朝に
「へぇ、そういうことがあったんだ、意外」
「ほんとです」
「そうかもなぁ……」
テスト対策イン図書室。
にもかかわらず、俺と香野、須藤は昼の話題で持ちきりだった。
「まっ、分かっただろ? 会長はポンコツだけどポンコツじゃないってことが」
「うん」
「はい」
俺は香野と須藤に俺が会長に誘われてこの高校に入ることを決めた、そのことを教えたのだ。
「でもその割には会長の扱い雑じゃない?」
「それは私も思いました」
「あぁ、それな。はははっ……はぁ」
「え? なんかあったの!?」
「気になります気になります!」
「いや、大したことじゃない。いや、まぁ、うん。誤解されたままだとあれだしな、うん」
そう考え、
「まぁ、要はあれだ。会長のことを最初は尊敬してたけどだんだんポンコツが目につくようになってきて、って感じかな」
と、全然要約できてない文を伝える。
するとあら不思議。
女性陣は揃いも揃ってゴミを見るかのような目で見てくれではないか。
だが弁明させてくれ、
「いや大したことないって言ったよねぇ!?」
と。
大して意味なかったけどね!
あれ? よくよく考えたら会長の評価をことごこく下げただけでは?
その後はしっかりテスト勉強をして、見知らぬ人の告白シーンを見て、女性陣を送り届け、家に帰り、勉強して飯食って風呂入って歯磨いて寝た。
さすがになんも無さすぎて草も生えねぇな、まる。
翌朝。
とてつもなく早起きをした。
今日は金曜日、ということもあるのか浮かれながら出勤した両親を見た。
でもどうせ残業でしょ?
社畜にだけはなりたくないと思いました。
そんなこんなで適当に暇潰していたら雪がリビングにやってきた。
「おっはー!」
「ん」
寝起きって基本反応薄いよね。
ん?
お?
俺は違和感を感じた。
「おい、雪。ちょっとこっちこい」
「は?」
は? と言われてもいい。
今は微かに感じた違和感を確かめなくては。
「何? 兄貴」
「ちょっといいか?」
そうして俺は雪のでこに手を当てる。
「ひゃぅっ!」
「熱っ!」
ほぼ同時反応。
だが、どうしたものか。
「おい雪、大丈夫か?」
「うーん、ちょっと頭くらくらするとは思ったけど、えへへ……」
「まぁ、そこで大人しくしてろ。学校に連絡してくる」
「ん」
それだけいって俺は家電から2つの場所にかける。
一つは雪の学校。
もう一つは、
「あ、はい。1年6組の永山健です。あっはい。えぇと、妹が熱を出してしまって。あっはい。午後からなら。分かりました。午後からでお願いします。失礼しました」
終了。
後は香野か。
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