表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/12

8話 目覚め

男は意識を取り戻す。


「...知らない天井だ。」


男は状況が混濁して頭の整理が追いつかなかったためにお決まりのセリフを述べてみる。


「はぁ。なんなんだ地面からドラゴンて..ここは病院みたいだがとりあえず助かったっぽいな。うん。体も動く」


そう言いながら男は手をにぎにぎし、体にまったく支障が無いことを確認した。


ガラララッ!!個室のドアが勢い良く開かれる


「お兄ちゃん!!大丈夫?道端で倒れてたって聞いたけど何があったの?怪我はない?お腹空いてない?なんで連絡くれなかったの!」


妹の穂乃果が怒涛の勢いで質問攻めにする。


「ま、まぁ待て落ち着け穂乃果、ちょっと電波の届かない落とし穴?に落ちただけだから..あ、お腹はぺこぺこだ。」


と男は自分でも良くわからない返答をお腹を鳴らしながら返す。


「全然意味わからないけど、とりあえず無事でよかった〜〜」


「なんか食べ物買ってくるからとりあえず安静にしててよね!」


(本当に穂乃果は気の利く良い妹だ..)


男は感慨にふけりながら手を振って最愛の妹を見送る。


「さてと。とりあえず、状況を整理するか。俺が道端に倒れてたって穂乃果は言ってたな。つまり龍が出てきた穴は何処かに消えてしまった..?それとも俺が幻覚にかかっていたのか..?」


男は手を顎に当てながら考察する。


「気を失う前、アプリに通知が来ていたな。とりあえず何かのヒントになるかもしれない。みてみるか。」


男はスマホを取り出してEvolveをひらく。


ーログー

<クエストS5 がクリアされました>

<ワールドゲームが開催されました>

<ログインボーナス3日目によりショップが解放されました>

<シークレットクエストクリアにより称号勇者を獲得しました>

ーステータスー

筋力18+1000

素早さ17+1000

知能1.5+1000

防御13+1000

魔法防御0+1000

魔法攻撃0+1000

ー称号ー

世界に選ばれし者(笑)

ボーナス獲得初心者

勇者


「なんだこれ..ステータスが爆上がりしてる上にワールドゲームってのが開催してる..いや俺が開いたのか..?

とりあえずルールがまったくわからない以上次いつこういった罠にかかるかもわからん。よし、強くなろう。筋トレするか!!!」


分かっていたが男は男であった。


カツンカツンカツン。病院の廊下に何者かの足音が鳴り響く....








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ