2/5
見知らぬ街
「大丈夫ですか?さっきからボーっとなさっていますが」
俺は彼女の一言で今の現状を思い出した。
「相変わらず、可愛いですね颯さん」
俺は彼女を知らない。
しかし、彼女は俺の名前を知っている。
「えーと、名前なんだっけ?」
と聞くと
「もう!颯さんたらとぼけですか?まぁいいです私はクラウス・アリシアですよ」
クラウス・アリシア聞いたことのない名前だ。
するとアリシアは
「颯さんこそこんな格好でどうしたんですか?」
と聞かれたので自分の格好を見ると 下着しか履いてない姿だった。
もちろん俺はこんな格好になった記憶はない。 「仕方ないですね。一度家に戻りましょう」
とアリシアが言うので賛成した。