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委員会

「んー」


 ようやく、終わった。

 1年生、1学期。

 色々、あったな。


「健ー。帰る?」

「や、俺、実行委員」

「あー、今日もあるんだっけ」

「そ。すまんな」


 そうなのだ。

 期末テストが終わった後に、クラスで行われた文化祭実行委員決め。

 生徒会のメンバーが来ての簡単な説明の後の立候補決め。

 あの時の聖沢先生めっちゃ驚いてたな。

 まぁ、一回、断ったようなもんだしな。


「大丈夫大丈夫。隼と帰るし」

「ん。じゃなー」

「ほーい」


 じゃ、行きますか。




「おぉー。早かったな」

「ホームルームが終わるのが早かっただけとも言いますけどね」


 実行委員会の集合場所には生徒会長、山本ゆかりがいた。

 俺たちの高校では実行委員と生徒会が合同で文化祭実行委員会として動く。


 その方が臨時でお金を出したりするのが楽だからだろうが。


「細かいと嫌われるぞ」

「誰にですか?」

「主に女子。それと男子」

「実質全員に嫌われてるじゃねぇか……」

「ま、そうなるな」

「軽いですね。後輩が人類全員に嫌われるピンチなのに」

「大丈夫だろ、永山なら」

「はぁ……」

「現に、私はお前のことを嫌っていないからな」

「ありがとうございますー」

「それに……」

「それに?」


「私も健くんのこと嫌いじゃないですから。嫌いだったら実行委員やってませんよ」


 集合場所である視聴覚室のドアを開けて入って来たのは、同じクラスの須藤明里。

 それと、


「そうだよ。嫌いだったらこんなめんどくさそうなのやらないからねー」


 香野美花。


 他クラスだが、立候補してくれたそうだ。

 なんと頼もしい。

 これで仕事サボれるね。


「な、大丈夫だろ?」

「そう、ですね」


 人類全員から嫌われることは当分、無さそうだ。


 てか、人類全員から嫌われるって無理じゃね?




「これから、第四回、文化祭実行委員会を始めます。よろしくお願いします」

「「「よろしくお願いしまーす」」」


 会長の号令に返すは実行委員の間延びした声。

 もちろん、俺も間延びした声で返しました、はい。


「では、今日の話し合いに移る。議題は、なんだ、実行委員長?」

「急にこっちに振らないで下さいよ……」


 会長の問いに答えるのは実行委員、委員長、谷川一輝(たにがわいつき)

 このように、やる気が見えない。

 やる気がないというより、シナリオ通りに進みたいタイプか。

 シナリオがあればそれに従い、ないなら周りの様子を見て、判断して、行動する。

 そんなところか。


「すまんな。しかし、今日の進行はそちらがやると前回言ってましたよね?」

「まあ」

「なら、お願いします」

「はあ……」


「えー、では今日の議題は前回と同じく、各クラスで何をやるか。それを固めていきたいと思います」


 ほれ来た。

 第一に、もう固めることなんてほとんどない。

 これは前回には決まっている。

 あるとすれば、備品の調整、かかる費用などだが、大枠も出来ていないからな。

 はっきり言ってしまえば、何やるか決めるのも早かったか。


 ま、今回はほとんどが雑談になりそうだな。


読んでくださり、ありがとうございます!

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