表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第2話 仕置屋VS闇バイト

今回は時系列ネタの闇バイトやヤングケアラーといった、今どきの社会問題をベースにしてみました。今どきの社会問題をイメージしヤングケアラーの高校生に付け込んだ卑劣な闇バイトの主犯格を成敗する話になっています。その中で祐太の仕置アイテムとのマッチングも注目のポイントだと思います。どうぞ、最後までよろしくお願いします。

……ある日の夜

「パリーンっ!!!!」

「きゃあああっ!!!」

「いいな、ポーン01。」

「はい。」

と言われると、実行役の男は金属バットを振り上げ、

「ドカッ!!!」

と家の住民を金属バットで殴りつけた。

「ウウーン、ウウーン。」

「パシャっ、パシャ。」

と被害にあった民家のまわりには大勢の警察官が集まった。

「被害にあったのはこの家にすむ資産家の早瀬ときおさん35歳。早瀬重工の社長にして資産家の男性だ。」

と警察官の一人が言った。

「で、犯人は。」

ともう一人の警察官も言った。

「はい、近くにいた実行役をすでに逮捕しました。」

というとさらに、

「犯人は小林克己。、25歳会社員。どこにでもいるごく普通のサラリーマンですね。」

「しかも、妻や子供もいて、何の変哲もない一般人ですね。」

と警官は言った。

「それでなんですが、桐谷警部。」

「なんだ。」

と桐谷警部は言った。

「といのも、犯人は妙なことを言ってるんですよ。」

と警官はさらに言った。

「なんだい。妙のこととは?」

「というのも、犯人は何も覚えていないとかゆっとんですよ。」

「どういうことだ、こんな凄惨なことしといて。」

と警部の桐谷は言った。

「ほんとなんですよ。警部。」

「どういうことだ。教えろ。」

「と桐谷警部は言った。

「実は犯人の小林は簡単なアルバイトに応募してこうなったんだと言ってんですよ。」

と警官は言った。

「なんだ、簡単なバイトって?」

「と桐谷警部は言った。

「と言いますんも。噂のあれです。闇バイトらしんですよ。」

と警官は言った。さらに、

「しかも、闇バイトで最もたちの悪いというあれです。ほら、噂の寝るだけで何十万円から何百万円ももらえるとかいう、ネオ闇バイトですよ。」

「またあれか、で、この犯人はどうするんだ。」

と桐谷警部は言った。

「とりあえず。所に連れていく、そのうえでネオ闇バイトのことで色々聞きだす。まあ、首謀者や指示役には一筋縄では届かんがな。いいな。」

と言った。

「はっ。」

と言って警官は犯人の小林を連行した。

「ウウーン、ウウーン。」

「なんスカ。あれ?」

と近くを通りかかった祐太はパトカーが去っていくのを見ていた。

「……次の日。」

「ジューっ。ジューっ。」

「ひょい、ひょい。」

「ぶわっ!!」

「おー。」

「パチパチパチー。」

と祐太は鍋ふりやフランベを家庭科部の面々に披露した。家庭科部の面々は祐太の調理スキル感心していた。

「祐太君。どうやってそんなに鍋ふりとかやるん。」

「そーそーおしえて。」

「まあ、あれっすね。これもコツをつかむんとほぼなれと実践。経験っすよ。」

と祐太は言った。

「じゃあ、次は魚のさばき方教えるっすね。」

「素敵―、祐太君。」

「あたしも教えてー。」

「キャーキャーっ。」

と家庭科部の女子たちの黄色い声援が祐太に集中した。

「なんだよ、祐太。新入りのくせによー。」

と力哉は言った。

「なんだ、力哉焼いてんのか。」

「と秀斗は言った。

「あれやな、男の嫉妬やな力哉。見苦しゅうてうーけーる。」

と珠美はりきやをからかった。

「おい、珠美、何言ってんだよ。表出ろよ!!」

と力哉は怒った。

「力哉だまりいや。そんなんやからいつまでたっても彼女できのやろ。この童貞スイカ男。」

と珠美は力哉に反論した。

「そうよ、そうよ。男の嫉妬とか有り得ないですけどー。あははは。」

と他の女子たちも言った。

「まあまあ。女子のみんな。童貞スイカの誰かさんはほっといてあっちでミシンとか裁縫しようか、なっ。」

と秀斗も言った。

「それに比べて秀斗君もいいわよねー。怒りっぽい力哉君と大違い。あはは。」

と女子たちは言った。

「秀斗おまえなー。」

と力哉はぐちぐち言いながら家庭科部の手伝いをした。

「……その日の夜。」

「今日のターゲット三年のいじめグループの女羽廣裕美子と永禮彩香。」

と陸也はいった。さらに、

「そして、いじめグループリーダ太田正輝に、明水淳、さらに岸本純也。」

と陸也は言った。

「じゃあ、祐太。今日もお手並み拝見な。」

と陸也は言った。

「ハイっす。」

「そーやで。祐太。試用期間頑張り―な。」

と珠美も言った。

力哉たち便利部には昼の顔と夜の顔がある。昼は学校と地元の何でも屋。しかしそれは、表向きの姿であり、正体を隠すいわば仮面でありかりそめの姿。

「きゃーっ。」

「ご、ごめんなさい。反省します、許して下さい。」

と羽廣はゆった。

「あのー、お疲れっす。先輩方で間違いないっすよね。二年生の中野れいなさんをいじめの果てに自殺に追いやったあばずれくそやろうってのは。あはは。」

と祐太は言った。

「ごめんなさい、構成します、何でもします。許して下さい。」

「シュンっ。」

「ブバっ。」

と祐太は永禮の首を切りつけました。永禮は即死だった。

「いっ。いやーっ!!」

「あと羽廣先輩さん。依頼主のおばあちゃんから伝言あるっす。」

と祐太は言った。

「ブバっ!!」

「三途の川で孫が会いたいそうっす。」

と祐太は羽廣の首を切りつけた。羽廣は即死だった。

その頃、力哉も

「なんだよ、ちょっとからかっただけじゃんかよ。」

と太田は言った。

「ちょっとなあ、ホント噂通りのくずだな。太田先輩さんよー。」

と力哉は言った。

「シュウ―。キラン。」

と力哉の木刀は鋭利な妖刀に変化した。

「やっ、やめてくれーっ!!」

「狩れ、八丁堀!!」

「ブバっ!!」

と言って力哉は太田の首をはねました。

ちょうどその頃秀斗も、

「い、嫌だー。やめてくれーっ!!」

「あのー、明水君。どうして逃げるんだ?」

「嫌だ、嫌だーっ!!」

と明水は見えない秀斗から必死に逃げまどっていた。

「明水君、そろそろ。鬼ごっこも終わろうな。」

と秀斗は言った。そして、

「シャキンっ。」

「ブバっ」

「がはっ!!」

と秀斗は明水お真っ二つに切りつけた。明水も即死だった。

そして、珠美と陸也も仕上げに取り掛かった。

「ドカーンっ!!ドカーンっ!!」

と陸也の放ったバズーカ砲の爆撃が岸本をじわじわと追い詰めた。

「ひゃ、ひゃーっ!!!たすけてくれーっ!!」

と岸本はがむしゃらに逃げていた。

「残念やな。岸本君ゲームオーバーやで。」

と珠美は言った。そして、

「バンっ。」

「ブシャっ。

「バタン。」

と珠美の打った銃弾が岸本の頭をとらえた。岸本は即死だった。

「ぴろろん。」

「と珠美のLINEが鳴った。

「珠美、こっちはやった。」

と秀斗からグループチャットがはいった。

さらに、

「プルプルー。」

と今度はLINEの電話が鳴った。

「陸也先生、やったす。」

と祐太から電話がはいった。

「そうか、見習い君、ありがとな。」

「見習い君とかゆわないでっす。」

と祐太は言った。すると、

「支配人。俺も終わったぜ。」

と力哉が合流した。

「じゃあ、あれな。なんかいかへんおいしいもん食べよや。」

と珠美が言った。

「珠美、なんですぐそうなるんだ。」

と陸也は言った。

「まあまあ、支配人。この依頼金なら、松本寿司くらいはおなかいっぱいですよ。」

「秀斗、お前なー。あっこがどんだけ高いかわかってんのか?」

と力哉は怒った。

「大体、お前ら一銭も払う気ないだろ。なあ、おい。」

「あたりやな力哉。よおわかったな、あはは。」

「畜生が。」

と力哉は言った。

そう、彼らは伝説の仕事人たちの末裔にして、最強の殺し屋で仕置人その名も仕置屋ハイスクールだった。

「……ある一日。」

祐太や力哉たちははこの日も普段通り、便利部の日常と学園生活に励んでいた。

ある昼盛り。祐太は河川敷や町をパトロールしていた。

「陸也先生。先輩たちどうしたんすか?突然、町のパトロールとか。」

と祐太は言った。さらに、

「夜はともかく、なんで、昼までなんスカ?そもそも、この辺の昼間はなんもないすよ。」

と祐太は言った。

「何文句言ってんだ。文句あんのか祐太よお。」

と力哉が言った。

「まあまあ、力哉怒んない、怒んないっと。なっ。」

と秀斗は言った。

「祐太、まああれな。パトロールも大事な便利部の役割だからな。文句はなしな。」

とさらに秀斗は言った。

「そうやで、祐太。暇に見えてぼーっとしてると思ったやろ。でもな、その、暇に見えるときに意外となんかが起こるもんなんやで。」

と珠美は言った。すると、

「タタタタタッ。」

「誰かー。その人捕まえてーっ!!」

と女子高生がひったくり犯を追っかけていた。すると、

「ブおおおおん。」

とひったくり犯のバイクが祐太の方に向かってきた。

「あんちゃんどけやー!!」

といったら、祐太は

「ヒュンっ!!」

「ドカッ!!」

と縮地を活用してひったくり犯をバイク事蹴飛ばした。ひったくり犯はバイク後吹き飛ばされた。

「どっかーん。」

「く、くそう。」

とひったくり犯は言った。すると、祐太がひったくり犯の前に現れた。そして、

「ドカッ!!」

「がはっ。」

「バタン。」

とひったくり犯は気絶した。

「ウウーン、ウウーン。」

「兄ちゃん協力ありがとな。」

と駆け付けた警官は祐太にお礼をゆった。

「最近この辺でひったくりが相次いでいたんだよ。ほんと助かったよ。」

と警官は言った。

「いえいえ、これくらい当然っすよ。アハハ。」

と祐太は言った。

「では、俺はこの辺で失礼するな。ありがとな。」

「ほら、さっさと歩け。」

「畜生。」

と犯人は言った。

「ウウーン、ウウーン。」

と警官たちは犯人を連れて、行ってしまった。

「あ、あの。」

と祐太に被害にあった女子高生が声をかけてきた。

「なんスカ?」

と祐太は言った。

「さっきはありがとうございました。」

と女子高生言った。

「いえいえっすよ。こういうのはほっとけなくてしただけっすから。」

と祐太は言った。さらに、

「なんなら、家まで送るっすよ。また、なんかあっても困るっすから。」

と祐太は言った。

「そういうことっすから、俺いくっすね。」

と祐太は秀斗たちにいって、女子高生を家まで送ってあげることにした。

「祐太なあー。」

と力哉はやきもちを焼いて言った。

「力哉、、また焼いてんな。全く。」

と秀斗はあきれて言った。

「ほんと相変わらずやな、力哉。」

と珠美も言った。

「………。」

しばらくして、祐太女子高生を送ってあげていた。

「へえ、純子ちゃんというんすね。」

と祐太言った。

「はい、さっきはありがとうございました。」

と純子は言った。

「でも、えらいっすねー。俺とかと歳変わらないのに、買い出しなんて感心っすね。」

と祐太は言った。

「いえいえ、これくらいはしないとですよ。」

と純子は言った。

「うちはお母さんが病気ですから、あたしが兄妹やお母さんの面倒みてるんです。」

といった、さらに、

「それに、私の収入で家族を養ってますから。アハハ。」

と純子は言った。

「それ、大丈夫っすか?あれっすよね、それだと純子ちゅんがバイトしてやりくりしてるってことっすよね?」

と祐太は言った。

「でも、バイトってことはちゃんと寝てんすか?学校にも影響するんじゃないすか?」

と祐太は言った。

「まあまあ、祐太君っだっけ?大丈夫だよ。」

と純子は言った。

「でも、嬉しいな。あたしと同じ学校の方が心配してくれるなんてね。アハハ。」

と純子は言った。

「まあ、ありがとね。あたしは大丈夫だからさ。ね。」

と話していると、純子が暮らす団地に到着した。

「じゃああたし、この後バイトだから、ありがとね、祐太君。」

というと、純子は団地に帰っていった。

「………、大丈夫っすかねあの子。」

と祐太は言った。すると、

「あの子のこと、心配なんだな?」

と言って秀斗が現れた。

「秀斗先輩いつからいたんっすか?」

と祐太は言った。

「あれな、ずっとみんなでついてきてたんだ。ごめんな。」

と秀斗は言った。

「あれはあれだな、ヤングケアラーってやつだな?」

と言って力哉も現れた。

「なんスカ、力哉先輩まで。ていうか、なんスカヤングケアラーって?」

と祐太は言った。

「なんや、あんだけ切れ切れにできるのにそんな用語もわからへんの?」

といって珠美も現れた。

「まあ、あれな。ざっくり説明するとあれな。病気の親に代わって、子供が親とか兄妹とかを面倒見たり、養ったりするやつだな。」

と秀斗が言った。

「あの、純子っていうこの場合は高校生しながらバイトしてる感じだよな?まさに、あれが例題にの一つなんだよ。ヤングケアラーのな。」

と力哉も言った。

「まあ、どういっても第三者の俺らにどうにもできないのが現状だけどな。」

と秀斗も言った。

「まあ、それ故に貧困や学生生活や進学にも悪影響お及ぼすんよな、これはな。」

と珠美も言った。

「まあ、あれな、祐太。あんまり深追いすんなってことだな。」

と力哉も言った。

「そうやで、祐太。深追いしたら、こっちが余計に手負いになるしな。」

と秀斗も言った。

「じゃああれやな、切り替えで。祐太。」

と珠美も言った。

「じゃあ、切り替えのためや。また、支配人と合流して松本寿司いこや。」

と珠美は言った。

「おい、お前なー。また、俺や支配人にたかるきだなー!!」

「そうやで、悪いか力哉?」

「と珠美は言った。

「当たり前だろがっ!!俺も支配人もお前らの財布じゃねえよ。」

と力哉は怒った。

「まあまあ、力哉。怒んな、怒んなよ。な。」

と秀斗は言った。

「まあそういうことな、祐太。切り替えな、切り替え。」

と秀斗はさらに言った。

「……はいっす。」

と祐太はしぶしぶと返事をした。」

その夜、純子はバイトが終わりバイト代を確認していた。

「はあ、今月もこんなんかー。」

と純子は言った。

「これだと、もうちょっと節約しないとなー。」

と純子は言った。すると、

「お姉さん。ちょっといいかな?」

「誰ですか?」

と純子に突然見知らぬ男が声をかけてきた。

「お姉さん。お金困ってない。」

と言って、男は言った。

「誰ですかあなたは?」

と純子は言った。

「ごめんなさい、初めましてでしたね。失礼、失礼。」

と男は言った。」

「俺はこういうもんな。」

と言って男は名刺を出した。

「スリーブデリバリー。奥村信一郎。」

と純子は言った。

「はい、そうです。俺のことは奥村店長ってよんでな。」

「なんです、そんなわけわからない会社の方があたしに。」

と純子は言った。

「わけわかないとはひどいですね。簡単にお金がもらえるバイトなのに。」

と奥村は言った。

「場合によっては、お姉さんのバイトよりもいっぱいお金もらえるのに。」

といった。

「どういうことです?」

「まあ、あれですよ。お姉さんが毎晩バイトするよりも簡単にお金が稼げるというやつですよ。」

と奥村は言ったさらに、

「頑張ればお姉さんのご家族にいい暮らしもさせれますし、お姉さんも楽して稼いでいきたい学校に進学できます。お姉さんたちはこれによって貧乏から脱出するチャンスをもらったんです。むしろ喜ぶべきです。」

と奥村は言った。

「そうなんですね。それで、どんなことするんです?」

「そうですね、まあ、ここで話すのはあれですから俺の店舗いこうな。」

と言って奥村は純子を連れて行った。

そして、その夜。

「パリーンっ!!」

「キャーっ」

と女性の悲鳴が響き渡った。

「ウウーン、ウウーン。」

「パシャっ、パシャっ。」

「被害者は平井沙耶、27歳。この家の主で平井ビューティの支配人。」

と警官は言った。

「それで、またこれもか?」

と桐谷警部は言った。

「はい、例のあれです。」

と警官は言った。

「……なんスカ?あれ。」

とちょうど近くを通りかかった。祐太や力哉たちは気になっていた。

「なんだって、あれだよ。例のネオ闇バイト騒動だよ。」

と力哉は言った。」

「あれだね、新型の闇バイトってやつだな。」

と秀斗は言った。

「あれやな、ホントに簡単にお金が手に入る奴やな。」

と珠美は言った。さらに、

「しかもな、びっくりするくらいに簡単なんよ。怖いくらいにな。」

と珠美は言った。

「どういうことっすか?それは?」

と祐太は聞いた。

「あれだよ。簡単言ったらもう決まったとこで寝るだけのバイトな。」

と陸也も言った」

「どういうことすか?寝るだけのバイトって?」

と祐太がいった。

「あれだな。専用のスーツを着て専用の機械に入って寝るっていうバイトらしい。」

と秀斗は言った。

「でも、それは寝てる間に身体を乗っ取られるという意味でもあるんだよな。」

と陸也も言った。

「どういうことっすか?それは?」

「と祐太は言った。

「要するには、寝てる間に洗脳してそのまま、寝てる間だけ実行役として資産家や社長一家とかを襲撃させてお金とかクレジットカード。通帳まで奪った他利するってやつだな。」

と力哉も言った。

「しかも、家主を殺害したりまでするんよ。」

と珠美も言った。

「それやばくないすか?」

と祐太は言った。

「当然やばい奴な。なんたって、寝てるだけで起きたら殺人鬼みたいにされるからな。」

と秀斗は言った。

「そうだな。実行役のほとんどが起きたら犯罪者だったってケースが多いからな。」

と陸也も言った。と力哉たちがはなしていたら、

「おっ、天満高校の便利部の子たちだな。」

といって。桐谷警部が力哉たちに話しかけてきた。

「あっ、桐谷警部。お疲れ様です。」

と陸也も言った。

「おお、陸也先生まで。」

と桐谷警部は言った。

「なんスカ、みんな。刑事の人と知り合いっすか。」

と祐太は言った。すると、秀斗が、

「そうだな。祐太は入ったばっかで知らないよな。」

と秀斗は言った。

「実はうち便利部はな。天満町警察署でおとり捜査とか臨時機動隊とかしてんだよ。」

と力哉は言った。

「まあ、俺たちがいろいろあって銀行強盗を居合わせた客として返り討ちにしたんよな。」

と珠美は言った。

「それで、桐谷警部に目をつけられたんよ。」

といった、さらに、

「それから俺たち便利部が警察でも命がけの現場でおとり捜査や臨時機動隊を請け負うようになったわけなんだ。」

と陸也も言った。

「もしかして、桐谷警部。あれか?また、例のおとり捜査か?」

と力哉は言った。

「ああ、力哉君。そういうことだな。」

と桐谷警部は言った。

「よっしゃあっ!!これで金が手に入るぜ。」

と力哉は大喜びした。

「こいつらにたかられまっくてマジ金欠だったんだわ。サンキューな桐谷警部。」

と力哉は言った。

「こらこら、力哉。依頼人には態度を慎めって何回言わすのかな?」

と陸也も言った。

「そうやで、力哉。金に目がくらんだらいつもそれやで。いい加減せえや。」

と珠美も叱った。

「それで、今回はどんなおとり捜査ですか?」

と秀斗は言った。

「まあ、それを聞く前に祐太にはちゃんと紹介しないとな。」

と陸也は言った。

「紹介するな。天満町警察署の捜査一課の桐谷警部だ。」

と陸也は言った。

「どうも、初めましてかな。祐太君だね。」

と桐谷警部は言った。

「君のことは陸也先生から聞いているよ。やりての新入部員だと。」

と桐谷警部は言った。

「それで、桐谷警部。今回のおとり捜査の内容をお願いします。」

と秀斗は言った。

「そうだね。ちゃんと言わないとな。」

と言って、桐谷警部はおとり捜査の内容を説明しだした。

「まず、君たちにはターゲットになりそうな。邸宅で隠れて待機してもらう。」

と桐谷警部は言った。さらに、

「もちろん家主には普段通り生活してもらったうえでだ。」

といった、さらに、

「その間、皆には実行役に怪しまれないように隠れて待機してもらう。そこで、実行役が来たら即座に確保してもらういいな。」

と桐谷警部は言った。

「わかったぜ。桐谷警部」

と力哉はいった。

「それで、桐谷警部お金ははずんでくれるんだよな?」

と力哉はさらに言った。

「あんた、また金の話か?どこまでゲスなんや。もうゲスの極みやわ。」

と珠美は言った。

その夜、力哉たちはそれぞれのおとり捜査のターゲットの邸宅に待機した。

「ふああ、ねみいな。」

と祐太は言った。

「こらあ、祐太。なにウトウトしとんじゃあ。」

と力哉は叱責した。

「だって、暇すぎて眠いんですもん。」

といった。さらに、

「それに、普段、9時には寝てますもん。」

と祐太は言った。

「はあ、そんな早く寝るって小学生とか爺さんかお前は?」

と力哉は言った。

「まあまあ、力哉。取り乱すなって。」

と秀斗は言った。

「そうやで、力哉。お前は金に目がくらんだらほんとおかしくなるなあ?」

と珠美も言った。

「まあ、祐太。こいつに関しては気にすんな。金に目がくらんだ力哉はこんな感じ頭おかしくなるんだよな。」

といった。

「ありがとうっす。秀斗先輩。」

と祐太は言った。

「そうそう、祐太。こいつのことは気にすんな。っな。」

といった。さらに、

「まあ、あれやいっぱいお金回収したら、松本寿司でキャビア軍艦食わしてもらおや、っな。」

と珠美はさらに言った。

「はあ、珠美何教えてんだ、てめえ。あれがどんだけ高いかわかっとんか、こらあっ!!?」

と力哉はブチ切れた。

「そうっすね。今度はキャビア軍艦に伊勢海老。あと、フォアグラトリュフ軍艦もいいっすね。あれ、一回食べてみたかったんすよ。」

と祐太は言った。

「はあ、祐太?てめえ、何ゆってんだ?おれはお前らの財布じゃねえぜ。」

と力哉は怒った。」

「まあ、力哉。安心しろ、そうなったら、支配人にも払ってもらうから、っな。」

と秀斗は言った。

「お前らなー人をなんだと思ってんのかなー?」

と陸也も言った。すると、

「パリーンっ!!」

「なんだ?」

と祐太の隠れてる邸宅のガラスが何者かに割られた。そして、

「きゃあーっ!!!」

「たすけてくれーっ!!」

と祐太隠れる屋敷の主の悲鳴が聞こえた。

「これって、もしかして祐太のとこちゃうん?」

と珠美も言った。

「そうっすね。」

と祐太がいった。

「俺、行ってみるっす。」

と祐太は主の悲鳴のほうに向かった。

「った、助けてくれーっ!!」

と主は大声で助けを求めた。

「ここの主か?」

とそこには謎のスーツを着た女の実行役の姿があった。

「金はどこだ?」

と女は言った。すると、

「言わないなら殺してから奪うまでだ。」

「ばっ。」

「シャキン。」

と女はぼうみたいな武器を構えた。そして、

「ブンっ!!」

「消えろっ!!」

といって屋敷の主の夫婦に襲い掛かった。すると、

「カキンっ!!」

と祐太が女の攻撃をガードした。

「そこまでっす。」

と祐太は言った。

「なんだ、おまえ?」

と女は言った。

「じゃまするなら消えろ。」

「ダダダダダダっ。」

「カキン。」

「カキンっ、カキンっ!!」

「残念すけどそうわいかないっすよ。」

と言って祐太は女とやりあった。」

「シュンっ。」

「っ!!?」

「シュンっ。」

と女は縮地を繰り出し祐太に襲い掛かってきた。

「シュンっ。」

「カキンっ。」

「この女、縮地を使えるなんて、なかなかやるっすね。」

と祐太は言った。

「でも。こっちも負けないっすよ。」

といって、祐太は、

「シュンっ。」

「カキンっ。」

「カアンっ!!」

「シュンっ」

「カキンカキンっ!!」

「シュンっ。」

「カキンっ!!」

「シュンっ」

「カキンっ。」

と祐太も縮地を駆使して対抗した。そして、

「パリーンっ!!」

と女のヘルメットを破損させることに成功した。すると、

「っ!!?」

「っそ、そんなどうしてっすか?」

と祐太は驚いた表情でそういった。

「純子さん、嘘っすよ?」

と祐太は言った。

「っく。お前、なぜ、私の名前をっ!!?」

と純子は言った。すると、

「純子さん、撤退しなさい。」

「はっ。」

と純子に奥村は言った。

「シュンっ」

「ちょっと、まつっす。」

と純子はどこかえ消えていった。

「……たく。陸也先生。どういうことですか?」

と桐谷警部は陸也を叱責した。

「すいません。桐谷警部。」

「なんで、実行役を取り逃がすのです。」

「と桐谷警部は言った。

「あなたは、新入部員にどういう指導されてるんです?」

とさらに言った。

「申し訳ありません、今度はこのようなことはないように指導しますから。」

「ほら、祐太。お前も頭下げて。」

「……すいませんでした。」

と祐太と陸也は頭を下げた。

「まあ、とりあえず。家主は無事だからお金は払いますよ。」

と桐谷警部は言った。

「しかし、実行役を逃がしたのは大きな痛手です。お金は予定のものより半分くらい、そっぴかしていただきますからね。」

と桐谷警部は言った。

「そんなーっ。俺のお金がーっ。」

と力哉は嘆いた。

「………。」

「ったく、祐太。お前がいながらなんでこうなんだよっ!!おい、こらあっ」

力哉は祐太の胸ぐらをつかんだ。

「まあまあ、力哉落ち着けって。な」

と秀斗は言った。

「切れすぎて、お前パワハラ上司みたいなってるぞ。」

と秀斗はさらに言った。

「………。」

と祐太は黙っていた。

「お前、失敗したのになんも言わねーのかよっ!!おいっ!!」

と力哉はさらに怒った。

「まあまあ、力哉そこまでや、っな。」

と珠美も言った。

「お前は金に目がくらんだらすぐそうなるんやから、もう。」

とさらに言った。

「そうだぞ、力哉。当てずっぽう怒んのはいけないぞ、な。」

と陸也は言った。

「それに、祐太。お前の実力はこの試用期間で立証済みだ。」

といった、さらに、

「お前はもう十分仕置屋の戦力になる。そんな、お前がこんなミス

をするってことはなんかあるんだよな?」

と陸也は言った。

「………。」

と祐太は黙っていた。

「どうだ、祐太。話してくれないか?あの時何があったのか?っな。」

と陸也は言った。

「………わかったっす。」

と祐太は静かに言った。

「ええっ!!?」

「それはホントなんか祐太?」

と珠美ほ驚いた。

「そうか、うちの学校の橘が実行役だったんだな。」

「はいっす。」

と祐太は言った。

「なるほど、まさか、あの純子さんが実行役だったなんて。」

と秀斗は言った。

「じゃああれだな、桐谷警部にこのこと言ったらお金満額にしてもらえるよな?」

と力哉は言った。すると、

「ドカッ!!」

と珠美が力哉のおなかにぐーぱんをした。

「あほかお前!!?空気読めや!!」

と珠美は力哉にブチ切れた。

「そうだぞ。力哉。金に目がくらんだら空気も読めないか?」

と秀斗は言った。

「くそう。」

「それに、こんなこと桐谷警部に言ったら祐太の気持ちどうなんだ?」

と秀斗はさらに言った。

「それに、純子さんだがどうも、自分の意志でやったとは思えないんだ。」

と秀斗は言った。

「やっぱりお前もそう思うか?秀斗。」

と陸也も言った。

「じゃあ、あれだな。一回そのネオ闇バイトについて調べる必要あるな。」

と陸也は言った。

「俺もさっそく、ハッキングをかける。」

と陸也は言った。

「実はなその怪しいバイトの求人先の会社はわかってんのよな。」

と陸也は言った。さらに、

「実はこの会社なんだ。と言って陸也はある広告を力哉たちに見せた。

「スリーブデリバリー。なんだこのわけわからん会社は?」

と珠美は言った。

「なんでも、専用の服を着て寝るだけお金がいっぱい稼げるという、バイトらしい。」

と陸也は言った。

「でも、桐谷警部いわく、実際は寝てる間に特殊なスーツを着せてそのまま、本人の意思に関係なく一時的に無条件に洗脳してその洗脳した方を実行役として戦闘員みたいにターゲットを襲撃させるものみたいだ。」

といった。さらに、

「しかも、実行役は寝ていてその間に洗脳するから、本人の意思に関係なく実行役を作ったりできるらしい。」

と陸也は言った。

「しかも、特殊なスーツで体を無理やり活性化させて身体能力を爆発的に高めたりもするらしいな。」

と陸也は言った。

「ということは、本人の意思に関係なく縮地を使ったり俺たちみたいな仕置屋みたいな戦闘もできるということですね?」

と秀斗は言った。

「まあそうなるな。」

と陸也は言った。

「それで、失敗して捕まっても洗脳をといて、使い捨てるんやな。」

と珠美も言った。

「そうすることで、指示役を特定しづらくするってことだな。」

と力哉も言った。

「それで、支配人。どうするんです?」

と秀斗は言った。

「そうだな。このままじゃあ、被害も止まらないしらちが明かないな。」

と陸也はいうと、

「よし、あれをやるか?力哉。」

と陸也は言った。

「はあ、支配人。また俺を実験台にするんか?ふざけんなよっ!!」

と力哉は怒った。すると、珠美が、

「だまりいや力哉。金に目がくらんだら罰や。」

といった。

「そうだぞ、あれに耐えれるんはお前だけなんだしな。いいな。」

と秀斗も言った。

「それに、力哉。金に目がくらんだ分いいお清めになるしいいんじゃないか?」

と言った。

「はあ、電気ショック何がお清めだっ!!お前、頭おかしんか!!」

と力哉は怒った。

というと、

「あの、それなんですが、俺も使ってもらっていいすか?」

と祐太が言った。

「祐太、何言ってんだ?」

と秀斗がいった。さらに、

「そうやで、あんたは試用期間中やで。」

と珠美も言った。

「それに、あんたはお清めする必要あらへんで。こいつとちゃうし。」

とさらに言った。

「でも、俺のせいで純子さんを止めれなかったんは事実ですから。」

と祐太は言った。さらに、

「それに、どんな形でも、この手で純子さんをちゃんと静止できる可能性があるなら、是非、俺の体も使ってほしいっす。」

と祐太は言った。すると、陸也は、

「そうか、わかった。」

といった。さらに、

「お前もあれに参加してもらう、いいな。」

「ハイっす。」

と祐太は言った。

「ただし、お前の場合は力哉とは別パターンの事をする、いいな。」

「ハイっす。」

と祐太は言った。

「じゃあ、力哉。祐太、支度するからな。すぐ、理科室な、大至急な。」

と陸也は言った。

「ハイっす。」

「たく、くそがっ!!」

と力哉はしぶしぶ、祐太と共に理科室に向かった。

「……。」

そして、次の日の夜、力哉と祐太はスリーブデリバリーの店舗にいた。

「ほおほお、それは大変だな。」

と奥村は言った

「そうなんすよー。このままだと俺んちはあと一種間で差し押さえになるんすよー。」

「しくしく。」

と祐太は泣きながら言った。

「そうなんだよー。俺もこの間ホームレスになっちまってよー。毎晩公園で野宿だぜー。」

「しくしく」

と力哉も言った。

「もう、こんなくそさみいしべとべとのきしょい暮らしはうんざりだよー」

「うわーん。」

と力哉は泣きながら言った。

「まあまあ、兄ちゃんなくなって。そんなんもこのバイトすりゃあお別れだからな。っな。」

と奥村は言った。

「じゃあ、落ち着いたらバイトの手順を教えるぞ。いいな。」

と奥村は言った。

「やることは超簡単。この、スーツ着てこの薬飲むだけで、大金が稼げるんが。もう借金取りもホームレスもおさらばだ。いいな。」

と奥村は言った。

「ハイっす。」

「よろしく頼みます。」

と力哉と祐太は言った。

「じゃあ、始めるぞいいな。」

といわれたら、祐太と力哉はスーツを着て、

「よし、ちゃんときれたな。」

と奥村はいって二人に睡眠薬を渡した。

「じゃあ、飲んだら寝ような。」

「ハイっす。」

「わかったぜ。」

と二人は睡眠薬を飲んで眠った。その直後だった、

「よし、二人ともちゃんと寝たみたいだな。」

と遠隔で操作していた、陸也が動いた。そして、

「放電シール出力最大。」

「ビリビリビリーっ!!」

とスーツの放電や信号に反するように力哉と祐太の体と頭に最大出力の放電が始まった。

「よし、このまま、放電を続けるぞ。」

と陸也は言った。

「………。」

しばらくして、二人が目覚めた。

「いいねえ、最高の傭兵ができたねえ。」

と奥村は言った。

「すく。」

と二人は立ち上がった。そして、

「祐太君、力哉くんだったな。」

と奥村はいった。そして、

「これから、お前らには、岸川邸という屋敷を襲撃してもらう。いいな。」

「……はいっす。」

「御意。」

「じゃあ、行けっ!!」

「散っ!!」

「シュンっ。」

と奥村が言ったら二人は実行役として、岸川の屋敷にむかった。」

「………。」

しばらくしたころ、祐太の身にあることが、おきた。

「タタタタタッ。」

「ガクンっ!!」

と祐太は停止してしまった。すると、

「………。祐太、聞こえるか?」

と祐太の体の発信機から、陸也の声が聞こえた。すると、

「ハイっす。」

と祐太が返事をした。

それと、同時に力哉の体も、

「ガクンっ!!」

と停止した。そして、

「ちゃんと、入れたな。秀斗。」

「はい、無事に力哉の体に入れました。」

と力哉の体の発信機からも陸也の声が聞こえた。

「じゃあ、秀斗。お前は奥村の店舗に帰って証拠集めな。そのスーツ着てるお前なら奴を気絶させるくらい楽勝だよな?」

と陸也は言った。

「ああ。こいつの体中々使いやすいしな。」

と秀斗は言った。

……前日の夜。

「というわけで、お前たちの体にこのシールを貼ってもらう、いいな。」

「ハイっす。」

と祐太は言った。

「ちゃんと、おでこにも貼るんだぞ。いいな。」

「ハイっす」

と祐太は言った。

「ほんとにやるのか?ああん?」

と力哉は怒った。

「はいはい、力哉怒んなって。っな。」

と陸也は言った。

「それに、これ出来たら、臨時ボーナスやるから。怒んなって、っな。」

と陸也は言った。

「マジすか、ホントにくれるんすか?\\\」

と力哉はお金みたいな目をして言った。

「こいつはホントに、金のことなると単純だなー。まっ、いいか。」

と陸也は言った。

そして、潜入当日。

「じゃあ、飲んだら寝ような。」

「ビリビリビリビリビリビリーっ!!!!」

とスーツの放電が始まった。それと同時に奥村はその場を一時、退席した。その直後、

「放電シール出力最大っ!!」

「ビリビリビリビリーっ!!!!」

とスーツの放電が対して力哉と祐太の体についたシールが一斉に放電した。

「よし、このまま続けるぞ。」

と陸也は言った。

「ビリビリビリビリっ!!!!」

と二人の体に最大火力の放電が続けられた。そして、

「よしよし、スーツの放電と信号が弱ってきたな。」

と陸也はスーツの放電と信号が弱まったのを確認した。そして、

「カタカタカタカタ。」

「ピピピピピピ。」

と陸也はすかさず二人のスーツにハッキングをかけた。そして、

「ピピピピピピ。」

「シュウ―っ。」

と見事に奥村に気づかれずに、スーツのハッキングに成功した。

「……じゃあ、秀斗。わかっているな?」

「はい、支配人。」

と秀斗は言った。

「じゃあ、祐太はこのまま、純子さんの保護に向かってくれ。いいな。」

「ハイっす。」

と祐太は言った。

そして、秀斗は力哉の体を利用して奥村のいるスリーブデリバリーの店舗に戻った。

「ふう、あいつらちゃんとやってるかなー?」

と奥村はのんきに言っていた。すると、

「シュンっ。」

「ん?」

「ドカッ!!」

「がはっ!!!!」

と秀斗は奥村を気絶させることに成功した。

「よし、秀斗。よくやった。」

とスピーカー越しに陸也は言った。

「じゃあ、このまま、店舗内の闇バイト系列の証拠や物を回収してくれ。いいな。」

「はい。」

と秀斗は言った。

「ガサゴソ。ガサゴソ。」

と秀斗は店舗内を物色し始めた。すると、

「っ!!!?」

「どうした?秀斗?」

と陸也は言った。

「支配人、ありました。ネオ闇バイトの資料が。」

「そうか。よくやった。」

と陸也は言った。さらに、

「見た感じ、例のスーツの資料とか実行役の顧客リストも含まれてるみたいです。」

と秀斗は言った。

「そうか、わかった。」

と陸也は言った。

「じゃあ、秀斗このまま、それをもって切り上げろいいな。」

「はい。」

「シュンっ。」

と秀斗は店舗を後にした。

そのころ、祐太は実行役にされた純子を探していた。

「純子さん、どこっすかねー?」

と祐太は言いながら、探していた。すると、

「祐太、聞こえるか。」

と陸也が祐太にスピーカー越しに声をかけてきた。

「ハイっす。」

と祐太は言った。

「さっき、秀斗が手に入れた資料の中に実行役の行き先リストがあった。」

と陸也は言った。さらに、

「そこに、純子さんの名前と今夜の純子さんの襲撃場所も書いてあった。」

といった。さらに、

「これから、その行き先を伝えるからすぐに、向かってくれ、いいな。」

「ハイっす」

と言って祐太は現場に向かった。

しばらくして、純子は実行役として、高橋邸にいた。

「……。よし、任務にはいるわ。」

「シュンっ」

と純子は言った。そして、

「ばっ。」

と純子は高橋邸の窓ガラスを割ろうとした。すると、

「がしっ!!!!」

「っ!!!?」

と祐太が純子を止めに入った。

「何者?」

と純子は言った。

「やめるっす。純子さん。」

と言って祐太は純子を取り押さえようとした。しかし、

「シュンっ。」

と純子は縮地を使い祐太を振りほどいた。」

「シュンっ。」

「ドカッ!!」

「がしっ!!!!」

と祐太は純子のけりで吹き飛ばされた。

「闇バイトの奴ら。よくも純子さんこんなことを……。」

と言っていると、

「シュンっ」

「カンっ!!」

「……がしっ!!!!」

「カンっ。」

「もうやめるっす。純子さん。」

と祐太は言った。

「邪魔者は排除する。」

と言って、純子は聞く耳を持たなかった。

「そうっすか、純子さん。」

と祐太は言った。

「仕方ないっすね。俺も少し本気で行きますね。」

と祐太は言った。

「シュンっ」

「カキンっ!!カキンっ!!」

「……っが。」

「シュンっ」

「カキンっ、カキンっ。」

「なかなか、やりますね。」

と純子は言った。

「シュンっ」

「しかし、ここまでです。」

と純子は祐太の背後に回り込んだ。そして、

「シャキン。」

とナイフを取り出した。そして、

「邪魔者死んでください。」

「ブスっ!!!!」

と純子はナイフで祐太を背後から襲撃した。しかし、

「っ!!!?」

「ヒラ。」

とナイフは祐太の上着を貫通しただけだった。

「シュンっ」

と今度は祐太が純子の背後に現れた、そして、

「ドカッ!!」

「がはっ。」

と純子を気絶させた。

「………。」

しばらくして、祐太は純子を抱えて近くの河川敷に身を寄せていた。

「………んん。」

と純子目を覚ました。

「あっ、気づいたっすね。」

と祐太は言った。

「あれ。あたし何を?」

と純子は言った。

「そうだ、確かバイトに行っていて、ここはどこかしら。」

と純子は言った。

「よかったすよ、純子さん。戻ってきてくれて。」

「え、なんで。大げさよ祐太君。」

と純子は言った。すると祐太は、

「そうっすよね。寝てただけですからわからないっすよね?」

と言って祐太は、純子にこれまでのいきさつと、闇バイトの実態について説明した。

「えっ。そんな恐ろしいことしてたのあたし?」

と純子は驚いた感じで言った。

「そうなんすよ。純子さん。」

「あたし、寝てたとはいえなんてことを。」

と純子は言った。

「そうね、わかったは。」

と純子はいった。そして、

「祐太君かしら。あたしを警察に連れて行ってくれないかしら。」

と純子は言った。

「なに言ってんすか?純子さん。」

と祐太は言った。

「そんなことしたら、ご家族が。」

「でも、寝てたとはいえやったことは取り消せないの。」

と純子は言った。

「しかしっすね。」

と祐太は言った。

「祐太。彼女を連れってあげろ。」

と陸也は言った。

「彼女はこの事件の生き証人だ。」

といった。さらに、

「祐太、安心しろ。彼女は殺人までは、してない。お前が止めてくれてたからな。」

「しかしっすね。」

と祐太は言った。

「大丈夫だ、悪いようにはしない。」

と陸也は言った。

「桐谷警部には俺から恩赦が出るように話はつけておく。だから、頼む。」

と陸也は言った。

「祐太安心しろ。桐谷警部に対しては支配人に任せとけ。」

と秀斗は言った

「それに支配人には、桐谷警部をおとす裏ワザがあるからな。まあ、大丈夫だからつれっててやれ。頼むからな。」

と秀斗は言った。

「わかったっす。」

と祐太は半信半疑で純子を桐谷警部のとこに連れて行こうとした。すると、

「シュンっ」

と祐太と純子の背後に何者かが現れた。」

「シュンっ」

「ブスっ」

「バッ。」

と祐太は純子を抱えて何とかその男の攻撃をかわした。

「ったく。奥村さん。おれにふんの後始末させんといてや。」

「どうした。祐太。」

と陸也がいうと、

「ごめんね、安井君。」

とスピーカーから奥村の声が聞こえてきた。

「まあ、あれや。奥村さん後から臨時ボーナスくれんと許さへんで。」

「大丈夫だよ。安井君、臨時ボーナスははずむからさ。そいつら、消しといて、お願いな。」

と奥村は言った。

「シュン。」

「ダダダダダダっ」

と安井は二人に襲い掛かってきた。

「カキンっ。」

「ギギ……。」

と祐太は安井の攻撃をガードした。

「純子さん。後ろに下がっててっす。」

と言って祐太は純子を自分の後ろに下がらした。」

「ふん、往生際悪いやっちゃのう。」

と安井は言った。そして、

「…黒曜血系術。デステニーメテオ。」

「ビカッ!!!!」

と言って安井は空に向かった禍々しいビームを放った。すると、

「ババババババババババっ!!!!!!」

「ドカンドカンドカンドカンっ!!!!!!」

と空から二人を狙うかのように黒いレーザーが降り注いだ。

「シュンっ、シュンっ、シュンっ。」

祐太は縮地を活用して純子を抱えてながらレーザーの雨を何とかかわしていた。しかし、

「ぶばっ。」

「がはっ!!!!」

「きゃあーっ!!!!」

と祐太と純子の背中をレーザーが貫通した。そして、

「終わりや。」

と安井は言った。

「ババババババババババっ!!!!!!」

「ぶばっ!!、ぶばっ!!、ぶばっ!!」

と祐太と純子の体を複数のレーザーが直撃した。

「がはっ。」

「バタンっ。」

と二人はその場に倒れこんだ。

「ふん、こんなもんか。」

と安井は言った。

「ブラボー。」

と奥村は言った。

「奥村さんやっといたで。これでええな。」

と安井は言った。

「まあこいつらはじき死ぬし帰るわ。」

「シュンっ」

と言って安井はその場を去った。

「………はあ、はあ。」

と祐太はボロボロになりながら純子にかけよった。

「………純子さん。大丈夫っすか……。」

と祐太は意識がもうろうとする中純子に声をかけた。

「……祐太君。あ、あたしもうダメ…。」

と純子は言った。

「あたし、騙されたんだね…。くっ、悔しい。」

とさらに言った。

「純子さん、しっかりしてっす。」

と祐太は言った。

「祐太君、最後にお願いがあるの。」

「なんスカ。」

と祐太は言った。

「この街には仕置屋という方々がおられるのよね。」

「え?」

「都市伝説でしかないけど、もしいるならその方々にお願いがあるの。」

と純子は言った。

「あたしの仇をとってとつたえ、て。」

「ガクン。」

と純子は息を引き取った。

「純子さん!!!!」

と祐太は言った。そして、

「バタン。」

と祐太も力尽きた。

「おい、祐太。」

といって、陸也たちがその河川敷にやってきた。

「祐太っ、祐太―っ!!!!」

と珠美が言った。

「首と頭をやられてないな。祐太は多分大丈夫だ…。しかし。」

「そんなん、ダメや!!!!」

と珠美が言った。

「珠美、そんなこと言ってる場合じゃないぞ。」

と秀斗は言った。

「そうだぞ、すぐ祐太を連れて行くぞ。」

と力哉も言った。

「そうだぞ、こんなとこ見られたら俺たちの稼業に影響するしな。」

と陸也も言った

「わかったで。みんな。」

「がしっ。」

「シュンっ」

と陸也たちは祐太を抱えてその場を後にした。

「……ファン、ファン。」

「ウウーン、ウウーン。」

と河川敷に警察が集まった。

「……。」

そして、二日後。

「……んん。……んんんん。」

と祐太が意識を取り戻した。

「あっ、支配人。祐太の意識戻ったで。」

「そうか、よかった。」

といって、陸也たちもやってきた。

「……そうっすか。俺、二日も寝てたんすね。」

「そうだ、祐太。」

と秀斗は言った。

「しかも、お前の仕置血系の超絶再生が働いてるにも関わらずふみばあの時より傷の治りが遅くてな、意識が戻るくらい回復するのに二日もかかったんだ。」

と力哉も言った。

「うっ!!!!」

「おっと、まだ動くなよ、普通に完治するのにあと三日はかかるからな。」

と陸也は言った。

「……そうか。その、安井ってやつは黒曜血系術とかいうものを使ったんだな。」

と陸也は言った。

「ハイっす。」

「そうか、なるほどな。」

と陸也は言った。

「だからあれか。祐太の傷の治りが遅かったやな。」

と珠美も言った。

「しかし、黒曜血系術とは、厄介なものが来ましたね。」

と秀斗も言った。

「とうとう、奴は連中にも、手を貸したってことだな。」

と陸也は言った。

「となると、今回は一筋縄ではいかないかもな。」

と陸也は言った。

「まあ、祐太の回復まではあと三日かかる。その間に回収した資料の見直し。さらに、奴らの偵察。さらに、奴らとの戦闘に備えと組んだ、いいな。」

「おうっ。」

「ああ、わかった。」

「わかったで。」

「……。」

と力哉たちは返事をした。

そして、その夜。純子のお通夜が営まれた。

「純子さんっ!!いやーっ!!」

「お姉ちゃんーっ!!」

「やだよーっ!!」

と純子の家族は泣き崩れた。

「……。そうですか。あなたたちの部の方が純子のために。」

と純子の母いった。

「わざわざ娘のためにありがとうございます。」

と純子の母は言った。

「私たちがついていながら本当に申し訳ございません。」

と陸也たちは頭を下げた。

「いえいえ、頭上げてください。」

と純子の母はいった。

「あなたたちは悪くないんですから。」

といった。さらに、

「ただ、娘のために、お願いがあるの。」

と純子の母いった。そして、一つの封筒をだした。

「これは。」

「はい、これは、純子さんが私たちのために家に収めていたお金のストックです。」

と純子の母言った。

「本当はいつか純子のために使ってあげたいと思っていたけど、もう使い道がありません。」

と純子の母言った。

「たしか、この国のどこかに仕置屋という、はらせない恨みを晴らしてくれる方達がいると聞きました。」

と純子の母言った。

「そうですね。まあ、謎すぎて都市伝説とも言われていますが。」

と陸也はいった。

「どうか、このお金で仕置屋の方々に伝えてください。純子のために仇を取ってほしいと。」

「わかりました。探してみます。」

と陸也は言って、そのお金を預かった。

……そして、三日後の夜。

「ばさ。」

と陸也は純子の母からもらったお金を取り出した。

「いよいよ、やけどどうするんや?支配人。」

と珠美は言った。

「そうだな。」

と陸也は言った。

「奴らを偵察しましたが、その、黒曜血系術とか使うのは安井一馬という奥村の用心棒らしいな。」

と秀斗が言った。

「そうか、秀斗。ありがとう。」

と陸也は言った。

「それでだが、祐太の容態はどうだ?」

と力哉が言った。すると、

「俺は大丈夫っすよ。」

と言って、祐太が現れた。

「お前、本当に大丈夫か?」

「ハイっす。この通り綺麗さっぱり治ったっすよ。」

と祐太は言った。

「そうか、よかったな。」

と秀斗が言った。

「しかしな。今のままお前をいかせるわけにはいかない。」

と陸也はいった。

「どうしてっすか?俺じゃ戦力不足ってことっすか?」

と祐太は言った。すると、陸也は、

「いや、そうじゃない。お前は十分戦力になっている。理由は別にある。」

と陸也は言った。

「なんスカ?理由って?」

と祐太は言った。

「祐太。なんで、お前の超絶再生がここまで遅延がかかったかわかるか?」

と秀斗が言った。

「なんですか?」

と祐太は言った。

「はあ、その様子だと何も理解してないな。」

と秀斗は言った。

「お前はあの時、安井の黒曜血系術をもろに食らってしまったんだ>」

と陸也は言った。

「その時にお前の体は黒曜血系術の血にどっぷり汚染されたということになる。」

と陸也は言った。

「あれが、普通のにんげんだったら、黒曜悪鬼という吸血鬼になるか、その血に耐えられなくて肉体が血に侵食されていたわけなんやで。」

と珠美も言った。

「お前の場合はその仕置血系の血のおかげでそれを免れたんだよ。」

と力哉も言った。

「だが、仕置血系の血が黒曜血系術の血を解毒する方に回ってしまったから、お前の再生力が半日のとこを三日もかかったってことなんだ。」

と陸也は言った。

「お前は戦力不足じゃないのは確かだ。しかし、あの、安井とかいうやつとさじでやらすわけにはいかない。」

と陸也は言った。

「もし。また、その術を食らったらお前は確実に肉体を黒曜血系術の血に食われる。そんなことなったら、こっちが困るわけなんだ。」

と陸也は言った。すると、祐太は、

「そうなんすね。かなりヤバい奴っすよね。」

と祐太は言った。

「しかし、このままだと、純子さんやそのご家族が可哀想っす。」

といった。さらに、

「それに、俺はどのみち一度は死んだ立場の人間っす。そして、罪人ものっす。命かけて死ぬくらいの覚悟あるっす。」

と祐太は言った。さらに、

「それに、俺はどっちみちふみばあや純子さんと同じ世界には行けないっすから。」

といった。

「だったらせめて、そういう、正直者がなかなくていいようにするっす。それが、俺の罪滅ぼしの形っすから。」

といった。されに、

「だから、この身に変えても安井をたおすっす。」

と祐太は言った。

「そうか、祐太。お前の意思はよくわかった。」

と陸也は言った。

「だが、それでも。お前をいかすわけにはいかない。このままだったらな。」

と陸也は言った。

「お前にあれを任しても、良さそうだな。」

「支配人。あれってまさか。」

「そうだ、皆が持っている仕事人アイテムだ。」

と陸也は言った。

「おいおい。あれはただの人間が持ったら呪われて死ぬやつだぞ。」

と力哉は言った。

「そうやで、もし、祐太がアイテムに拒絶されたらどないするん?」

と珠美も言った。

「そうだな、皆。だが、こいつの意思を聞いてなんかかけをしたくなった。」

と陸也は言った。

「なるほど、支配人。そういうことですね?」

「ああ、秀斗。さっしがいいな。」

「わかりました。祐太にあれを渡します。」

「はあ、秀斗まで血迷ったのか。おい?」

と力哉が言った。

「まあまあ、力哉。騙されたと思ってみてな。いいな。」

と言って秀斗は便利部の金庫を開けに行った。

しばらくして、秀斗が金庫から何かの古い木箱ともってきた。

「じゃあ、祐太箱を開けるんだ。」

「ハイっす。」

と言って祐太は箱を開けた。

「っ!!?」

「……。」

そして、数時間後。

「じゃあ、皆。いいな。」

「まず、奥村の方には。力哉と珠美で行ってくれ。いいな。」

「ええで。」

「わかったぜ、支配人。でも、お金は弾んでくれよ。」

と力哉は言った。

「俺と、秀斗は、祐太を援護しながら。安井を倒しに行くいいな。」

「わかりました。支配人。」

「ハイっす。」

と二人は言った。

「祐太。お前の新しい力、連中に見せてやれいいな。」

「ハイっす。」

と祐太は言った。

「じゃあ、それぞれ、ターゲットのもとに迎え。」

「散っ!!!!」

「シュンっ」

「シュンっ」

「シュンっ」

と陸也たちはそれぞれのターゲットのもとに迎かった。」

しばらくして、力哉たちは奥村のいるスリーブデリバリーの店舗に到着した。

「ハイハイ。皆さん。ちゃんと飲んでなー。」

と奥村はこの日も実行役たちにスーツを着せて薬を飲ましていた。

「ばっ。」

「ばっ。」

と実行役のものたちが目覚めた。

「よしよし、いいねえ。」

と奥村はいった。

「じゃあ、お前ら、行ってこい、いいね。」

「はいっ!!」

「シュンっ」

と実行役のものたちはターゲットの屋敷に向かって言った。

「よしよし。」

と奥村は言った。すると、

「ほんと、貧しい若者とかの弱みに付け込むなんてな。とんだくそ野郎だな。奥村さんよー!!」

「だれ?」

とんだすると、

「ブンっ」

「狩れっ!!八丁堀!!」

といって、力哉が奥村に切りかかった。しかし、

「シュンっ」

「ばっ!!!!」

と奥村も縮地を活用して力哉に攻撃をかわした。

「ふう、危ない危ないっと。」

と奥村はへらへらした口調で言った。

「こいつも、縮地を使うのか?」

と力哉は言った。

「あれー。なんで俺なんかが縮地を使えるのってかおしてるなー。」

と奥村は言った。

「それはな、おれも実行役のと同じアルティメットスーツ着てるんだー。ごめんねー。」

と奥村は言った。

「あれー。俺なんかにそんなもん使いこなせるかって顔してるなー。」

と奥村は言った

「シュンっ」

「シャキン」

「バッ!!」

「ギギ。」

「舐めないでほしいなー。俺はあんな実行役の連中とは違うのちゃんと鍛えてるの。わかった。」

とは奥村は言った。

「仕置屋さん。都市伝説でしかないと聞いたけどほんとにいたんだねー。」

「……。」

「でも、残念。俺は殺せないよ。わかった。」

と奥村は言った。

「おい、皆。」

と奥村は言った。すると、

「シュンっ」

「バッ、バッ、バッ。」

と複数の実行役のものたちが現れた。

「この。仕置屋さん、相手頼むわ。」

「はっ。」

「シュンっ」

「ダダダダダダっ」

「カキンっ」

「カキンっ。」

と力哉に実行役のものたち襲い掛かってきた。

「カキンっ。」

「……ギギギ。」

「……排除します。」

実行役は言った。しかし、

「申し訳ねえな。俺は、排除できないんだわ。」

と力哉は言った。

「シュンっ」

「ドカッ!!」

「安心しな。みねうちだから。」

と言って、力哉は実行役を気絶させた。

「シュンっ」

「ブバっ、ブバっ、ブバっ、ブバっ。」

「脳を停止させるツボ切らしてもらったよ。」

と言って、秀斗も実行役たちを次々気絶させた。

「へえ、なかなかやるねえ。」

と奥村は言った。

「でもね、俺は殺せないよ。」

「シュンっ」

「ドカッ!!」

「カキンっ。」

「ギギギ…。」

「……ふうん。殺せないねえ。」

と力哉は言った。

「ガキンっ!!!!」

「ドカッ!!」

と力哉は奥村をけり飛ばした。

「ダダダダダダっ」

「カンカンカンカンカンっ!!!!」

と力哉はさらに、奥村を乱れ内した。

「あれ、俺、押されてる?スーツ着てるのに?」

と奥村は言った。

「鍛えてんのはあんただけじゃねえの。その言葉、そっくりそのままかえすわ。」

と力哉は言うと、

「ドカッ!!」

と奥村を蹴り飛ばした。

「狩れっ!!!!八丁堀っ!!!!!」

「ブンっ!!!!!!」

「ブバっ!!!!」

「がはっ。」

「バタン」

と力哉は奥村を見事に仕留めた。

「ふう、ネオ闇バイトかなんか知らないが大したことねえのっと。」

と力哉は言った。

「力哉はホントに強がりなんだな。」

と秀斗は呆れた感じで言った。

「別にっ、強がってねえし。ホントのことだろ。」

「はいはい。じゃあ、撤収な。」

と秀斗は言った。

「なんだよてめえ、素っ気ねえぞ。こらっ!!!!」

「と力哉は怒った。

「……。」

そのころ、祐太と、珠美と陸也は安井のもとに向かっていた。

「プルプル。」

「あれえ。奥村さん、でえへんなあ。」

と安井は言った。すると、

「ポロン。」

「っ!?」

「ポロンポロンポロン。」

「なんや?」

「ポロンポロンポロンポロンポロンポロンっ!!!!」

とどこからか三味線の音色が響き渡った。

「なんで、奥村さん電話でないか教えましょうか?」

「ポロン。」

と三味線を弾きながら祐太が現れた。

「お前はこないだのガキやんか?」

「と安井は言った。

「なんや、また殺されにきたんか?」

と安井は言った。

「殺されるっすか?殺されるんはあんたの方っすよ。」

と祐太は言った。

「シュンっ」

「黒曜血系術。デステニークロー。」

「ブバっ!!」

と安井は黒曜血系術の技で祐太に襲い掛かってきた。

「ん?なんや?」

「ギギ。」

「ぐるぐる。」

「残念っすね。こっちも同じ手は食わないっすから。」

「歌うっす。妖刀三味線屋。」

と言って、、祐太は三味線の糸で安井の攻撃を見事に食い止めえた。

………数時間前。

「パカ。」

と祐太は秀斗が持ってきた、謎の箱を開けた。

「っ!!?。」

「ぱああー。」

と祐太は箱の中光に包まれた。

「んん。ここどどっすか?」

と祐太は気づいたら謎の空間にいた。

「兄ちゃん。聞こえるか?」

と祐太に謎の男が声をかけた。さらに、

「お兄さん。聞こえてるのかい?」

と今度は別の女性の声が聞こえてきた。そして、

「ヒュン。」

「ブブン。」

謎の男と女性が祐太の前に現れた。

「わっ、わー!!」

と祐太はいきなり目の前に現れた二人に驚いた。

「お前さんかい。今度の継承者っていうのは?」

と女性は声をかけた。

「にしても、おっかさん。だいじょうぶかい?こんな、若い兄ちゃんに適性があるんかい?」

と男の方も言った。

「勇さん。まあまあ。これから、やってみてだよ。これで、呪われて死んだらこの子も、その程度ってことさ。いいね。」

と女性は言った。

「ていうか、おじさんとおばさん。誰すか?」

と祐太は言った。すると、

「おいおい。おじさんとはひでえな。俺はまだおじさんとか言われる年じゃねえぜ。」

と男は言った。

「まあまあ、勇さん。許してやんなよ。まだ若い子供なんだしよ。」

と女は言った。

「試練の前に紹介が遅れたね。あたしほおりく。こっちは息子の勇次。この妖刀のもとの所有者さ。」

とおりくは言った。

「まああれだな。いきなり怒ってすまねえ。」

と勇次も言った。

「まあ。時間もあれだ。これから、お前さんの適正を見極めさしてもらう。いいな。」

と勇次は言った。

「ルールは簡単だ。俺か、おっかさんにお前さんの一撃を当てたら合格だ。いいな。」

と勇次は言った。

「じゃあ、説明はおしまいだよ。いいね。」

とおりくは言った。

「シュン。」

「びゅるるるー。」

と祐太めがけて三味線の糸が飛んできた。

「シュン。」

「!!!?」

と祐太は縮地を活用してこれをかわした。しかし、

「シュン。」

「カキンっ。

「ギギ。」

と今度はおりくが三味線のばちで切りかかってきた。

「なかなか、やるねえ。お兄さん。」

とおりくは言った。すると、

「びゅるるる。」

「っ!!!?」

「ぐるぐるっ。」

と今度は三味線の糸が祐太の腕に巻き付いた。そして、

「ぎゅうぎゅうーっ!!」

「があああああー。」

「どうだい、俺の糸のしめつけ具合は?」

と勇次は言った。

「があああああー。」

と勇次の三味線の糸が祐太の腕を容赦なく締め付けていった。

「やばいっす。このままだと。腕持ってかれるっす。」

と祐太は言った。

「キッ!!!!」

「でも。俺はまけないっす。」

と祐太は言った。

「ガキンっ!!!!」

「ブバっ!!!!」

「っ!!?」

と祐太は勇次の三味線の糸を見事に切り裂いた。そして、

「シュン。」

とおりくの背後に縮地を活用して回り込んだ。そして、

「しゅっ!!!!」

とおりくに自分の一撃を見事にあてた。

「やられたねえ。」

とおりくは言った。そして、勇次も、

「……ふう。負けたよ。」

といった。

「お前さん、気に入ったよ。」

と勇次は言った。さらに、

「おめでとさん。合格だよぼうや。」

とおりくも言った。

「今日から三味線屋はお前さんのものだ。」

と勇次は言った。

「あとはぼうやの実践次第だよ。いいね。」

とおりくも言った。そして、

「パアアアア。」

と祐太を謎のひかりがつつみこんだ。

「……祐太。祐太。」

と気づいたら珠美が祐太に声をかけていた。

「あれ、俺はいったい。」

と祐太は言った。

「俺、なんか夢の中で誰かと戦ってたような?」

と祐太は言った。すると、

「いや、祐太。夢じゃないよ。」

と秀斗は言った。

「お前はこの仕事人アイテム。妖刀三味線屋に見事適合したんだ。」

と陸也は言った。

「でも、まさかお前が認められるとはなあ。」

と力哉は言った。

「まあ、あれや。あとは実践してみい。」

と珠美は言った。

「じゃあ、これで、祐太も晴れて仕事人アイテムの所有者になった。」

と陸也は言ったさらに、

「これで、祐太も奴らさじでやれるってことだ。みんないいよな。」

「オッケーやで。」

「まあ、悔しいけど認められたんだしな。しくじんなよ、祐太。」

「ハイっす」

と力哉は言った。

「じゃあ、皆。いくぞ、いいな。」

「ハイっす」

「はい。」

「行くぜー。」

「散っ!!」

「シュン。」

「……。残念っすね。安井一馬さん。」

と祐太は言った。

「今度はまけないっすよ。」

「く、くそがっ!!」

と安井は言った。

「図に乗るや。クソガキがよお。」

「ビュンっ!!!!」

「デステニーハンドっ!!!!」

「カキンっ。」

「シュウううー。」

「もうその技は効かないっすよ。」

「く、っくそがーっ!!!!」

「ビカッ」

「ババババババババババ。」

「てめえも、こいつは防げねえだろがっ!!!!」

「くらえっ!!黒曜血系術、デステニーメテオっ!!!!」

といって、祐太に無数の黒いレーザーが空から襲い掛かってきた。

「そうっすかね。」

と祐太は言った。

「シュシュシュシューっ!!!!」

「ババババババババババっ!!!!」

と無数のレーザーが命中した。しかし、

「シュウううー。」

と祐太を三味線の糸が無数のネットになって見事に安井の黒曜血系術の技をガードしていた。

「く、くそがっ!!」

と安井は言った。

「だったら、もう一回やっ!!!!」

と言って、安井が再び技を打とうとした。しかし、

「あ、あれ。どうなっとんねん。なんで、うてんのや!!!!」

と言っていると祐太は、

「まあ、あれっすね。さっきの技は何発も打てないってことっすね。」

と言った。

「じゃあ、今度はこっちのばんっす。」

と祐太は言った。

「シュンっ!!!!」

「なんや、この程度の攻撃。」

と安井が言うと、

「この程度。それはこの一撃食らってから」言うっす。」

と祐太は言った。

「びゅるるるるるるーっ!!!!」

「ぐるぐるぐるぐるっー!!!!」

「な、なんや。この糸っ!!?」

「と三味線の糸が安井を拘束した。

「ぎゅうぎゅうーっ!!!!」

「があああああーっ!!!!」

と三味線糸が容赦なく安井を締め付けた。

「扱いはまだ雑だが、最初にしてはなかなかだな。」

と陸也は言った。

「どうやら、俺たちの出る幕はないな。」

と陸也は皿に行った。

「そうですね。支配人。」

と秀斗は言った。

「これで、とどめっす。」

「シャキンっ。」

「歌っす、派手にっす。三味線屋っ!!!!」

「ブバっ!!!!」

と祐太は安井の首を切りつけた

「がはっ。」

と安井の首は派手に吹き飛ばされた。

「ぽとん。」

「く、くそう。なんでやーっ!!」

と安井は首をはねられたのにまだしゃべっていた。

「支配人の言うことはほんとうっすねえ。」

と祐太は言った。

「首をはねられたのにまだ生きてるなんて。黒曜悪鬼ってとんだ化け物っすねえ。」

「てめえっ許さへんで。よくも俺の首をっ!!!!」

「ブバっ。」

「はい、黙るっす。話の続きは地獄で会ったとき聞くっす。」

と言いながら、祐太は安井の首を真っ二つした。

「ぱちぱちっ。」

「祐太、デビューおめでとさん。」

と言って珠美が駆け寄ってきた。

「まあ、あれだな。まだまだ、未熟さもあるがよくやったな。」

と秀斗もいいがらやってきた。

「ほんと、お前はすごいな」

と力哉は言った。

「祐太、仕事人アイテム所有者デビューおめでとうな。」

と陸也も言った。

「じゃあ、あれや。祐太のデビュー祝って松本寿司のフルコースなんてどうや。」

と珠美は言った。

「お前何言ってんだよ。頭おかしんか?」

と力哉は言った。

「そうだな、いんじゃない。支配人と力哉のおごりで。」

と秀斗は言った。

「お前らなー。」

と力哉は怒った。

「じゃあ、皆で松本寿司直行やで。ええなぁ。」

「ハイっす」

「お前らなー。」

と力哉は怒りながら言った。

「まあまあ、力哉。一応、めでたいんだ。祐太に免じてゆるしてやれ、今日はな。」

と支配人は言った。

「それに、半分出してくれたら、お前だけ臨時ボーナスやるからさ。っな。」

と陸也も言った。

「え。いいんすか。支配人。」

と力哉めをお金のマークにして嬉しそうに言った。

「ほんと、こいつは単純というか、単細胞っていうか。」

と陸也も言った。

「……ふうん。あの人たち面白そう。うふ。」

と誰かが陸也たちを偵察していた。

そして、次の日。

「ニュースを伝えます。」

「昨夜、闇バイトの拠点といわれるスリーブデリバリーろいうテナントから。首謀者と思われる男の遺体が発見されました。」

「っぴ。」

「結局、あの奥村ってやつがネオ闇バイトの主犯格だったんすね。」

「ああ。そうみたいだな。」

と秀斗は言った。

「でも、結局。犯人はわからずじまい。ってことだな、社会通念上はな。」

と力哉はいった。

「まあ、うちらがやったなんて、ばれたらあかんからな。」

と珠美は言った。すると、

「祐太くーんっ!!!!」

と便利部の部室に女子たちの黄色い声援が響いた。

「どうしたんすか。みんな。」

「この、かばんのひも切れちゃったの直して祐太君。」

と女子がいつと、

「なによ、なによ。抜け駆けなんて卑怯よ。」

「そうよ、そうよ。祐太君にはあたしが料理教えてもらうんだから。」

「ガヤガヤ。」

「まあまあ。喧嘩しないでっす。順番、順番っす。」

と祐太は言った。すると、

「ダダダダダダっ」

「秀斗先輩―っ!!!!」

と今度は秀斗に女子たちの黄色い声援が集まった。

「あたしに。バスケのドリブル教えて。」

「お願いします。秀斗先輩。」

「なによ。ずるいわよ。秀斗先輩にはあたしがバレーのレッスンつけてもらうの。」

「まあまあ。みんな、順番な。」

と秀斗は言った。

「喧嘩なんかしなくても俺はにげも隠れもしないからさ。っね。」

と秀斗は言った。

「きゃあーっ!!!!素敵―っ!!」

と女子たちは秀斗にメロメロになった。

「ぐぬぬ。あいつらー。マジむかつくー。」

と力哉は一人二人に嫉妬していた。

「ほら、力哉。やかんの。見苦しで。」

と珠美が言った。

「そうだぞ。力哉。」

と陸也も言った。

「この程度で嫉妬するなら、この間のボーナスはなしな。」

「なんだよ、支配人まで。」

と陸也は言った。

「はあ、ボーナス?支配人どういうことや?」

「ぎくっ。」

「そ、それはなー。アハハ。」

「ごまかすんやないデーっ!!」

「力哉、逃げるぞー」

「お、おう。」

「ダダダダダダっ」と陸也と力哉はその場からの逃亡を図った。

「マテやコラーっ!!!!」

「ひいー珠美、今の聞かなかったことにしてーっ!!」

「ダダダダダダっ」

と二人は必死に珠美から逃走した。


第2話    完   。


今回は最後まで作品をご覧いただきありがとうございます。今回は闇バイトの主犯格ですが、ヤングケアラー付け込むという卑劣な犯人が仕置屋に暗殺される様子、さらに、祐太の仕置アイテムの適合と試練を再現しました。さらに、今後のカギを握る黒曜悪鬼という人喰い鬼の集団も初めて登場させて、さらに、鬼の技の黒曜血系術も表現しました。この、黒曜悪鬼が仕置屋とどう絡んでいくかを今後とも、よろしくお願いします。今回はありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ