表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/13

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛

すいません!

書きかけのまま間違えて投稿してしまいました!


19時52分

なんとか書き上げることができました!

今回はほんとにご迷惑お掛けしました!

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」


 天蓋付きのメルヘンチックなふかふかベッドの中で、枕に顔を埋めて奇声をあげる美少女エルフが一人。

 そう、私だ。


「あ゛あ゛あ゛あぁ・・・ふぅ。」


 ひとしきり唸ったところで、少しスッキリした。

 今は、桜町先生達を他のクラスメイトを集めている場所に飛ばしたすぐ後。

 一人になって落ち着いたら、猛烈に羞恥心が込み上げてきた。

 それを発散するため、枕に顔を埋めることになった。

 まあこれは全て、予想外の出来事に平常心を保てなかった私のせいなのだが。


 とりあえず最初に目覚めた千吉良に会いに行き、現地人ムーブで対応した。

 そしてできるだけ自然な感じに、ここが異世界だということを匂わした…までは良かった。


 戸惑っている千吉良を見ていたら、イタズラ心が湧いてきて。

 最初は風を操るだけにするつもりが、瞬間移動で上空に飛んで、神気開放や神光珠乱舞まで使ってしまった。

 さらに…


『我が名はベアトリクス=クロノエル=フォレストフィールド。真理を追い求める大賢者にして大魔導師。そして、時を司る最強の魔法使いだ。』(キリッ)


 なんて恥ずかしい文言もはいてしまった。

 千吉良の前でこんなキャラで話したせいで、桜町先生や(委員長)の前でも謎の偉そうなキャラを通さなきゃならなくなった。

 後、先生に現状を理解させるのに、意外と手間取ったのも反省点だな。話し合うまでに、てきとうにファンタジーっぽい事象を起こしておくべきだった。

 最低限の配慮しかしない冷徹キャラを通しておいて、今さら無為に魔法を見せるのもなんかなーと、勝手に自分の首絞めてたし。

 今回はたまたま委員長が、獲得したスキルを既に把握してくれていたから良かったが。


 そういや委員長のユニークスキル、面白い性能だったな。

 最初は闇属性の液体を生成し、操作するスキルだと思った。

 しかししっかり見てみると、全く違った。

 あれは『猫』という概念を司る疑似精霊を生み出し、使役する力。分類としては、眷属系統のスキルと言えるだろう。

 しかし委員長のユニークスキルは、並の眷属系スキルを軽く凌駕する。

 そもそも精霊とは、概念が意思を宿し、法則に干渉する力を持った高次元生命体だ。

 そんな存在を、不完全とはいえ生み出し、さらに完璧に使役する力。強力なユニークスキルの中でもかなり上位の性能を誇るだろう。

 そして、そんなユニークスキルを委員長が獲得できたのは、単に委員長の意思が強いからだ。


 ユニークスキルには、発現した者の性格、願望などが強く出る。故に千差万別。

 本来ユニークスキルとは、素養のあるものが厳しい修練の果てに極まれに発現する、強力なスキルの総称。

 例外としては、生まれながらにユニークスキルを所持する魔王種や、召喚時にユニークスキルを獲得する勇者が上げられる。

 だが大抵の場合、そういう例外が所持するユニークスキルは他のユニークスキルに劣ることが多い。

 それは、ユニークスキルの本質に理由がある。

 先に述べた通り、ユニークスキルには発現した者の性格、願望が強く出る。これは、“願い”がユニークスキルの核となっているからだ。

 より強く、純粋な願いを核とするユニークスキル程、凄まじい性能を発揮する。

 魔王種がユニークスキルを発現するのは生まれる前。勇者も召喚という、未知の体験の最中だ。

 強さを追い求め修練を積む者より強く純粋な願いなど、そうそう持ちようがない。


 ではなぜ、委員長はユニークスキルの中でも強力な性能を発現させることができたのか。

 それは単純に、ユニークスキルの核たる願いが強く純粋だからだ。

 そして委員長のユニークスキルは『猫』。

 ここから推察してみるとつまり委員長は…


「異常なまでの猫好き、か?」


 なんせ、ユニークスキルを獲得している時、つまり召喚の最中も猫のことばかり考えていたということなんだから。それはもう筋金入りだろう。


「…ふぅ」


 色々考えを巡らせて、とりあえず落ち着けた。

 大国の最高権力者や、万の軍勢を相手にしても取り乱すことのなかった私が、まさか前世のクラスメイトに会うだけで平静を崩すとは。

 私もまだまだだな。


 さて、それではそろそろ行動するとしよう。

 なんせ30人分の食事だ。久しぶりに腕によりをかけるとしようか。

 作る料理は…やはりあれがいいか?

 なら、まずは食品庫だな。


 そうして、私は食事の準備に取りかかった。






なんとか書き上げることはできましたが、また手直しするかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 面白かったです。主人公側とクラスメイト側に温度差があるのがいいですね [一言] クラスメイト側に主人公の思考を読み取れる人とかいたら、ちょっと面白いことになりそうだなと思いました。
[良い点] 更新お疲れ様です。 [一言] なんか良い娘(こ)ですね。 これからの展開が楽しみです。
[一言] この悶え転がってるところを見られたら吹っ切れる説( ˘ω˘ )
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ