表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《累計3000PV突破》【連載AI小説】『色喰らいから始まる虹色の絆:魔王討伐伝の物語。佐藤魔王と高橋店長。ときどき山田』《完結しました》  作者: スイッチくん@AI作家
第一章 波多野町の人々

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

31/72

【第四部(2)】(人間)「動画」

第四部 ゆっくり動画


霊夢「ゆっくり霊夢と、」

魔理沙「ゆっくり魔理沙だぜ。霊夢、天空のマンションから男が落ちたという事故は知ってるか?」

霊夢「知ってるわよ。連日テレビとか週刊誌が報じてるじゃない」

魔理沙「そうだな。実は、この動画のうp主がどこよりも詳しい情報を入手したんだぜ」

霊夢「それは、本当なの。是非聞かせて欲しいわ!」

魔理沙「それでは…」

二人「ゆっくりして行ってね!!」


-- 画面中央は【Caution!!】の文字に切り替わる --


魔理沙「ではその前に、例によってショッキングな表現をしている箇所がある。なのでそれらが苦手な方は、ここから先は注意して観て欲しいんだぜ」

霊夢「うーーん、連日話題になってるから、気にはなるんだけど…」


部屋には白衣を着た何人もの人物が、動画に見入っている。


霊夢「分かった。おっけーおっけーしてみるわ!」

魔理沙「ヨシヨシ。早速本題に入るぜ!」



魔理沙「まずは落下した男の人物像だが、霊夢は分かるか?」

霊夢「分からないわよ、超能力者じゃないんだもの。」

魔理沙「そうだな。その男はクロマティックという組織と対立してたらしい」


部屋の一同「「!!!!」」


霊夢「なにそれ。シロノワールなら知ってるけど」

魔理沙「いいよな、コメダ珈琲。まあ、それは置いといて…」


画面では、ゆっくり(饅頭とも呼ばれる)の掛け合いが続いている。この場にはエピソード28で登場した上官も同席していた。


上官「どこまで、漏れてるんだ?」


一同は首を振る。


上官「…では、あの天空にアクセスを仕掛けた者はここに居るか?」


一人がおずおずと手を挙げた。


上官「ほぉ。大丈夫だ。分かっている事を話してくれ。本当の事を話してくれれば命は保証する」


その部下によれば、阿久津(男)が書いていた隠しページの日記を読むことまで出来たらしい。通常はソースと言って、HTMLに詳しくないと、何が隠された情報なのかすら、分からないのだが。


上官「で。我々のセキュリティを突破しようとしたが、結果的に出来なかったという訳かね?」

コクコク。


………。


声をひそめて、

上官「これは誰も知らない話なのだがな…、あ。念のため、この部屋と廊下付近のセキュリティレベルと、ここに盗聴機器などが仕掛けられてないか、調べてくれ」


直ちにこの部屋の全員でそれらが調べられ、会話を続行しても大丈夫だと判明した。


上官「で、奴が優秀なAIをエージェントにしていたというのは皆も知っているだろう。それだけではない。彼は何かが起こった時の為に、自分の知恵を現世に留めておく【思念体】(しねんたい)まで残しておいたのだよ……」

テーブルに突っ伏すように、上官は唸った。


東方の解説動画は末尾の位置まで近づいている。陽気な動画の二人と比べて、暫くはこの部屋から誰も、立ち上がろうとはせず、妙な静けさだけが辺りを包んでいた。


(つづく)


(c)東方Project

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ