訓練と計画
詰めすぎました。読みにくいです。
朝、アイは窓から射す日で目を覚ました。
「今日から訓練だ。頑張ろう 」
ふと、この王国の街が気になり外を見てみると、そこには、白を基調としたヨーロッパ風の街並み。朝市らしき所で買い物をしている人。賑やかでとても良い国だ。
「さてと、訓練場に行きますか 」
アイは足速に訓練場に向かった。
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訓練の結果は散々だった。クラスの皆はもの凄い速さで上達していくのに。自分だけ取り残されてしまった。覚悟はしていたが辛い。
そして1週間後に実地演習が行われることになった。僕は、足で纏にならぬように一生懸命に訓練を積んだ。
実地演習前日
コンコン
誰が僕の部屋に来たようだ。誰だろう?扉を開けるとそこには、
「こんばんは、アイ。 ちょっと話しいい?」
真衣が立っていた。
「どうぞ、」
真衣を自分が普段使っている椅子にすわらせて、僕はベットに腰を掛けた。そして真衣が考え込んでいる顔でいった
「明日の演習本当に行くの? 」
「うん…… 」
「危ないんだよ、それでも行くの? 」
「うん…… 」
「そう…… 」
真衣は、考え込んでいる顔から一変、何かが閃いた様な顔をして言った
「私が、アイを守って上げるよ!! それに私は、聖女だから回復魔法得意なんだよ。だからね、私から離れないでね。あとアイは、すぐ一人で背負い込むから、その重みを私にも分けて
ね。」
「ッツ!!」
ここで、自分の頬が濡れているのに気づいた。あぁ涙だ。僕は、どうしようもないほどの馬鹿だ。この世界に来て一人だと思っていたけど、今思うとこんな近くに大切な人がいたではないか……
「大丈夫……大丈夫…… 」
真衣そう言って僕を包むように抱きしめてくれた。
僕は、泣いた。落ち着いたのは、それから数分後の事だった。
「ごめん。ありがとう、これでもう大丈夫だよ。」
「じゃ、私はそろそろ戻るね。明日は、ちゃんと守らせてね。 」
そういって彼女は出ていった。不思議と明日はやれる気がする。これも彼女のおかげだろう。
今日は、明日に備えて寝よう。ベットに入った。
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王城西部
「計画は順調か? 」
「はい。」
「くく、そうか そうか。 神道アイといったか勇者達と共に召喚されたというのにあの程度の力しか持たぬとは困ったものだな。それに、”最弱”なのに戦争に出るとは、簡単に死なれては王国の名が廃るのでな。」
「それで、明日の実地演習で神道アイを始末するのですね。」
「そうだ。国王や民には不慮の事故だと伝えれば何とかなるだろう。くくっ 」
夜、月明かりが二人を照らし怪しい影がのびていた。
読んでいただきありがとうございます。