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合体 少年女  作者: 輝樹
1/7

今、手を取って

ちょっと変な話かと思います。


ですが、初心者ゆえ…。(笑)


気楽なカンジで読んでくれたら幸いです。


よろしくお願いします~

合体 少年女 1 『今、手を取って』


「次の方〜」


看護婦が患者を呼ぶ声が。


ここはとある病院。

  今は、24世紀。 

6月の少し暑いくらいの日だった。



「あら?」



看護婦が軽く眉間にしわを寄せ、予約表を手に持っている。




予約表というのは、病院に来た際、自分の名前を書き、名前を呼ばれるのを待つ紙の様なもの。

その予約表には名前を書く欄があり、その名前を書く欄には一人の名前しか書けない。

ソレなのに、2人の名前が書いてある。




『ケイ・ステイク』

そして、とてもカワイイ字で

『リー・レイッシュ』。




まぁ、間違えたのか知らないが、2人を呼ぶコトにした。


「ケイさ〜ん。  リーさ〜ん。」




「ハイ。僕 ケイ

     が  です。」

    私 リー


「え…?」

看護婦はビックリした。

  しかも、予約表も落としてしまっている。

それもそのハズだ。


人間と人間が…

     合体しているのだから。


「コレって病院で治るのか?」

「しっ! 知らないわよ!」







…ここから、合体 少年女は始まる。








「なにぃ!?人間と人間が合体したァ!?」


病院の医者が叫ぶ。


でも、ケイとリーはビックリもしなかった。

   なぜなら、自分達のコトでイッパイだから。


「治るんでしょうね!」


喋っているカンジからして、女。

  そいつがリー・レイッシュ。


「そんな焦るなよ。」


リーをなだめるカンジは男のケイ・ステイク。


医者はずっと頭を抱えていた。

   ときどき「ん〜」などという声を漏らす。


「どういうことだ・・・。

    こんな事態産まれて初めてだ。

……まったく分からん。」


医者がそういうと、気の強いリーはこう言った。


「わっっ分からないってどういうコト!?」


「お…おい……」


ケイはリーを止めるが、リーは医者の首を絞め、上下に動かす。


ガクンガクンと揺れていたが、もうケイトには止められなかった。

「意地でも治しなさいよぉ―――――!!」



30分が経過…


やっと落ち着いた。

「とりあえず、振り返ろう! 何があったか!」

ケイは人差し指を医者に突きつけ、話を振り返った。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


コレは、ほんの少し前。

「今日は何しようカナ〜。」


唇に人差し指を付け、リーが歩いている。


いつものコースは、服屋で服を買いあさる。

   大体、女の子はそんなカンジの生活を送っているだろう。


タッタッタッタッ……


足音…いや。

 走っているカンジの音が町に響く。


「!」


見ると、ケイが、結構な勢いでこちらに向かって走って来る。


そして、「じゃまぁ!!」

  そう叫んでリーを押した。


「キャっっ!」


ドシャッと音をたて、リーは手をつき倒れた。

ソノ瞬間、リーには、ものすごい不快感があった。


『え…?』

  そう心の中でつぶやくと、すぐ、行動で示した。

「待てい!!!!」


リーは、勢いよくとび蹴りをくりだした。

……見事命中。


「おべぇ!!」


ケイは頭を地面に打ち付けてしまった。

   そしてすぐに起き上がる。


「な…!何すんだよ!」

「何いってんの! 自分でしょ!?

  先やったの!」


「知らねーよ!」


ギャーギャー騒いでいたら、…何かが聞こえる。


雷のようなバリバリという音が。


「……バリバリ?」


なぜか声が二人ともそろった。

その瞬間!


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


強烈な雷が二人を襲い、目が覚めたら…

これだった。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「…というワケなの。」


結構話が長かったことを心で反省し、医者を見た。


…寝てる。


「……。」

2人は無言になった。


ブチっとキレたリーは叫んだ。


「もうイイわ!!!」





「何病院飛び出してんだよ。」

リーが不機嫌に言う。


「だってぇ〜…。」

リーは少し声を小さくしてつぶやく。




ふと横を見ると、ソフトクリーム屋を発見!

「あっ!ソフトクリーム!」


甘いものに目がないリーは走り、買いに行こうとした。


ソノ瞬間!


ドゴォォオォォォォォオン!!


周りは騒然としていた。


「!!」


危なかった。

あと10cm前に行っていたら…


その大きな音をたてたのは、ある大男の拳だった。


その大男はやっと口を開いた。

「オイ。  コアを返せ。」



……コア?

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