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5話 公園にて。

「んーーっ!!」


男は大きく伸びをしながら思い瞼を持ち上げベッドから体を起こした。


「お願いマッスル!めっちゃモテたーいお願いマッソウ!めっちゃモテたーいイエス!」


男は上機嫌に小唄を挟みながらカーテンを開けて朝食を作り始める。


「オートミール30グラムにサラダチキンを細かくほぐしたものを加えて!鶏ガラスープの素を少々加えてっと。レンジでチンだ!」


男は日課のオートミールレシピを得意げに披露しながらレンジにブツを投げ入れる。


「そういえば穂乃果に食生活心配されてしまったな..よし!テッテレー野菜ジューースーッ」


まだまだ男の健康的な生活は遠そうである。


男は手早く朝食を済ませた後、家の付近にある公園に向かう。


「家の中で朝トレするのもいいがやっぱり外の空気は格別だな!」


そう言いながら男はすっかり馴染んできたスマホを取り出しアプリをひらく。


ログインボーナス2日目 タイマーオプション


スマホにもともと入っているタイマー機能にワールドゲームまでの残り時間と、ランキング98025/100000位という表記がなされていた。


「今日のメニューは、、あれ??ログに何か書いてあるぞ。」


ーログー

<クエスト5達成によりクエスト8が追加されます>

<ワールドゲームが近日開始されます。Evolve参加者は注意してください。>


「ワールドゲーム?なんだそれボディビルダービルダー世界一を決める大会か?」


男は呑気な感想を述べる。


「まだ俺はボディビルダーの中でもひよっこ日々の精進を怠るなという運営からの警告だろう!」


そうこの時男は対して気にもとめていなかった。


ークエストー

クエスト1 腕立て65/100回

クエスト3 プランク10分

クエスト8 スライムを一匹たおそう


「ん?スライムをたおす??よくわからないがとりあえずゼラチンとなんだっけ染料..?だのなんだの買っておけばいいか!」


やはり脳筋である。


「そんなことより朝トレだ!腕立てのリベンジじゃい!」


男は公園の広場の隅っこで腕立て伏せを始めた。


「1、2、3、...65、66、67


ステータスのおかげか、以前とは段違いのスピードで最高記録65回を突破する。


...97、(もうこれ以上腕が上がらない..)、まだだ!マッスルーファイトォォォォ!!98、99、100!!!」


男はよくわからない掛け声を上げながら無事クエスト1のリベンジに成功した。


なお周囲にいた老人や子供づれの家族から白い目で見られていたことに無我夢中の男は気づかない。


「あぁぁ、筋肉がパンプされているぅ!筋肉が痛い!キモティィィイ!!」


そうこの男ドMなのである。むしろ全国のボディビルダーがドMと言っても過言ではないのか。(過言


「全国のボディビルダーさん!!こんなチート能力もらっちゃってすいません!人の百倍努力するんでゆるしてくだせえ!(土下座)」


男はそう天に叫んだ。なお周囲に..(ry


「あっ!いけね!プロテインダッシュ!!」


男は自宅向かって全力で走りだし、着いた途端粉状のプロテインを口に含み、豆乳でながしこむ。


「ぷはぁ!頑張るあなたは美しいっ(キラーン)」


男はそう有名曲を口ずさみながら鏡でポージングをする。


今日もむさ苦しいボディビルダーの日常が始まる..


ーステータスー

筋力14+4

素早さ17

知能0.5+(1)

防御11+2

魔法防御0

魔法攻撃0

ー称号ー

世界に選ばれし者(笑)

ボーナス獲得初心者


ワールドゲームまであと3日




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