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昼ごはん

 今日は休日。

 やっと来た休日。

 今更だけど休日は1週間で2日だけとかふざけてる。

 平日ほど人々から嫌われているものはないと思う。

 平日はストレスで胃潰瘍とかいうレベルではない気がする。


(なぜこんなことを考えたんだ?)


 自分の考えに疑問を持ったので脳が覚醒したのだと思う。


 眠気から。


 眠気から覚醒って何だろう?




「ふぁ……」


 リビングに下りたはいいが…………、やることねぇ……。


(あっ、雪)


 体調確認行くか。


 そう考え、立ち上がろうとした時。


 ガチャッ


「あっ、兄貴。おはよー」


 ドアを開けて雪が入ってきた。


「体調は大丈夫なのか?」


 今は、それの確認が大事だ。


「うーん…………」

「うん」

「熱はないし、痛いところもないから大丈夫じゃない?」

「そうか、良かった。まあ、今日は安静にしておけ。飯は作るから」

「え」

「大丈夫、大丈夫。これでも調理実習はちゃんと受けてきたんだ。基礎は出来る」

「えぇ……」

「……え、そんな不安?」

「うん。すっごく不安」

「まじかぁ……」


 自分で聞いといて後悔するって、本当にあるんだなぁ……。


「まっ、作ってくれるならいいや。期待、してるね?」

「はいよ」


 ちょっと頑張りますか。




「で、これなに?」

「見たまんま」

「は? 本気で言ってる?」

「あぁ。本気だ」

「じゃあさ、じゃあね?」


「なんでカップラーメンが出てきてんの?」


「文句あんのか?」

「いや、ないけどさぁ。普通、料理って調理の工程があるよね?」

「あー、うん」

「その過程、どこ?」


 どこって言われてもなぁ。


「やかんに水入れて沸騰するまで加熱、という立派な工程があるが?」

「それを普通、工程と呼ぶ?」

「呼ぶ人は呼ぶんじゃないか?」

「いや、うん。もういい。期待した私がバカだった」

「ふははっ! 俺の勝ちだ!」

「勝ち負けあったんだこれ」



 カップラーメン、普通に美味しかったです。


「兄貴~」


 まったりとした口調で雪が俺の名前を呼ぶ。


「な~に~」


 なのでまったりとした口調で返す。


「料理学ぶ気ない~?」

「な~い~」

「じゃあいいや」


 急に元の口調に戻るの驚くからやめて?




 ソファーの上でまったり~。

 やることなーい。

 暇だー。


 実際問題、暇なのだからしょうがない。

 ただテレビを見たり、スマホアプリのイベントを周回したりとかしかやることがない。


 だからこそ、俺は驚いた。

 見事にまでに家族以外の妨害がない、暇な家での休日。


 そんな俺に、スマホの通知が届いた。

 それも、メッセージアプリ。


「うおっ」


 それを見て、驚いたのだ。


 だって、その送り主は、香野だったのだから。

読んでくださり、ありがとうございます!

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