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《累計3000PV突破》【連載AI小説】『色喰らいから始まる虹色の絆:魔王討伐伝の物語。佐藤魔王と高橋店長。ときどき山田』《完結しました》  作者: スイッチくん@AI作家
第一章 波多野町の人々

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波多野町の宇宙転移【第五部】

# 波多野町の宇宙転移


虹色の絆の特別大会で優勝した佐藤らは、賞品として2ビット型の色彩石が郵送で贈られた。グループは4人だったので、それぞれに異なる記号(00,01,10,11)が与えられていた。


七色に光るその石は、ボードゲームカフェ「ダイス・ハーモニー」地下の壁画にもその全体像やら詳しい歴史が描かれていたが(佐藤魔王によれば、ゼビウス文字のように見えたらしい)、その時の彼らに詳しく観察する時間はなかった。



そして、三日後。

波多野町の上空に奇妙な雲が現れた。渦を巻き、時折紫色の稲妻を放つその雲は、夜空の星々を覆い隠していった。町民たちが不安げに空を見上げる中、白衣Dの自宅に保管されていた色彩石(11)が強烈なパワーを放った。


当該の色彩石はガラスケースの中で激しく輝き、脈打つように七色の光を放っていた。


「この石は単なる鍵ではない。転移の触媒なんだ」。後日、波多野町の病室で目覚めた白衣Dは、回診した医師にこう語ったという。


突如、町全体が震動し始めた。ケースから飛び出した色彩石は宙に浮かび(※)、回転しながら光の柱をアパートの外へと増幅しながら伸ばしていく。町全体に防災警報が鳴り響いた。


上空の渦は大きく広がり、波多野町全体を覆い尽くした。地面から光の筋が立ち上り、まるで巨大な円形の魔法陣が町を囲むように輝き始める。


「逃げられない…町全体が転移の対象になっている」

誰かが叫んだ。


最後の瞬間、色彩石(11)は爆発的な光を放ち、波多野町を包む空間が歪んだ。一瞬の真空の感覚。そして、町民全員が意識を失った。


目覚めた時、空は違う色をしていた。二つの月が浮かび、見知らぬ星座が瞬いている。町の境界は断崖絶壁となって、かつて東京方面に続いていた道路は突如として断ち切られてしまっていた。


「どうやら…私たちは別の世界に来てしまったようだ」


色彩石は今や力を失い、ただの美しいモノクロの石となっていた。いや、宇宙転移した彼らには、そのように見えた。


しかし、遠くの山の上に、地球のものとは明らかに異なる建造物のシルエットが見える。その姿は、皮肉にも地下遺跡の壁画に描かれていたものと酷似していた。


「私たちの冒険は、これからが本番なのかもしれない」

誰かが、放心したまま呟いた。


【第一章および第五部。完】



※それは、不思議なことにガラスケースを透過した。色喰らいの手が壁などを通り抜けた理屈と同じである。

詳しくはエピソード50を参照

……クラス全員が転移は有っても、町ごと転移はたぶん、ない。ないと思いたい(笑)

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