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知らぬ人
「おかえりです!颯様!!」
玄関をくぐると元気の良い声が聞こえた 。
「君は?」
と尋ねると
「忘れられましたか?私は颯様の付き人アルメス・アリアです!」
もちろん聞いたことのない名前だ。
「君はいつから俺のことを?」
「そんなこと生まれた時からに決まってますよ」
俺は、生まれてから一度もアリアという名前は聞いたことない
「あと颯様。アリアのことはアリアとお呼びください」
俺はうなずくことしかできなかった。
「颯様は今日すこしおかしいですよ?」
「お部屋でお休みになられてください。無理してる颯様は見たくないです」
そう言われて俺は部屋に案内された。
「それではおやすみなさい」
俺は茫然としながらもベットに横たわった。