藍色人魚

本作は「小説家になろう」でも宙色紅葉の名前で投稿しています。

【あらすじ】
　深海の奥深くに住む屈強な海の怪物である人魚。
　美しい人間の上半身に凶悪な魚の下半身を持つ男性の人魚、フカヒレは人間の女性、夏希に恋をした。
　いつも夏希を眺めてばかりのフカヒレだが、ある日、偶然にも彼女と目が合ってしまう。
「こんにちは」
　夏希に声をかけられてコミュニケーションをとり始めるフカヒレだが、思いの外、彼女がグイグイと距離を詰めてきて、あっさり自分が人魚だとバレてしまう。
　だが、激しく動揺するフカヒレに対し、夏希の方は彼が人魚だと分かった上で恋をしていた。
　そのため、少々無鉄砲な告白までしてしまう。
　無事、恋人になった二人は、岩場で種族差を楽しみながら逢瀬を重ねた。
　幸せな日々が続いていたのだが、夏の終わりごろ、フカヒレは交通の関係から約一年間、夏希に会えなくなってしまうことに不安を抱える。
　フカヒレは人間を人魚に変える秘薬を夏希に投与し、彼女を人魚の世界に拉致するか迷い始めた。
　葛藤に悩むフカヒレはある日、夏希を深夜のデートに呼び出し、海を見ようと彼女を沖の方へと連れ出した。

　人魚と人間による異種間純愛ラブコメディになります。
　よろしければ読んでみてください。