目覚めると森の中
作者は似非ミリ知識でこの物語を書いています…それに嫌悪感を感じる方は戻ることを進めます…それでもよければお楽しみ下さい。
「ど…何処だ、ここ?」
そう言ったのは一人の青年彼の名は後藤 剛何処にでもいるフリーターだった存在だ。
彼は目が覚めると森の中で目覚めて困惑してる…彼は至って普通で恨みで誘拐されて森に放置されるような人間ではない、ましてはドッキリを仕掛けられた訳でもない、ならここは何処で何故こんな状況になったのか彼は昨日の出来事を思い出す。
(確か…エアガン専門店でガスガンを買って帰り道に変な奴にあった位か…おかしいと思う事は)
昨日ことを思いだしながらその変な奴と知り合った経路と話の内容を振り返る。
(あれは…確か…帰り道公園を通りかかった時だったな、その時に変な女に会ったのは、何故か雰囲気に違和感を感じて関わりたくなく出来るだけ目をあわさないように隣を歩いたら…呼び止められたんだったな)
彼はまず出会いを思い出す。
(それで…なにか話を…した筈だ?…した筈と覚えてるのに内容が思い出せない?…まるで消されたかのようだ…思い出せない)
彼はおかしいと思いながらも話の内容を思い出すのをやめた…無意味だと思ったからだ。
(さて…今持ってる物を確認しよう)
大分落ち着いたのか自分のベルトについてる重みを感じてるのに彼は気付く。
(ベルトについてる右側にホルスター左側にマグポーチ両方とも俺の私物で重みを感じるが…なにが入ってるんだ?)
そう思いながら彼はなれた手つきでサムブレイク・タイプのホルスターから中身を取り出す。
「ガバメントか…いや、好きだけどさ…何故に俺のホルスターに実銃が入れられてるだ?」
去年グアムで撃ったことあるけど…と彼は思いながらチャンバーに弾をいれて、ハンマーをコックしセイフティをかけホルスターに戻した。
(と言うことはマグポーチに入ってるのはガバメントのマガジンかな)
と左手でマグポーチからマガジンを取り出す…彼の予想通り八発入りのマガジンが二つ入っていた。
(元々ガバメント入ってたマガジンを合わせて24発か…増えないかな)
彼がそうマガジンを見て思っても弾は増えない…普通なら。
【アナライズ完了、無限マガジンの説明を見ますか?】
彼の頭にそんなアナウンスのような声が聞こえる…彼は見ると念じるとマガジンの説明が空中に現れる。
名前:無限マガジン(ソウルアイテム)
種別:戦闘用アイテム
持ち主:タケシ・ゴトウ
説明
魔力を消費することで弾薬が補充される、魔力のこめ方や量により弾の威力や属性が変わる、またソウルアイテムの為持ち主が健在なら壊れても魔力で治すことができる。
(なんだ…このファンタジーな説明は、とりあえずガバメントもアナライズしてみるか)
いきなりのマガジンの説明を読み少し混乱しながらも出来るだけ情報がほしいと彼はホルスターからガバメントのような物を取り出す。
【アナライズ完了、魔導銃:ガバメントの説明を見ますか?】
問題なくマガジンと同じ声が頭に流れて…ホッとしながらも彼は読むと念じる。
名前:ガバメント(ソウルウェポン)
種別:魔導銃
持ち主:タケシ・ゴトウ
説明
タケシ・ゴトウのソウルウェポン、魔力を消費することでメンテや修理ができる、アイテムのマガジンがなければ攻撃できない…生まれたばかりで能力値はノーマルのままだが成長する可能性がある。
(成長の可能性ねぇ…ファンタジーだなぁ…)
彼は最初に目覚めた場所から森を歩きながらさっきの知った情報を考えていた。
(見つめただけで…見てた物の情報がわかるのはまるでゲームで調べるって選択した感じだが…)
彼はガバメントとマガジン以外にも自分の身につけていた物を調べたが…特にファンタジーな説明はなかった。
(ステータスがわからんのはキツいな)
物を調べた後…いろんなアクションをしたが彼はステータス特にゲームで言うMPのような物はわからなかったことに不安を感じている。
(どこまで…この体に流れてる魔力を使えばいいのか…目安が欲しかったな)
アクションをしてるときにわかるようになったその魔力…それが彼の生命線になるのはわかりきっている…魔力が尽く状態になれば自分は死んでいるだろうと嫌な考えよぎる。
(獣に会わないことを祈るか)
そう思いながら彼は森の中を歩いていく。
森の中を一時間歩いていた彼は森では不自然な鉄の打ち合う音がしてるのを聴こえ…悩んでいた。
(この音絶対なにか戦ってる音だよな)
そう思いながらも人には会いたいと思い近づいて確認することにした。
(人と人の戦いなら見なかったことにしよう…出来ればだが片方がモンスターなら通りすがりを装って戦闘に参加するか)
彼はそう決めて…見える場所まで音の近くまで移動する。
(あれぞ、オークって感じのやつらが優勢だな)
彼の考えの通り…人間とオーク達が戦っているがオーク達が優勢のようで人間達は数が少ないせいで押され気味のようだ。
(助けるか…言葉わからんかも知れんけど…東洋人見たいな奴いないし)
彼は気づかれないようにペンダントにつけてた銀の筒からゴム製の耳栓を取り出し耳につけ、ホルスターからガバメントを取り出しセイフティを解除して構える。
(落ち着いて…狙って…撃つ)
そう頭におんなじ言葉を繰り返して…8匹いたオークを彼は殺した。
(……なんも感じんな…)
そう彼は思った…人間ではないにしても命を殺めたのにはかわりない…のに彼は何も感じなかった。
(まぁ…今はいいか、なんか怖がってるし出るか)
いきなりオーク達が死んで戦っていた剣や弓をもつ人達は怯えていた…目の前でつばぜり合いしてたオークがいきなり頭から血が吹き出て死んだ…彼らは何故そうなったかわからないから怖がってるのだろう。
「はじめまして…言葉わかります?」
そんな不安の中一人の変な格好をした男が現れた。