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花月演義 ~~花月の乱~~  作者: のわ〜るRion
序章 ~予定された結末~
1/134

0.~~揃わなかった鍵~~


星空の下

古代に滅びし都の、空中庭園にて



つい先刻まで、激しい戦いがあった

今はただ、静かな星空だけが、この場を見下ろしている


無数に倒れているのは、いずれも女性の戦士や兵士たち


この暗がりに、未だに立っているのは、ただの三人だけだった



花の女剣士

「…とりあえず、救われたのよね? 世界は…」


虹色の少女

「はい…少なくとも、現在(いま)と、この少し先の時代までは…ですが…」


月の魔女

「私達の戦いにも…ここで果てる事にも…意味はある、って事よね…♭」


虹色の少女

「ええ…ですが…

 彼は…また…現れるでしょう…そう…近い未来に、必ず…

 “鍵”が揃わなかったのですから…」


そこからまた、静寂が空気を支配する…

星明かりだけが照らす暗がりの中、長くも短くもある、時が流れる


弔いの光のように、

星が一つ、流れた


花の女剣士

「ここで終わりにできれば良かったけど…言っても仕方ないかな…」


月の魔女

「そうね…。未来の事は、貴女とその時代の“私達”に任せたわよ…♪」


虹色の少女

「ありがとう…フローレン…アルテミシア…ここで散っていった、他のみんなも…」


花と月と虹

三人は、抱き合うように身を寄せた


彼女たちを見守るように、また星が流れた



「「「一緒に戦えたのが…あなたたちで……本当に良かった…」」」




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