
「えー、亡くなられた方は小西加奈25歳。会社員で大手企業のタケミカ電通に勤務するオフィスレディですかね。」
と観察は言った。
「またか、タケミカ電通。これで、10件目だぞ。」
と桐谷警部は言った。
「にしても、また、自殺です。」
と警官の一人が言った。
「そうだな、これも、タケミカ電通の社員による自殺行為。大手企業とはいえ闇が深いな。」
と桐谷警部は言った。
「はい、なんでもあそこは悪い噂もあるそうですので。」
と警官は言った。
「そうだな、とにかくこれも自殺ということでいいだろう。争った形跡もないしな。」
「そうですね。」
と警官と桐谷警部は言った。
「………。なんだ。あれは。」
とちかくを通りかかった、陸也は言った。
………次の日。
「というわけで、次の文化祭だが、うちの便利部はレンタルデリバリークラブをやろうと思ういいな。」
と陸也は言った。
「なんスカ?レンタルデリバリーって」
と祐太は言った。
「祐太はまだ、この学校の入ったばっかだから知らないよな。おしえてやるよ。」
と陸也は言った。
「うちの部からメンバー1人を時給制で金額を決めて各学年のクラスに指名されたメンバーがそのクラスに行って出し物やクラスのお店を手伝ったりして、メンバーそれぞれで便利部の売上げをカウントしてくんだ。」
ろ秀斗が言った。
「あとな、クラスのみんなに気に入られたらなチップももらえるんやで。もちろんそのチップもメンバー1人の売上げにカウントされるんや」
と珠美も言った。
「ちなみに、時給は1000円だが、チップ次第では部の売上ランキング上位になる。しかも、その売上の半分はその便利部のメンバーが回収できるようになっている。」
と秀斗は言った
「ただ、売上ビリには毎年罰ゲームとして松本寿司の高額自腹っていうのをやっている。」
と陸也は言った。
「ちなみに、去年んの文化祭の売上は秀斗が1位。力哉がビリやったな。」
と珠美も言った。
「うるせえよ。大体秀斗がチップもらいすぎなんだよっ!!!!」
と力哉は怒った。
「だまりいや、ビリ常連の負け犬が吠えんなや。」
と珠美は言った。
「はあ、珠美表出ろよっ!!!!」
と力哉はさらに、怒った。
「まあまあ。怒んなって力哉、お前に秀斗や祐太ほどの魅力がないから仕方ないだろ。っな。」
と陸也は言った。
「支配人。それ、フォローなってないっすよ。」
と祐太は言った。
「まあ、今年の売上は俺と祐太の1位争いになるな。」
と秀斗は言った。
「まあ、あれな。祐太、お互いベストを尽くそうな。」
と秀斗は言った。
「ハイっす。だれが1位になっても恨みっこなしっす。」
「ちなみに、売上1位は賞金100万円。みんな、頑張れよ。」
「ハイっす。」
「わかったで。」
「わかりました。支配人。」
「………ぐぬぬ。どいつもこいつもーっ。」
と秀斗たちが返事する中力哉だけがぼやいてた。
「………。」
そして、放課後。
「ふう、仕事終わりいっと。」
と力哉がいった。
「じゃあ、みんな。これからどないする。」
と珠美が言った。
「そうだな、とりあえず松本寿司いくか?」
と秀斗は言った。
「いいっすねえ。いこっす。」
と祐太は言った。
「おい、おまいらっ!!また、俺にたかる気かっ!!?ふざけんなっ!!!!」
と力哉は怒った。
「まあまあ、力哉。どうせお前のビリは確定だしさ、これも、前払いってことにしてくれよな。いいだろ、っな。」
と秀斗は言った。
「それに、支配人にも出してもらうから自腹軽減にもなるやろ。っな、支配人。」
と珠美が言った。
「プルプル。」
「どないしたん、支配人。」
と珠美がいった。
「おうおう、お疲れな。」
と陸也は電話の対応をしていた。
「悪いな、珠美、秀斗。俺も力哉も今回はパスね。」
と陸也は言った。
「力哉、喜べ、拓海先輩の就職祝いするぞ。」
と陸也は言った。
「おいおい、マジか。ホントか支配人。」
と力哉も言った。
「じゃあ、あれだな。先輩のお祝いだな。支配人。」
と力哉は言った。
「誰っすか。拓海先輩って。」
「と祐太は言った。
「祐太は知らないよな。」
と秀斗は言った。
「あれや、力哉と支配人が暮らしてるアジサイ荘っていう児童養護施設の仲間なんよ。」
と珠美が言った。
「俺も、支配人も元々は捨て子だったんだ。」
と力哉は言った。
「アジサイ荘は俺や力哉みたいに親に捨てられたり、事故や事件で両親を亡くした子たちが暮らす施設なんだ。」
「まあ、俺や支配人は仕事人の末裔だと施設の先生に教えられたけどな。結局親の顔なんて物心ついてから見たことないんだわ。」
と力哉と陸也は言った。
「拓海先輩はその施設の俺とか五つ年上の先輩なんだ。」
「ちなみに、俺は今年、27歳だからな。俺は拓海より五つ上なんだ。」
と陸也と力哉はさらに言った。
「まあ、そういうこった。秀斗、珠美。悪く思うなよ。」
と陸也は言った。
「お前らよりは拓海先輩の方がピュアだしまともだから、そっちの方に金出すわ。」
と力哉は言った。
「はいはい、まともじゃなくて悪かったな。」
と秀斗は言った。
「お前ら、覚えときや。後日倍返しやで。」
と珠美は言った。
「バアカ。珠美、お前のボヤキとかどうでもいいわ。このあばずれ金食い虫女が。」
と力哉は珠美に言った。
「力哉―。自腹なって後悔すなよー。」
と珠美は言った。
「まあまあ、力哉。そこまでな。それ以上言ったらせっかくのお祝いがしらけちまうからな。行くぞ。」
「おうよ。」
と言って力哉と陸也は行ってしまった。
「あいつ、むかつくわー。」
と珠美は言った。
「まあまあ、珠美。先輩に免じて我慢してやれ、今はな。」
と秀斗は言った。
「へいへい。」
と珠美はしぶしぶ言った。
しばらくして、力哉と陸也は拓海先輩と落ち合うため、中山フレンチビュッフェという、フレンチ食べ放題レストランに来ていた。
「にしても、中山フレンチビュッフェ。久しぶりだな。支配人。」
と力哉は言った。
「そうだな。あれはまだ力哉が小1で俺が力哉の歳くらいだったもんな。」
と陸也は言った。
「そうだよな、確かあんときはアジサイ荘の借金完済祝いだったよな。」
「………ああ。そうだな、力哉。」
と陸也は浮かない感じに言った。
「そうか、あれからもう10年になるのか。」
と力哉も言った。
………10年前。
「陸也君本気なの?」
と施設の職員の女性が言った。
「ああ、ホントにやるんだよ。真知子先生。」
と陸也はいった。
「でもね、陸也君。いくらアジサイ園のためでもね。あなたを売るみたいなことは…。」
と真知子は言った。
「何言ってんです、真知子先生。俺が売られていくみたいに言わないでくださいよ。」
と陸也は言った。
「大丈夫ですよ。少し簡単で借金を完済できる激熱なアルバイトしに行くだけですから。」
と陸也は言った。
「それに、俺は死なないですし。大丈夫ですよ。」
と陸也は言った。
「帰ってきたら、力哉や拓海。園のみんなで中山フレンチビュッフェ行きましょうね。真知子先生。」
と陸也は言った。
「言ったな。陸也兄ちゃん。約束だぞ。」
と力哉は言った。
「約束ですよ。陸也兄さん。」
「ああ、大丈夫だよ。拓海。俺は死なない。」
と陸也は言った。
「では、陸也さん。そろそろ。」
と研究員の方が言った。
「ああ、またしてすいません。」
「バタン。」
と陸也をのせた車はある研究施設に向かって言った。
「……あの時、支配人があの実験に行ってくれおかげでアジサイ園は守られたんだよな。」
「そうだな、力哉あのプロジェクトに参加してはずれじゃなかってと思ってるよ。今思えば。」
「でも、あれだな。せっかく借金返したのに、あんなことなるなんてな。」
………9年前
「ブブーン。」
とアジサイ園にあの研究施設の車がやってきた。
「あの車は、もしかして。」
「バタン。」
と車のドアから陸也が出てきた。
「先生、ただいま。」
「り、陸也君。」
「うるっ。」
と真知子は目柱を厚くして陸也に駆け寄った。
「おかえり、陸也君。」
と真知子は言った。
「真知子先生。」
と拓海もやってきた。
「り、陸也兄さん。」
「と拓海も言った。
「おーい、力哉。きてきてー。!!!!」
と拓海は力哉を呼んだ。
「拓海兄ちゃん。どしたん。」
といって、力哉もやってきた。
「ま、マジか!!!!」
「陸也兄ちゃんだ。生きてたんだな。」
と力哉は言った。
「おいおい、勝手に殺すなって。大げさだぞ力哉。」
と陸也は言った。されに、
「で、これなんだ。例の報酬は」
と言って、陸也は小切手を取り出した。
「っ!!!!えーっ!!!!」
と真知子は小切手の金額を見て驚いた。小切手には五億円金額が記入されていた。
「拓海君、力哉君。園長先生とシスター呼んできてちょうだい。」
と真知子は言った。
「はい、真知子先生。」
と拓海と力哉は園長とシスターを呼びに行った。
「なに、力哉君、拓海君。それはホントかい?」
と園長の藤原は言った。
「ほんとなの、二人とも。」
とシスターの芳本も言った。
そして、力哉たち藤原と芳本と共に陸也を出迎えにいった。
「陸也君。お帰り。」
「おかえり、陸也。本当にすまなかったな。」
と藤原は泣きながら陸也を抱きしめた。
「もう、園長。泣きすぎですよ、大げさな。」
と陸也は言った。
「大げさなわけないですよ。陸也君。」
と芳本も言った。
「こっちがあなたを送り出すのにどんだけ心が痛んだか」
「そうだな。シスター、心配かけてごめんな。」
と陸也はいった。
「まあ、これで借金一括返済な。」
と陸也はいった。さらに、
「じゃあ、あれな。返済完了したらみんなで中山フレンチビュッフェ行こうな。」
「マジか、陸也兄ちゃん。」
「ああ、本当だ。」
と陸也はいった。
「まあ、園長、シスター、真知子先生。お祝いなんだ、派手にやろうな。」
「もう、陸也君ったら。」
と真知子は言った。
「あれから、皆できたよな。ここに。」
「ああ、でもまさか、あんなことなるなんてな。」
と力哉は言った。
「………。乾杯っ!!!!」
「イエーイっ!!!!」
と力哉たちは大はしゃぎしていた。
「こらこら。力哉。はしゃぎすぎだぞ。」
と藤原は言った。
「まあまあ、園長。今日はめでたい日です。怒らないでやってください。」
と陸也は言った。
「ぼく、このエスカルゴっていうの食べていい?」
と拓海は言った。
「じゃあ、俺はこのフォアグラがいいぜ。」
と力哉も言った。
「おいおい。二人ともはしゃがなくても料理は逃げないからな。ゆっくり食えよ。」
と陸也はいった。
「そうよ、みんな。ゆっくりお食べ。」
と真知子も言った。
「アハハ。」
と陸也たちは料理を堪能した。
「………。」
しばらくして、陸也たちは中山フレンチビュッフェを後にしてアジサイ園に帰ろうとしていた。
「ふう、うまかったな。」
「ありがとうございます。陸也兄さん。」
と拓海は言った。
「ああ、いいんだよ。拓海君。」
と陸也は言った。
「あれ、真知子先生は。」
と力哉は言った。
「そういえば、いないな。」
と陸也も言った。すると、
「きゃあーっ。」
「と女性の悲鳴が聞こえてきた。
「あの声は、真知子先生。」
と陸也は悲鳴の方に向かった。
「ダダダダダダっ」
と陸也は大急ぎで向かった。すると、
「っ!!.そっ、そんな。」
と陸也の向かった先には血まみれで倒れている真知子がいた。
「真知子先生っ!!?大丈夫ですかっ!!?」
と陸也は真知子に駆け寄った。
「はあ、はあ。」
と真知子は出血でかなり衰弱していた。
「真知子先生っ!!?しっかりしてくださいっ!!!!」
と陸也は真知子にそう声をかけた。
「り、陸也君。」
「…は、はい。」
と陸也は返事をした。
「……あいつは危険よ。……だ、だから、あたしの仇をとるなんて考えちゃだめよ。」
と弱弱しく真知子は言った。
「誰にっ!!!!誰にやられたんですっ!!」
と陸也は取り乱しながら言った。
「陸也ダメよ。もうわすれて、わすれて、あたしの分も長生きして、ね。」
と真知子は言った。そして、
「かくん。」
と真知子は息を引き取った。
「先生っーーっ!!!先生―っ!!!!」
「ああああああああああーっ!!!!!」
「………まさか、、真知子先生が殺されるなんて。夢にも思わなかったな。」
と陸也は言った。
「そうだな。、支配人。」
と力哉はゆった。
「まあ、それが。俺たちが真知子先生や園長の意思を継ぐ原点でもあるな。皮肉だがな。」
と陸也は言った。すると、
「陸也兄さーん。」
「タタタタタッ。」
といって、拓海が走ってきた。
「まあ、この話はこれでおしまいな。今日はお祝いを盛り上げような。、力哉。」
「おうよ。」
と力哉は言った。
「………」
しばらくして、力哉たちは。中山フレンチビュッフェを堪能していた。」
「このエスカルゴおいしいですー。」
と拓海は言った。
「おう、拓海先輩。しっかり食えよ。」
と力哉は言った。
「ジャンジャン、お食べ。今日はめでたいめでたい。就職祝いなんだからな。拓海。」
と陸也は言った。
「そうだぜ。拓海先輩。この日のために俺のへそくり死守したんだからな。」
「力哉、ありがとうございますー。」
と拓海は嬉しそうに言った。」すると、
「プルプルー。」
と拓海のラインが鳴った。
「すいません。陸也先輩。」
「どうしたんだ。」
と力哉は言った。
「明日の提出書類今日中につくらなくちゃいけないんで。そろそろ帰ります。」
「おいおい、そんなんは後でいいだろ。ソレよりくえくえ、な。」
と力哉は言った。
「しかし。大事な書類なんです。今日中にしなきゃ。」
と拓海は言った。
「そうか。わかった。」
と陸也は言った。
「おいおい、陸也先生。そりゃねんじゃねえか?」
と力哉は言った。
「まあまあ、力哉。仕事は大事だから。許してやれ、いいな。」
と陸也は言った。
「ありがとうございます。陸也先輩。」
と拓海は言った。
「いいんだよ、拓海。でもな、あんまり無理すんなよ。体は大事にしろよ。」
と陸也は言った。
「はい、ありがとうございました。」
と言って拓海は店を後にした。
「………。」
「…はい、はい。」
と拓海は上司と電話でやり取りしていた。
「必ず、今日中に仕上げます。すいません。」
と拓海は上司に言った。
「………はい。」
「プツン。」
と拓海は電話を切った。
「………はあ。」
「………。」
そして、次の日。
「パシャっ、パシャ。」
「えー、身元だが、酒井裕、」40歳た、タケミカ電通の社員で係長です。」
「また、タケミカ電通かこれで、何件目だ。」
と桐谷警部は言った。
「それで、これもまた、自殺か?」
と桐谷警部は言った。
「はい。」
と警官言った。
「そうか、わかった。遺体は鑑識課にもってけ。いいな。」
と桐谷警部は言った。
「あれ、またっすね。」
と遠くから、この状況を祐太は見ていた。
「………。」
「そうか、また、タケミカ電通の社員が。」
と陸也は言った。
「おいおい、マジか。祐太。」
と力哉は言った。
「最近多いよな。タケミカ電通の社員の自殺事件。」
と秀斗は言った。
「でも、本当嫌な世の中やな。」
と珠美は言った。
「ああ、そうだな。珠美。」
と秀斗は言った。
「噂だがタケミカ電通はかなりのパワハラ企業って噂聞くもんな。」
「そうだな、秀斗。」
「じゃなあ、あっこはブラック企業アワード第1位やもんな。」
と珠美は言った。
「そうだな珠美。」
と陸也は浮かない感じで言った。
「どうしたん。支配人。浮かない顔して。」
と珠美は言った。
「ああ。ちょっとな。まあ、お前らは気にすんな。それより、文化祭のために部の仕事やれよ。いいな。」
「ハイっす。」
「わかりました、支配人。」
「わかったで。」
と珠美たちは言った。
「……。」
とそんな中、力哉だけ黙って聞いていた。
しばらくして、陸也は学校の喫煙所でタバコを吸っていた。
「支配人。なんであいつらにごまかす様なそぶりしたんだ?」
と力哉はいった。
「どうしたんだ、力哉。切れてもノリのいいお前が今日はかなり真面目じゃないか。らしくないな。」
と陸也は言った。
「おいおい、支配人。いや、陸也兄ちゃん。兄ちゃんこそ、らしくねんじゃねえの?」
と力哉は言った。
「で、兄ちゃんは感づいてんだろ。」
「そうか、力哉。お前は気づいてたか?」
「あたりめえだろうが。俺も兄ちゃんも、拓海兄ちゃんも、ガキの頃から一緒に暮らしてんだぜ。兄ちゃんの考えくらい俺でも、わかるわ。」
と力哉は言った。
「そうか、そうだな、力哉。」
と陸也は言った。
「あれだよな、拓海兄ちゃんの新卒で入った会社って。」
「ああ、あの、タケミカ電通だ。」
と陸也は言った。
「やっぱりな。」
と力哉は言った。
「まあ、あれなんだよな。あんなやばい会社に入った拓海だけど、大丈夫かなって。」
と陸也は言った。」
「まあ、拓海は元気そうだから。あれな、自殺なんかしないよなってさ。」
と陸也は言った。
「そんなこと言って、このままほっといて見守っている気か。陸也兄ちゃん?」
と力哉は言った。
「まさか、そんなわけないだろ。」
と陸也は言った。
「じゃあ、やることは一つだよな。兄ちゃん。」
と力哉は言った。
「ちょうど、あっこの下請けの警部会社が警備員募集かけてたんだ。」
と力哉は言った。
「そうか、力哉。いってくれるんだな。」
「ああ、行くぜ。」
と力哉は言った。
「ありがとな。じゃあ、お前にこれを預ける、いいな。」
と陸也は言った。
「まあ、力哉。このことは祐太たちには言うなよ。いいな。」
と陸也は言った。
「そうだな。これは、俺と、アジサイ園の一軒だしな。わかったぜ。」
と力哉は言った。
「まあ。あれな。誰にも言わんから臨時ボーナスはくれよ。」
「はいはい、ちゃんと仕事したらな。」
と陸也は言った。
「………。」
そして、次の日。
「おはよーっす。」
と祐太が便利部の部室に入ってきた。
「あれ、支配人と力哉先輩は?」
と祐太が言った。
「あれやな、二人ともぎっくり腰なったんやと。」
と珠美が言った。
「ホントあれだな、そんな年じゃないのにな。情けないな。」
と秀斗は言った。
「まあ、あの二人はほっといて今日はうちらでがんばろや。ええな。」
と珠美は言った。
「はいっす。」
と祐太は言った。
そのころ、力哉と陸也は、拓海が勤務するタケミカ電通に来ていた。
「お疲れ様です。」
「ペコ。」
と力哉は警備員として会社に潜入していた。
「支配人。とりあえず、潜入したぜ。」
と力哉は言った。
「今のとこ怪しがってる連中はいないぜ。」
と力哉はさらに言った。
「そうか、じゃあ、そろそろ、あれをまいてくれ」
と陸也は言った。
「おうよ。」
と言って力哉は、
「ばさっ」
「バラバラー。」
とビービー団のようあものを周りにばらまいた。すると、
「ヒュン、ヒュン。」
とまいたビービー団尿なものは瞬間移動したようにワープしてどこかにいった。
「これでいいな。支配人。」
「ああ、上出来だ。力哉。」
といった。
「このまま、潜入を続けてくれいいな。」
「おうよ。」
といって、力哉は警備員になりすまして、会社の監視に乗り出した。
そのころ、拓海は自分の部署で、仕事をしていた。
「カタカタ。」
と拓海が仕事をしていると、
「拓海君、ちょっといいかしら。」
と部長の宗安が拓海に声をかけてきた。
「なんですか?宗安部長。」
といったら、宗安は、
「ちょっと、後からあたしの部長室に来てくれるかしら。」
と宗安は言った。
「はい。」
と拓海は言った。
「………。」
しばらくして、拓海は宗安の部長室に来ていた。
「どういうことですか。」
と拓海は驚いていた。
「だから、そういうことよ。拓海君。」
と宗安は言った。
「なんで、僕がクビなんですか?わけわからないです。」
「僕はちゃんと、頑張ってます。残業はもちろん、休日出勤。さらに、たくさんの仕事の処理からちゃんとしてます。」
と拓海は言った。
「そうですね。あなたは確かに無理な残業からお仕事。さらに、休日出勤もたくさん頑張ってます。」
と宗安は言った。
「こんなに疲弊してもやすまずにがんばっている。あなたはホントにずぶといし強い子です。感心します。」
と宗安は言った。
「だからこそです。あなたを守るためにはこうするしかないのよ、わかってください。」
と宗安は言った。
「気づいてたんですか?宗安部長。」
と拓海は言った。
「気づいたうえで、人事に言われたんですね。内田専務に。」
「………。」
と宗安は黙り込んだ。そして、
「………そうね。わかったわ、拓海君。」
と宗安は言った。
「だったら、今日の深夜の12時以降、残業が終わったら上野のサンライトホテル上野に来てくれるかしら。」
と宗安は言った。
「サンライトホテル上野。そこで全部の真相を教えるわ。いいかしら。」
と宗安は言った。
「………わかりました。宗安部長。」
と拓海は言った。
「ピコピコ。」
謎の小型カメラが二人のやりとりを監視していた。
「………。」
しばらくして、力哉は潜入してつかんだ情報を陸也に報告していた。
「そうか、そういうことか。力哉。」
「ああ、この会社は人事からなんから、腐ってるぜ。」
と力哉は言った。
「それで、兄ちゃん。どうすんだ?」
と力哉は言った。
「そうだな。まあ、とりあえず、あの、宗安っていう部長の方を含めて、拓海先輩をもうちょっと偵察する。」
と陸也はいった。
「そういうことだ、力哉。今度はあの二人が向かう時間にサンライトホテル上野に向かってくれ。いいな?」
「おうよ!!」
と力哉は言った。
そして、その夜の深夜1時。
「きょろきょろ。」
と拓海は周りに人がいないか確認していた。すると、
「拓海君。お疲れ様。」
と言って宗安部長が現れた。
「お疲れ様です、部長。」
と拓海は言った。
「ここがどんなとこか覚えてるかしら?」
と宗安は言った。
「はい。僕が、大手企業の合同面接会に参加した会場です。」
と拓海は言った。
「そうね。あの日、あたしがあなたの面接を担ったわよね。」
と宗安は言った。さらに、
「そして、面接の後に、会社の見学会に来てくれたわね。」
といった。
「はい。、それから、入社試験や最終面接をクリアして、晴れて正社員での採用になりました。」
「そうね、それから試用期間になったわね。」
と宗安は言った。
「その期間も、いろいろアンフェアなお願いや残業も任したわね。」
と宗安は言った。さらに、
「でも、あなたはそんな理不尽な残業やお願いにも耐えてこの日まで頑張りました。ホントにあなたはずぶとくて強い子だと思いました。若いのにしっかりされてるなと……。」
「ありがとうございます。でしたら、どうして。」
と拓海は言った。
「そうね、だからこそよ。あなたに死んでほしくないの。」
と宗安は言った。
「どういうことです? 僕が自殺するように見えますか?」
と拓海はいった。
「そうね、あなたは強い子だから自殺なんてありえないと思ってるわ。でも、違う形で死ぬことになりかねないの。」
と宗安は言った。
「どういうことです?」
と拓海は言った。
「そうね、正式には人事の手によって殺されることになるということかしら。」
と宗安は言った。
「拓海君。あなた以外にうちの社員が何人も自殺して亡くなってるのは知ってるわね?」
と宗安は言った。
「はい、皆、パワハラに耐えれなくて……。」
「そうね、そういう形で精神病んでしまった方も含まれてるわ。」
と宗安は言った。
「でも、中にはあなたみたいにずぶとくて強い社員さんも自殺という形なのは知ってるかしら?」
といった。さらに、
「そんなずぶとい子たちがなんで自殺になってるか? わかるかしら。」
と宗安は言った。
「まさか、部長!?」
「そうよ。その子たちはみんな……。」
と宗安は言おうとした次の瞬間、
「シュンっ!!!!」
と宗安の背後に何者かが現れた。
「はい、部長さんそこまでな。そっから先は言わせないよ。」
「ぶばっ!!」
「黒曜血系術。猪突き槍」
と言って、どす黒い槍が宗安の体を貫通した。」
「そ、そんな。」
「バタン。」
と宗安はその場に倒れこんだ。
「ぶっ、部長!!」
と拓海が駆け寄ろうとした次の瞬間、
「黒曜血系術、群れ討ち」
と言って今度は拓海に黒い猪の群れが襲い掛かった。」
「ぎゃ、ぎゃあーっ!!!!」
と拓海に無数の猪がかみついた。そして、
「じゃあな、部長のとこにいってらっしゃい。」
と謎の男は、
「黒曜血系術、猪鹿蝶、蝶の捕食!!!!」
と言った。すると、
「ババババババババババ。」
と今度は無数の蝶が現れ、二人に襲い掛かってきた。そして、
「ブババババババっ!!!!!」
と拓海と宗安の体は血が噴き出て跡形もなく消しとんだ。」
「ふう、あんたらがわるいんですよ。」
といった。さらに、
「ほんとだよな。黒瓜君。」
と言って、も一人謎の少年も現れた。
「ねえ、内田専務さん。」
と謎の少年が言うと、人事の内田専務が現れた。
「ほんと、馬鹿な部長と部下なことだな。専務。」
「そうね、澤田副社長さん。」
と内田は言った。すると、
「このタケミカ電通の秘密を知ったものは消すのみ。ホントにありがとうございました、黒瓜さん、鼠弥さん。」
と言って社長と思われる男が現れた。
「いえいえ、いいことです。また、都合が悪くなったら言ってください。朝比奈社長さん」
謎の少年は言った。
「いういえ、いいってことです。まあ、3人とも死なないように頑張ってください。」
と鼠弥はいった。
「まあ、俺と黒瓜君の血をあげたから、3人ともそう簡単には死なないけど。」
「そうだね。ありがとうございます。」
と内田たちは言った。
「………。」
と彼らのやり取りをこっそり力哉は偵察していた。
「……そうか、やっぱりな。」
「ああ、二人とも酷い死に方だったぜ。」
と力哉は言った。
「で、兄ちゃん。いや、支配人。どうすんだ? 今回あの内田とかいう連中のバックに十二支悪鬼も絡んでるみたいだぞ。」
と力哉は言った。
「そうだな。でも、このままあの連中をほっといたら、他にも同じように犠牲者が出る。拓海や宗安さんみたいな思いをする人がたくさん出てします。」
と陸也は言った。
「そうだな。じゃあ、あの二人をやらないとな。」
と力哉は言った。
「あのな、力哉?わかってるよな? 今回は十二支悪鬼もバックにいるんだ。あの、内田とかいうやつとやるにはあいつらとさじでやらないといけないんだ。わかるよな?」
と陸也は言った。
「じゃあ、このまま、あいつらの好き勝手させる気か?、おいっ!!!!!」
と力哉が言っていると、
「先輩。支配人。なに、勝手にこそこそ詮索してんすかー?」
と誰かが声をかけてきた。
「その声は、祐太か?」
と陸也は言った。
「そうやで、隠し事なんて、二人には似合わんで。」
「そうですよ。支配人。水臭いですよ」
と言って珠美と秀斗も現れた。
「俺たち、仲間じゃないすか?」
と祐太も言った。
「みんな、どうしてここがわかった?」
と陸也は言った。
「わからんわけなかろうが。」
と珠美は言った。
「最近、二人がこそこそ調べ事しててな。おかしいと思ってたんよ。」
とさらに、珠美は言った。
「ほんとそれですよ。よくもギックリ腰なんてありえない嘘ついたもんですね。」
と秀斗も言った。
「ほんとっすよ。俺にでもバレバレっすから。」
と祐太も言った。
「実は二人がギックリ腰なんて怪しいかなと思って俺がこっそり尾行しました。」
と秀斗は言った。
「俺の仕置血系の能力知ってますよね?」
と秀斗は言った。
「まさか、秀斗、お前俺と支配人をつけてたんか? おい?」
と力哉は言った。
「まあな。俺の能力は敵だけでなくて見方も欺くからな。」
「ちなみに、力哉。お前とはべつのとこから宗安さんや拓海先輩のやり取り、見てたんだよ。」
と秀斗は言った。
「お前なー、じゃあ、なんであの二人を助けなかった!!」
「力哉、それは無理な話な。黒瓜だけならともかく鼠弥まで相手すんのは俺には無理だ、おれに死ねっていうつもりか?」
「おまえなー。」
「あと、力哉。お前の支配人への兄ちゃん発言。ある意味かわいかったな。」
「おまえなー。俺の一番恥ずかしいとこ見やがって。まさか、ずっと尾行してたんじゃねえだろなー」
と力哉は言った。
「ああ、お前が喫煙所で支配人とはなしてる時から尾行してた。」
「おまえなー。何見てんだよ、プライバシー侵害だぞこら?!!」
と力哉は言った。
「まあまあ、そこまでやで。」
と珠美は言った。
「じゃあ、皆。戦ってくれるんだな?」
「ええで。ただ、チップはちゃんと回収するけんな。二人のへそくりからな。」
と言って珠美は力哉と陸也はのへそくりと思われるものを取り出していった。
「あー!!、お前またやりやがったなー!!」
と力哉は言った。
「ふん。隠し事なんてした罰や。こいつはちゃんとうちと秀斗、祐太の三人で回収させてもらうけんなー。アハハ。」
と珠美は言った。
「そ、そりゃねんじゃねえか?」
「トホホ。」
と力哉と陸也は言った。
「じゃあ、あれな。改めてみんな頼むいいな。」
「おうよ!!」
「ハイっす」
「わかった。」
「ほな、いくで。」
と力哉たちは言った。
「じゃあ、やるのは明日のこの時間だ、いいな。」
「じゃあ、明日の夜、やるぞ!!」
「散っ!!!!!」
「ビュンっ!!!!!」
そして、力哉たちは拓海先輩や宗安部長の仇をとるために動き出した。
「シュっ、シュっ、シュっ」
「シャキンっ。」
「バンバンっ」
「ドカっ、ドカッ。」
「バラバラー」
「………。」
そして、次の日の夜。
「ふう、今日のお仕事もおわりね。」
と内田は言った。
「そうですね。専務。」
と澤田副社長と内田は言った。
「でしたら、今夜は三人で晩酌でもするか? 私のうちで、うまいワインもあるからな。」
と朝比奈は言った。
「最近、二人は人事としてよくやってくれてるからな。ご褒美しないとおもってたんだよ。アハハ。」
と朝比奈は言った。
「ありがとうございます。社長。」
「ありがたきお言葉です。」
と内田は言った。すると、
「じゃあ、あなたたちに死というご褒美をしなくちゃダメっすね。」
と言って誰かが言った。
「誰だっ!!!!!」
と澤田は言った。
「黒曜血系術、鹿突き!!!!!」
と澤田が言うと、邪悪な鹿が声の主に襲い掛かった。しかし、
「ヒュっ!!」
と声の主は縮地を活用してこれをかわした。
「ふう、ホント大手企業のお偉いさんって乱暴っすねー。」
と言って祐太が現れた。
「あんた何者っ!!」
と内田は言った。
「そうっすねー。あなたたちを裁く者っすかねー。」
と祐太は言った。
「ビュンっ!!!!!」
「人間が図に乗るなーっ!!!!!」
と言って今度は朝比奈が祐太に襲い掛かってきた。しかし、
「ぶばっ!!」
と祐太の三味線の糸が朝比奈の首をはねた。
「図に乗るな? その言葉そっくりそのまま、返すっすよ。」
「ぼとん。」
朝比奈の首は床に吹き飛ばされた、しかし。
「あららー。もう、社長。こんなに早く首切られたらダメじゃないのー。」
と内田が言った。すると、
「いえいえ、内田さん。まだまだ、私は死にませんよ。」
と朝比奈は言った。すると、
「ヒューん。」
「ふわ。」
と朝比奈の首が浮いてから胴体に向かって飛んで行った。さらに、
「すく。」
と朝比奈の胴体が立ち上がった。そして、
「ぺちゃ。」
「がしっ。」
と朝比奈の首は何事もなかったように引っ付いた。
「ねっ、死なないでしょ。」
「そうね、朝比奈さん。」
「これが、黒曜悪鬼とやらの能力ですね。実に、素晴らしいな。」
と内田と澤田も言った。
「なんなんスカ。こいつら、首切ったのに死なないなんて?」
と祐太がいうと、
「シュンっ。」
「今度はこっちのばんな。」
「黒曜血系術、毒斬り。」
「ぶばっ!!」
「と今度は澤田が祐太に襲い掛かった。
「がしっ。」
と祐太はこれを三味線の糸でガードした。しかし、
「シュン。」
「黒曜血系術、黒針!!」
「ブババババババ!!」
「ぐさささっ!!!!!」
「がは…」
と今度は内田の黒曜血系術の技が祐太に直撃した。さらに、
「黒曜血系術、ブラックレーザー!!」
といって、今度は朝比奈が祐太に向かってレーザーを放った。」
「シュンっ」
と祐太はこれをかわそうとした。しかし、
「っ!!、あれ?」
と祐太の動きに異変が起きた。
「ドカーンっ!!」
「がはっ。」
と祐太にレーザーが直撃した。
「ふう、口ほどにないですねえ。」
「アハハ、弱っちいお子様なこと。おほほ。」
「ふん、やっぱり黒曜悪鬼三人は強いですな。」
と内田たちはいった。
「どうなってんすか?あいつら。」
と祐太がいっていると、
「みんな、そろそろ終わらしてあげない、このお子様を。」
「そうだな、内田さん。」
「私も賛成です。」
と三人は言った。
「シュンっ!!」
「三人同時攻撃で決めるわよ。」
「おうっ」
「了解。」
「黒曜血系術、ブラックレーザー!!」
「黒曜血系術、毒斬り!!」
「黒曜血系術、黒針!!!」
と言って三人が祐太に一斉攻撃を仕掛けようとした。しかし、
「ドカーンっ!!!」
「はじけろっ!!大筒っ!!」
「ぼカーンっ!!」
「と祐太の周りが突然、爆風で包まれた。」
「シュンっ」
「大丈夫か祐太。」
「ありがとっす。支配人」
と祐太が言った。
「なんなの?」
「どうなっとんじゃ!!」
「何が起きたんだ!!?」
と三人が動揺していると、
「解毒用爆薬、打ち込み完了な。」
と言って陸也が現れた。
「にしても、この毒は厄介だな。」
「そうっすね。支配人。」
と陸也と祐太は言った。
「にしても、一人首切っても死なないなんて、とんでもないな。」
「そうっすね。」
と二人は言った。
「ということは、あれだな。祐太。」
「こそこそ。」
「そういうことっすね。」
と祐太が言うと、
「ガリっ」
と陸也は指をかんで血を出した。そして、
「ビー。」
と陸也は大筒に自分の血を塗り始めた。」
「なにしてるのかしら?」
と内田は言った。
「ビュンっ!!!!」
「ダダダダダダっ」
「もう、一気に決めような。」
と澤田が言って祐太と陸也に襲い掛かってきた。しかし、
「ビュンっ」
と陸也と祐太はこの攻撃を見事にかわした。そして、
「ビュンっ」
「残念だけど、あんたらは終わりだ。」
と陸也は内田たちの背後に現れて言った。
「毒せっ!!!、大筒っ!!!!」
「ドカーンっ!!!、ドカーンっ!!!!」
と陸也は内田たちに大筒の球を放った。
「ごほっ、ごほっ。」
「なんなのよ。これは?」
「ゲホゲホ、ゲホゲホ。」
「なんなんだ。この爆撃は。」
と朝比奈は言った。
「終わりって言って、なんともないじゃない。」
と内田は言った。
「そうか?、あんたらはとっくに積んでるよ。」
と陸也は内田たちに言った。すると、
「ぐあああっ!!!!」
と朝比奈が苦しみだした。さらに、
「があああああーっ!!」
「ドロドロドローっ」
と今度は澤田の体や顔が溶けはじめた。さらに、
「きゃあーっ!!!!」
「ドロドローっ、ぼとんっ」
と今度は内田の目ん玉と左腕が溶けて落っこちた。
「今だ、祐太。」
「ハイっす」
「ダダダダダダっ」、
と言って、祐太は走り出した。そして、
「切り落とすっすっ!!!、三味線屋っ!!!!」
「びゅるるるーっ!!!!」
と祐太の三味線の糸が内田たちに襲い掛かった。そして、
「ぶばっ!!」
「ぶばっ!!」
「ぶばっ!!」
「ボトンっ。」
と三味線の糸は見事に内田たちの首を同時にはねた。
「がはっ。」
「くそう。」
「そんなっ…。」
と三人の首は地面に落っこちた。
「もう、なんなのよ!!!体が溶けたり目ん玉落っこちたり、わけわからないっ!!!!」
と内田は言った。
「なんで、あんたらの体が溶けたりしたか教えてやろうか?」
と陸也は言った。
「この、妖刀大筒はな、読み込んだ爆薬や液体の成分のよって効能や能力が変わるんだ。」
と陸也は言った。
「祐太に打った時は事前に解毒剤の液体を塗ってたから爆撃が回復や毒の無効化につながった。」
と陸也は言った。さらに、
「お前らのは別のだ。」
と陸也は言った。
「別っどういう意味じゃっ?」
と朝比奈は言った。
「お前らのはあれな、俺の血に含まれる毒を読み込んだのさ。」
「なんだと、なんで血に毒が?」
と澤田は言った。
「まあな、色々あってな。俺の体には俺の体重65㎏×10倍の毒が含まれてんだ。」
と陸也は言った。
「マジすかっ!!」
と祐太も驚いた。
「だからな、毒の含まれる血を読み込んだらそれを爆薬に自動的に配合するこれが、この、大筒の能力なのさ。」
と陸也は言った。
「もちろん、俺の体には、お前ら黒曜悪鬼の弱点でもある、アジサイの毒も入っている。というか、アジサイの毒が多いかな?」
と陸也は言った。
「そ、そんな。」
「く、くそう。」
「ち、ちくしょう。」
「ガクン。」
「サラサラー。」
と内田と澤田と朝比奈は力尽きて、体と首はそれぞれ、灰となって消えた。」
「支配人、なんで支配人の血には毒があるんすか?」
と祐太は言った。
「あ、これな。まあ、話すと長くなるから、またな。」
と陸也は言った。
「えー、気になるっすよ。教えてっす。」
「まあまあ、今度ゆっくり話すから、許してくれ、っな。」
「そんなー。」
「………。」
その頃、力哉と秀斗、珠美は黒瓜と鼠弥のもとに向かっていた。
「ふう、鼠弥さん。あの人たち、ちゃんとやってますかねー?」
と黒瓜は言った。
「それなんだけどな。なんかさ、内田さんたちと連絡取れないのよねー。」
と鼠弥は言った。
「なんか、電話しても、出なくてさ。」
「そうなんですねー。」
と黒瓜が言うと、
「なんで、出ないか教えてやろうか?」
「誰っ?」
と鼠弥が言うと、
「バンバンっ!!!!」
「シュンっ」
「カキンっ。」
と秀斗と珠美が攻撃を仕掛けた。
「ギギギ…。」
「がっ!!!!」
「へえー。仕置屋ねー。」
「俺にこんなことするって何様?、裏切り者の虎助さんが」
「シュンっ。」
「もうその呼び方は過去のことな。今の俺の名前は秀斗な。」
と秀斗は言った。
「にしても、情けないねー、上段の十二支悪鬼で俺からすれば上司みたいだったのに。アハハ。」
「ふん、お前の上司になった記憶は一切ないがな。黒瓜。」
と秀斗は言った。
「昔話は終わりな、さっさとやるぞっ!!、秀斗。」
と力哉は言った。
「ふーん。虎助。いや、秀斗か。俺に喧嘩うるのかー。」
と鼠弥は言った。
「まあ、俺もさじでしたいけど、あまり無駄な戦闘は面倒くさいからなー。」
と鼠弥は言った。
「あ、そうだ。」
と鼠弥は言った。すると、
「ぼん。」
「ババババババババババ。」
「大量の鼠が現れた。そして、
「がばばばばばばばっ」
とその鼠たちは次々と黒瓜の口の中に入っていった。」
「ががががががっ。」
「死ぬなよ。黒瓜君。」
と鼠弥は言った。すると、
「はあはあ、すげーっ!!!!」
と黒瓜は覚醒して気持ちよさそうになった。
「じゃあ、黒瓜君。俺の血はあげたから、あとはよろしくっと。」
と鼠弥は言った。
「あ、待てよ?、こいつも付けとこかな?」
と鼠弥は言った。すると、」
「パチンっ」
と鼠弥は指を鳴らした。すると、
「ぼんっ」
と新たな敵が三人現れた。
「黒瓜君、俺の六道鼠も三つ貸しといてやるよ。あとはよろしくっ」
「シュンっ」
と言って、鼠弥は行ってしまった。
「まて、逃げんじゃねえっ!!!!」
と力哉は言った。
「力哉、そんなこと言ってる場合じゃないぞ。」
と秀斗は言った。すると、
「シュンっ」
「カキンっ」
と六道鼠の一体が秀斗に襲い掛かってきた。さらに、
「ぼんっ」
「にゅるにゅるーっ!!!!」
「ダダダダダダっ」
と今度はほかの六道鼠が狼と蛇を呼び出して、襲い掛かってきた。しかし、力哉は、
「シュンっ」
「狩れっ!!!!、八丁堀!!」
「ぶばっ!!」
「ドカッ!!」
と衝撃波による一撃をかました。しかし、
「バアー。」
「ブブーン。」
と今度は別の六道鼠がバリアを出した。すると、
「シュウウー。」
と衝撃波は跡形もなく吸収された。
「なんなんだ、これはっ!!!!」
と力哉が驚いていると、
「シュンっ」
「驚いてる場合かい?」
と今度は黒瓜が襲い掛かってきた。
「黒曜血系術、猪突きっ!!!!」
「がしっ。」
と力哉は何とかこの攻撃をガードした。しかし、
「これは、逃げられないよー。」
と黒瓜は言った。
「黒曜血系術、猪鹿蝶、蝶の捕食。」
と言っていると、
「ババババババババババ。」
「と力哉の周りに無数の蝶の群れが現れた。
「ヒュンっ」
「ババババババババババ。」
と力哉は無数の蝶の群れを八丁堀の刃で切り刻んだ。
「だらだらー。」
力哉の口から血がたれ落ちた。
「へえー。息を止めて蝶の群れを切り刻むとはねー。やるー。」
「はあはあ、」
「アハハ。でも、少しだけ蝶の群れを吸っちゃたんだねー。」
と黒瓜は言った。
「あれー、もうおしまいー。つまんなーい。」
と黒瓜は言った。
「ダダダダダダっ」
「じゃあ、もう消してやろー」
と黒瓜は言った。そして、襲い掛かってきた。
「カキンっ。」
「ギギギギギギっ…。」
「バンバンっ」
「うちらもおるん。忘れんといてなっ。」
と珠美が言った。
「大丈夫か?、力哉。」
と秀斗は言った。
「大丈夫だぜ、あの二人の痛みや苦痛に比べたらかわいいもんだぜ。」
と力哉は言った。
「強がってんな。口から血がたれてるぞ。」
と秀斗は言った。
「でも、どないするん?秀斗、力哉?あれじゃあ、接近戦は危険やで。」
と珠美は言った。」
「そうだな、珠美。」
と秀斗は言った。
「このままじゃあ、埒が明かないな。」
と秀斗は言った。
「二人ともちょっといいか?」
「こそこそ。」
「おいっ!!、秀斗、あれはダメだぞっ!!」
「そうやで、あれは、秀斗の寿命を削るんやで。」
「大丈夫だ、少しくらいなら。」
と秀斗は言った。
「それに、十二支悪鬼とやるには、いずれするしかないとは思ってたし。」
「せやけどなー。」
と珠美は言った。
「だが、ここまでされたらいずれ俺たちがやられる。」
と秀斗は言った。
「そうか、わかった。」
と力哉は言った。
「十分だ、やっていいのは。それ以上はダメだぜ、秀斗。」
「ああ、ありがとう。」
「じゃあ、うちらでサポートしたるけん。十分で決めよな。」
「おうっ。」
と力哉は言った。
「おいおい、なに、のんきに作戦会議してんだー。」
と黒瓜は言った。
「シュンっ」
と黒瓜と六道鼠が襲い掛かってきた。
「シュンっ。」
と力哉たちは、縮地でこの攻撃をかわした。そして、
「ぶばっ!!」
と六道鼠のうち一体の首を秀斗がついた。
「なんなんだ?」
と黒瓜が驚いてると、
「………シュウううー。」
「黄金黒曜モード開放。」
と言って秀斗は特殊モードを発動した。さらに、
「ぶばっ!!」
「ボトン。」
と今度は二体目の六道鼠の首を衝撃波がとらえた。
「八丁堀奥義。つばめ斬り。」
と力哉は二体目の六道鼠を倒した。
「く、くそうっ!!」
「ダダダダダダっ」
と黒瓜と最後の六道鼠が飛び掛かってきた。しかし、
「バンバン。」
「はじけんちゃい、妖刀、二丁拳銃。」
と言って、今度は珠美の銃弾が最後の六道鼠に命中した。すると、
「ババババババババババ。」
「ブババババババっ。」
と最後の六道鼠の体が弾けて血が噴き出した。そして、
「バタン。」
と最後の六道鼠の体はぐちゃぐちゃになって倒れた。」
「残念だったな。黒瓜、お前を守る保険はもうないよ。」
と秀斗は言った。
「く、くそがーっ!!!、それがどうしたーっ!!」
「ダダダダダダっ」
と黒瓜が秀斗の飛び掛かってきた。
「上段の血をもらった俺が負けたたまるかーっ!!!!」
「黒曜血系術、猪鹿蝶、蝶の捕食っ!!!!」
「ババババババババババ。」
と言って黒瓜は蝶の群れを秀斗めがけて放った。」
「………十二支悪鬼って言っても、所詮、下段。お前は俺には勝てないよ。」
と秀斗は言った。
「………黄金黒曜血系術。覇王虎。」
と秀斗は言った。すると、
「がおーっ!!!!」
巨大な黄金の虎のオーラが現れた。そして、
「がばっ」
と黒瓜を覆いつくした。そして、
「があああああー。溶ける―っ。」
「シュウううー。」
と黒瓜の体が溶け始めた。そして、
「サラサラー。」
と黒瓜の体は灰になって跡形もなく消えた。
「………九分。ギリギリだったな。」
と秀斗は言った。
「全く、秀斗。ひやひやさせんなよなー?」
と力哉が言って駆け寄ってきた。
「ほんまやで。秀斗。それはあんまよくないんやで。」
と珠美も言った。
「そうだな、悪かったな。」
と秀斗は言った。
「ガクン。」
「くらっ…。」
と秀斗はふらついた。
「おっと。あぶねえ、あぶねえっと。」
と力哉がふらついた秀斗を受け止めた。
「やっぱりやな。力哉。」
「そうだな、珠美。9分でもこれなんだな。」
と力哉は言った。
「すまないな、力哉。」
と秀斗は言った。
「お前にしては気が利くんだな。」
と秀斗は言った。
「おめえなーっ!!!、せっかく人がきずかってんのに、なんだよそれーっ!!?」
と力哉は言った。
「こらこら、力哉。今は我慢性やっ!!、急病人やで」
と珠美は力哉を叱った。
「………。」
そして、その1週間後。
「ハイハイ、いらっしゃい。2年3組、チャイナレストラン。格安の絶品中華、うまいっすよ!!」
と祐太は文化祭のレストランの呼び込みをしていた。
「きゃあーっ祐太くーんっ!!」
と女子生徒たちが祐太のもとに集まった。
「はいはいっす、押さないでっす。」
と祐太は女子生徒たちに言った。
「じゃあ、皆いくっす。俺がおいしい格安中華ふるまうっすから。」
と祐太は言った。
「きゃあーっ、素敵―っ!!!!」
と言って女子生徒たちは祐太が手伝う2年5組のチャイナレストランに向かって言った。」
「じゅうーっ。」
「パラパラ。」
と祐太は見事に次々と中華料理を仕上げていった。
「ハイっす。小籠包完成っす。」
「パクリ。」
「きゃあー。おいしー。」
「うまい。」
「絶品やで。」
とお客さんたちは、祐太の作る絶品中華のとりことなった。すると、
「祐太、家の店も頼む。」
「ハイっす、先輩。ここのレンタル時間終わるまでまってす。」
といった。
「はいはい、いらっしゃいっす。」
と祐太は今度は、三年生の企画したお店、ホストクラブ、チャリティースイートにレンタルデリバリーの企画で出動していた。
「ようこそ、クラブチャリティースイートに。」
と一緒に出動していた、秀斗が言った。
「女子生徒はもちろん、一般のお姉さま方、マダムの皆様。みんな大歓迎です。」
と秀斗はさらに言った。
「ハイハイっす。一般の成人されてるお客様にはちゃんと、ワインにカクテル。もちろんシャンパン、ウイスキーからお酒全般も、扱ってるっすよー。」
と祐太も言った。
「きゃあーっ、秀斗くーんっ!!!!」
「きゃあーっ!!!!、祐太君もいるわーっ!!!!」
と三年生のホストクラブ、チャリティースイートに学校中の女子や一般のお客様、さらには、保護者のママさんやマダムたちも、一斉に押し寄せた。
「秀斗君。あなたのことは娘から聞いてるわよ。」
「ありがとうございます。娘さんにはいつもお世話になっております。」
と秀斗は言った。」
「もう、秀斗君ったら。ほほ。」
とお客様のママさんは言った。
「祐太君、やっぱり噂通りね。」
とママさんの一人が言った。
「何がっすか?」
と祐太は言った。
「娘から、聞いてるわよ。お裁縫から料理で色々、助けてくれるって。」
とママさんは言った。さらに、
「はい、ママからのお小遣いよ、もらっといて。」
と言ってママさんが祐太に何かの封筒をを渡した。
「なんスカこれ?」
と祐太は封筒の中身を確認した。すると、
「わっ!!!!」
と祐太は驚いた。なんと、封筒の中身は大量の札束だったのだ。」
「すいませんっす、俺、こんなにもらえないっす。」
と祐太はママさんに封筒を返そうとした。
「いいのよ、祐太君、娘がお世話になってるんだもん。」
とママさん言った。
「それに、これは旦那が大量に隠し持ってたへそくりだもの。遠慮なくもらって、もらって、ね。」
とママさん言った。
「そうなんすね……、アハハ。」
と祐太はママさんに対して、苦笑いしながら言った。
「ぐるぐる。」
とその頃秀斗はお客様のマダムのカクテルをポッキーでかき混ぜていた。」
「はい、カクテル出来ましたよ。」
と秀斗は言った。
「もう。素敵ね、秀斗君。」
とマダムは言った。
「やっぱり、孫の言うとおりね。いつも、素敵ね。」
とマダムはいった。
「いえいえ、お褒めの言葉光栄です。お孫さんにはいつもお世話になっております。」
と秀斗は言った。
「もう、ほんとに素敵ね。若い時の、お爺さんより素敵。」
とマダムは言った。
「いえいえ、そんなことないですよ。あなた様の旦那様も素敵だと思いますよ。」
と秀斗は言った。
「あらやだ。秀斗君ってホントにほめ上手ね。ほほ。」
とマダムは言った。
「だったら、せっかくだし。お店の看板メニューシャンパンタワーしちゃおっかしら。」
とマダムは言った。
「ありがとうございます。」
と秀斗は言った
「先輩。シャンパンタワーお願いします。」
と秀斗は言った
「サンキューっ!!!!、秀斗。」
と三年生の生徒が言った。
「はいっ!!!!、シャンパンタワー入りましたーっ!!!!」
「ドボドボドボー。」
と三年生のマネージャーによって大量のシャンパンがグラスのタワーに注がれた。
一方、祐太も、
「今度はあたしも頼もうかしら。」
と祐太を指名した別のママさんが言った。
「何スカ?」
と祐太が言うと、ママさんが、
「この、お店の一番人気の高級ワイン。シャトーブランシュって名前のお願いできる。」
「え、いいんすか?、これ、30万近くするっすよ。」
と祐太言った。
「いいの、いいの。いつも娘がお世話になってんだもん。これくらいへっちゃらよ。」
とママさんは言った。
「そうっすか―。アハハ。」
と祐太は自分にあまりにもお金を使うママさんやマダムたちに苦笑いしながら対応した。
「あんにゃろーども、覚えととけーっ。」
と力哉は秀斗と祐太に嫉妬して、お店の入り口から見ていた。
「力哉、また嫉妬かいな。ほんまこりんやつやなー。」
と呆れた感じに珠美が言った。
それから、祐太と秀斗はレンタルデリバリーの企画で三年生のクラブ、チャリティースイートでの売り上げを順調に伸ばしていった。
「いやあ、二人とも、ホントにありがとな。」
三年生のマネージャーが秀斗と祐太にお礼を言った。そして、
「これな。今回のレンタルデリバリーの料金な。
と言って三年生のマネージャーが二人に封筒を渡した。
「なんですか?これは?」
「なんスカねー?」
と二人は封筒の中身を確認した。
「えっ!!!?」
「っ!!!?」
と二人は驚いた表情で封筒の中身を再度確認した。なんと、封筒の中身はこれもまた、ありえないくらいの札束だった。
「先輩、いんですか。こんなにもらって?」
と秀斗は気遣うように言った。
「そうっすよ、先輩。こんなにもらったらさすがに申し訳ないっすよ。」
と二人は言った。
「いいのいいの。もらって、もらって。」
と三年生のマネージャーが言った
「二人のおかげで、想像をはるかに超える売上、チップを回収できたからさ。これやっても、クラスのみんなに分けて、学校に一部売り上げあげても、かなり余るくらいママさんやマダムたちがお金いれてくれたんだ。」
と三年生のマネージャーは言った、さらに、
「だからいいってことな、もらっと、もらっとけ。もってけドロボーってことな。アハハ。」
と三年生のマネージャーは嬉しそうに言った。
「そうなんすね……。アハハ。」
「……ありがとうございます。」
と祐太と秀斗は苦笑いしながら、言った。
そして、夕方。
「じゃあ、今日のレンタルデリバリーの売上げランキングを発表するな、いいな。」
と陸也は言った。
「まずは、3位な。」
と陸也は言った。
「3位はいつものパターンだが、珠美の売上げ50万円。」
「シャあーっ、ビリ回避やで。」
と珠美は言った。
「続けて第2位な。」
と陸也は言った。
「第2位は、微妙な僅差で秀斗の売上200万円な。」
と陸也は言った。
「まあ、俺にしてわは上出来かな?」
と秀斗は言った。
「ちなみに、ビリは力哉の売上20万円な。」
と陸也は言った。
「支配人なー。ちなみにひでんじゃねえか?、あん?」
と力哉は怒った。
「まあまあ、力哉。お前が祐太と秀斗の足元に及ぶわけないだからな。あきらめろ、っな。」
と力哉は
「ぐぬぬー……。」
と力哉は恨めしそうに言った。
「第1位はな、秀斗との僅差だが、祐太の売上げ210万円な。」
と陸也は言った。
「やったっすー。」
と祐太ものすごく喜んだ。
「まあ、秀斗と祐太は三年生のチャリティースイートでの売上げが大きかったな。」
と陸也は言った。
「じゃあ、罰ゲーム力哉に決定やな。」
「くそーっ!!!」
「と力哉はぼやいた。」
「まあまあ、力哉。怒んなって、今回は俺も一緒に罰ゲームのは出してやるから、っな。」
と陸也は言った。
「なんやそれ、支配人ずるいで。」
と珠美は言った。
「大体。罰ゲームはビリ1人にごちになるん毎年のルールやで。支配人も出したら、毎年のルールん反するで。」
と珠美は言った。
「まあまあ、珠美。今回は色々あったんだ。許してやれ。」
と秀斗も言った。
「ありがとな。秀斗。」
と陸也は言った。
「まあ。、あれだ。珠美、今日は特別に一食20万の三大珍味どんぶり食べさしてやるから、ゆるしくれ。っな」
と陸也は言った。
「えっ、ええんか?、支配人。」
と珠美は言った。
「ああ、今回の仕事は色々頑張ってくれたしな。みんなにご褒美で食わしてやる。」
「ありがとうございます、支配人、なら、お言葉に甘えていただます。」
と秀斗は言った。
「じゃあ、みんなでいこうで、松本寿司。」
と珠美は言った。
「そうだな、じゃあ、学校済んだら行こうな。」
と陸也は言った。
「………フーン。」
と言って学校外から誰かが力哉たちを偵察していた。
そして、その夜。
「い、いやあーっ。」
誰かが悲鳴を上げていた。
「おいおい、おばさん。どうして、にげるんですかー?」
と何者かが、逃げまどう女性を襲撃していた。
「あんたかい?、仕置屋に殺しをお願いした、薄情な女って?」
とその少年は言った。
「何よ、何よ。別にいいでしょ、あの中原って刑事は夫の仇なんだっ!!!」
と女性は言った。
「あんな、くず。死んで当然なんだっ!!!!、なのに、なんであたしが殺されないといけないんだ。ふざけんじゃないわよっ!!!?」
と女性は怒っていった。
「シュンっ!!!」
「ブバっ!!!!」
と少年は女性の首をはねた。
「あんたの、言い訳はどうでもいいんだ。」
と少年言った。
「仕置屋と頼み人を狩るのが俺たちサイファーチルドレン、少年警察のしごとだからさ。」
と謎の少年は言った。」
その頃、別の場所でも、
「ダダダダダダっ」
「ひゃっ、ひゃーっ!!!!」
と別の仕置屋のメンバーが逃げまどっていた。
「お兄さん、どうして、逃げるの?」
と謎の少女は言った。
「あなたでしょ?中原刑事をやったっていう残念な仕置屋さん?」
と少女は言った。
「お兄さん、あたしは怒ってないのですよ?」
と謎の少女は言った。
「ただ、正直に教えてほしんです。あなたが中原刑事殺したんですか?」
と謎の少女は言った。
「う、うるさいっ!!」
と仕置屋のメンバーの男は言った。
「もう、おこらないでください。せっかく、夜風が気持ちいい夜なんですから。」
と謎の少女は言った。
「にしても、お月様もきれいですね。うふう。」
と謎の少女は言った。
「くっ、くそがーっ!!!!」
と言って男は謎の少女に襲い掛かった。
「あら、残念。」
と謎の少女は言った。すると、
「バっ。」
と大量の折鶴が男を囲んだ。そして、
「戯れて、妖刀夜鶴。」
と謎の少女は言った。そして、
「ババババババババババ。」
「ブババババババっ」
と大量の折鶴が仕置屋のメンバーの体を切り刻んだ。」
「がはっ。」
「バタン。」
と仕置屋のメンバーの男は血まみれなって倒れた。
「いけませんね。正直に言わないのは。」
と謎の少女は言った。
「と言っても、もう、死んでますかね。」
と謎の少女は言った。
「プルプルー。」
と謎の少女のスマホが鳴った。
「もしもし、どうしましたの?」
と謎の少女は言った。
「うん、茉莉花。僕だよ龍介だよ。」
と龍介は言った。
「あら、福頭取の龍介君ね。」
と茉莉花は言った。
「茉莉花ちゃん、そっちはどう?」
と龍介は言った。
「こっちは、片付けよ。大丈夫よ。」
と茉莉花は言った。すると、
「茉莉花ちゃん、お疲れ。」
と言って、別の少年が現れた。
「あら、頭取の壱斗君。」
と茉莉花は言った。
「茉莉花ちゃん、壱斗でいいって言ってるだろ。っな。」
と言って壱斗は言った。
「じゃあ、今日は終わりね、壱斗頭取。」
と茉莉花は言った。
「そうだな、茉莉花ちゃん。」
と壱斗はいった。
「そうだな、今回の仕置屋は小物だしな。」
と壱斗は言った。すると、
「シュンっ。」
「お疲れー。壱斗頭取。」
と言って龍介が合流した。
「おっ、お疲れな、副頭取。」
と壱斗は言った。
「お疲れ様です、頭取。」
と龍介は言った。
「じゃあ、仕事もおわりだ、最後にディナ―行くか?」
と壱斗は言った。
「いいですねー。行きましょう」
と龍介は言った。
「あたしはパスします。あんまりこの時間帯に食事は良くないかと。」
「そういうこと言わないでよ。茉莉花ちゃん。」
と龍介は言った。
「まあまあ、龍介君。茉莉花ちゃんもお年頃の女の子なんだからさ。いいじゃないの。」
と壱斗は言った。
「じゃあ、龍介君。行こうな」
「はい。壱斗頭取。」
と龍介は言った。
第三話完
今回は強力な十二支悪鬼の一人と、ブラック企業のタケミカ電通の社長やパワハラ上司たちが手を組んで力哉と陸也たちと戦う場面を表氷原しました。さらに、十二支悪鬼の力で強化された、パワハラ上司たちや十二支悪鬼の一人、黒瓜に対して秀斗の黄金黒曜モードという能力を開放する部分も表現しました。そして、最後はレンタルデリバリーという、便利部の文化祭の出し物による、ハチャメチャな人間模様で締めくくりました。お話を最後までご覧いただきありがとうございました。




