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幼馴染が可愛すぎる

作者: Penguin

 僕には幼稚園の頃からの幼馴染がいる。家もずっと近くて仲もいい。だからと言って、別に付き合ってるわけではない。周りの人からは、付き合ってると思われてると思う。付き合ってるみたいな感じで茶化されても正直嬉しく感じるから別にそれはいいんだけど、僕には不満がある。それは、彼女と一緒にいると知人たちから僕が彼女であるという扱いを受けること、知らない人たちからは仲の良い年の離れた兄妹に見られることだ。


 はっきりいって高校生にもなって、身長が150センチちょっとしかないし筋肉とかもあんまりついてなくてひょろひょろな僕が女の子扱いされるのはなんかもう慣れてあきらめたけど、幼馴染が王子様というか男扱いされているのがなんか気に入らない。これは、僕にとって幼馴染が一番かわいい存在だと思っているからだ。それなのに周りのみんなは彼女のことを可愛いとは絶対に言わず、カッコいいっていう。これが、僕は気に入らない。


 確かに、彼女は身長も175センチぐらいあってスポーツしてるのもあってかなりスラっとしている。とはいえ、彼女は仕草とかはものすごく女の子って感じだし、とってもかわいい。それに、キーホルダーとかも可愛い感じのものが好きだし、部屋に置いてある私物も可愛いぬいぐるみを置いててとってもかわいい。


 だから、僕は彼女が、僕の幼馴染は可愛いんだぞって周りに思い知らせてやろうと思って、彼女の可愛い部分を引き出せる存在になろうって決めた。


「なにしてるの?」


 黙って、考えこんでいる僕に疑問をもった幼馴染が僕の顔を覗き込んでくる。


「かわいい...」


 幼馴染が可愛いってことで考えてたからついつい口から本音がこぼれてしまった。


「好きです!付き合ってください」


 なんか気が付いたら口から告白の言葉が勢いとともに飛び出していた。


 僕の目の前には顔だけじゃなく耳まで真っ赤に染めた世界一可愛い幼馴染がいた。


「うん、付き合おっか...その、すごくうれしい」


 か細い声で、それでもすごく嬉しそうな声で答えた可愛い幼馴染が僕の彼女になった。告白した僕も今になって少し照れてきた。


 やっぱり、彼女は可愛すぎる。

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