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プロローグ ~僕が冒険者になった日~

 僕が冒険者になろうと決めた理由は浅はかだ。

 大金持ちになりたい、これに尽きる。

 ダンジョンの奥底に眠る秘宝。

 換金すれば何億という価値の出る物もあるという噂を耳にし、すぐに冒険者になろうと決意した。

 こんな安易な考えで挑んだ初のダンジョン、「死滅の谷」で僕は死にかけた。

 厳密に言えば死なないのだけれど、僕のメンタルをぶち壊されたのだ。

 死滅の谷に生息する魔物の特徴は一言で言えばすでに死んだ魔物。

 すでに目がなくなり節穴となった凶暴な犬、埃まみれになり、巨大に見えるダンゴムシ。

 そんな魔物たちが死滅の谷には多く生息する。

 

 当時の僕の装備は木を削って作った剣、盾、そして布でできた普通の服。

 言ってしまえば装備というにはあまりにかけ離れており……

 案の定、フロア一階にいたゴブリンのような造形をしたスライム、「メルトゴブリン」に纏わりつかれ、全身の行動を制限され、力を吸い取られ、やがて立つこともままならない状況へ追い込まれた。

 メルトゴブリンの特徴は力を吸い取るが攻撃はしない、これ以上吸い取れないと判断した獲物はその辺に放り、また別の獲物を探す。

 そして、力なく倒れ込んだ人間を、悪魔が乗り移ったドーベルマン、「ケル公」が食い散らかす。

 事前に仕入れていた情報で、一番気をつけていた魔物同士の連携にまんまと僕はハマった。

 指も動かせない僕を、お腹に痛々しい傷をつけた犬が見つけた。

 赤い瞳がこちらを警戒するように見つめる。

 動けなくなっていることを確認するように僕の周りをくるくると回る。

 そして一気に襲いかかってきた。

 為す術もなく僕はケル公に足の肉を噛みちぎられた。


「ァッ……」


 声を出す気力も無くなっていた。


「オオウ! オオウ!」

 ブチィ! ヌチュ。ブチュ。


 ケル公の嬉しそうな声と肉が強引に引きちぎられる音が聞こえる。


(痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いィイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!)


 声も出せず、ただ藻掻く。

 藻掻く動きも力なく、ただ体を震わせることしかできない。

 二度とダンジョンなんか潜らない。

 だから早く殺してくれ、頼むから、もうこんな思いしたくない。

 そう願いながら苦痛を味わい続けた。


「オオウ! オォ……ウゥウウゥウウウ」


 嬉しそうな声が、唸りの入った声に変わった。

 半開きの瞼の下の目から見える視界には、靴?


「自らの力を知らないままダンジョンに挑むからこういうことになるんじゃ……」


 恐らく他の冒険者だろう、哀れみの声を僕にかけていた。

 コツ、と僕に見えるように杖で地面をつついた。


「グウウゥウウウウウゥウウ――」


 ケル公の唸り声が背後から鳴り響いた爆音にかき消された。


「うァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」


 その爆音と共に、僕の体に何かが流れ込んできた。

 恐らくかなり高威力の電気、体中に電気が走り身動きどころか全身を電気で支配されるような感覚に陥った。

 この時、爆音の正体がこの電気だということを理解した。

 そしてその電気のおかげで僕が叫ぶことができたことも。

 しかし、電気による痛みが一瞬にして消え、同時にダンジョンにいたはずの僕の視界は暗く何も無い場所を見せている。。


「君には電気系統の素質があったようじゃからな、その手助けじゃ」


 言葉を脳に直接埋め込まれるような感覚に陥っていた。


「少年よ、諦めるのではない、ダンジョンに挑み、この世界の真理にたどり着け、ダンジョンにのみ魔物が生息する理由。その魔物が凶暴化した理由、ダンジョンの奥底にいる主の存在、そこにたどり着いた時、君は……」


 言葉はそこで途切れた。

 目を覚ました時、ゲートの前で倒れていた。

 噛みちぎられたはずの足の肉は傷一つ無い。

 しかし、体から溢れ出る力、咄嗟に手を開くと、稲光が指から走った。


はじめまして! 原かずしと申します!

小説自体書くことすら初めてで、語彙力もなく拙い表現力で必死に書いてみました!

ここまで読んでくださり本当にありがとうございます!

小説を書くことがどれほど難しいのか痛感しましたが、物語が完結させられるまで頑張って書き続けたいと思います!

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