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王国移住にて.その1

帝国の城の一部屋、そこはエドが使用していた部屋であり私物をまとめるのに時間がかかって部屋はとても散らかっていた、追放処分を受けたエドは世界で2番目に広い土地を所有しているフェルノテア・シルニア王国へ移住する事を決めた。

ちなみに世界で1番広い土地を所有しているのはエルデトス・エルニエ帝国である。

かつて、人魔世界対戦の被害が増大していた時、救済活動としてエドは1度王国に足を運んだ事があった。

被害を受け建物は崩壊していたが面影のある街並みにエドは一目惚れをしたのだ、いつかこんな町で住みたい、と。

そしてその夢が叶うのだ、ぶっちゃけエドはウッキウキだった。


帝国から王国への移動距離は馬車で3日ほどであり、その間エドはのんびりとした生活に胸をふくらませていた。


自分を引き込もうとあの手この手を使ってくる皇族も、五大英雄様だどうだこうだの絡みも無くなるのだ、喫茶店でも初めて残りの人生を謳歌しようと、そんな事を考えるとあっという間に一日が過ぎ、帝国からの追放、この地を出なければならない日がやってきたのだ。

猶予として2日までの滞在を特例として許してもらっているので、その間世話になった者たちに挨拶をして回ったが、その際五大英雄の4人にも挨拶しに向かおうしたのだが...居場所が分からなかったので行かなかった(後、話すと面倒な事を言われそうだった)


時計の針がもうそろそろで深夜の1時を刺そうかという時、部屋の扉をコンコンと叩く音がした。


どうぞ、と言う間もなく扉は開き、小さい訪問者が扉の前で立っていた、そうフィアネッタ皇女である。


エドは思った、気まずい、と。

昼にあんな事があった手前、なんと話しかけて良いか分からなかった。

どうしようも無いのでとりあえず部屋に入るように言う事にした。


「こんな遅くにダメだよ、外は寒いから中に入りなさい」


そう言うとフィアネッタ皇女は頷き、汚く散らかった部屋へと入り扉を閉めた。


「...あー、えっと...部屋汚くてごめんね、適当な所に座っt...」

「...私、エド様とは離れたくありません」


昼あんなにも泣いたのにまた泣き出しそうな彼女はそう言った。

エドは口を閉じ、どう対応したものかと悩んでいた。

元々エドは子供の事は好きなくせに扱いは苦手であったため言葉に迷うのはいつもの事であった。


「エド様、私を連れて言ってください」


それは困る。


そう内心で思ったが言えはしなかった。

正直、「愛いやつめ、このこの〜」と髪の毛をワシャワシャしたかったが、そんな空気では無いことはさすがに分かった。

しかし、そんな発言に頬は緩み笑みを浮かべてしまうのであった、その顔を見てOKだと判断したのか皇女の顔は明るくなったのでまずいと思い断るとハッキリ言うしか無かったが、相手は子供なため言葉を選ぶしか無かった。


「皇女様、それは出来ません」


「どうして...何故ですか...それに......いつもの様にフィアネッタと呼んでくださいよ......」


泣き始めてしまった、しかし、エドはこの時の対処法を知っている。

そう秘技 «頭・ナデナデ» である。

先手必勝と言わんばかりにエドは皇女の頭を撫でた。


「エド様は、ずるいです...」


「そうさ、私はずるい、だが、深夜1時にそんな顔をして連れ去って欲しいと頼む方もずるいよ」


そう言うとフィアネッタはエドに抱き着き、体勢を崩したエドは床に倒れた。

一日中泣いた彼女がエドの胸元で眠りに落ちるのに時間はかからなかった。


さてどうしよう。


自分の上で眠っている彼女をどうしたものかと悩んでいるうちにエドも眠りに落ちた。

そういえば主人公の外見とか書いてなかったァア!

不覚...!



名前.エド  種族.人


職業.回復魔術師  年齢.23


身長.176


外見.髪の毛は白く、目にひどいくまがある。

耳に大きめのピアスをしておりチャームポイントは右側の髪が長い事。

髪の毛は少しボサボサで顔に覇気がない。

好んで黒色のハイネックを着ている

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