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魔法陣で剣を作る方法

途中視線変更があります


とある街に住んでいる


冒険者も多いし、闘技場もあるらしく多くの人が行き交う街だ


その街の偉い人(自称)にこの街で剣作りをしてくれないか?


と頼まれたのだ



それで拠点を、土地を貸してくれた


その街の転移ができる置物からとんだ土地に自分たちの拠点はある


ダンジョンのような洞窟のなか

広い空間に木造の家が立っている


空は見えないので屋根はいらない…とかはまぁおいといて


洞窟で鉱石を採取、そのまま使用する、と便利な拠点だ


…あ、ダンジョンなんでしたっけ?



剣を作る方法は知識としてはある


しかし、どうにも上手くいかない

センスの有無とは言われたが…



さて、それでもオリジナルな剣を作ろうか


目指すは自分が納得できるような最高の剣


とりあえず全属性でも混ぜてみようかな



自分の剣の作り方はゼロから作る訳では無い

街にも売っている冒険者用の一般的な剣を買ってくるのだ


大元はこの剣になる


次に魔力を通しやすい鉱石を数種類用意する、今回は二種類だが


魔法で作ったカマドに火を入れて

鉱石をドロドロにする


市販の剣に硬化の魔法陣を風魔法で彫り

一種類目の鉱石を流し込む


冷えて固まったら二種類を混ぜた鉱石で全体をコーティングする


それが固まったらコーティングの上から魔法陣を彫り、最初に使ってない鉱石一種類だけで流し込む


これで完成だ


彫る時は風魔法の付与されたペンを使っているので力よりも魔力の方が必要だ


何層にもコーティングを増やせばそれだけ魔法陣を加えることが出来る



彫るのにやり直しは効かないが風魔法で下書きをしているし、普段から魔法陣は描きまくっているのでそうそうミスはしない



属性で斬られたとは言っても火属性で斬られたら発火する訳では無い、しないことも無いが…


つまりは魔法攻撃と物理的な攻撃を同時にされた、という訳だ


火の魔法の炎弾が固かったら火属性のハンマーと同じようなもんだ


…なるほど?


まぁ、なので市販の剣は無属性と呼ばれている、呼んでいる


ここら辺は武器屋側の話だ




以前から全属性の発想はあった、ただ競合が難しくて放置していたのだ


先日、魂魄魔法の魔法陣でいいセンいっていたので合わせてみたのだ



表の魔法陣と裏の魂魄での魔法陣での組み合わせ


魔法の後、物理的に残る水や土、雷

物理的には残らない火と風、闇と光


…ここら辺は正直感覚だ、もう一度同じもの、とはいかないだろう



「…できた」


出来た、全属性の武器


それはそれはあっさりと


もう一度作ることは出来ないが

あまりに拍子抜けだ


「はぁー…!やっぱり魔法で出来ないことなんてないんだね」


横からマオが拍手をしながら感嘆の声を上げている


理論上は出来るが構造上的に無理だった代物なのだ



たしかに、出来ないことなんてないのかもしれない



ただ、こうもあっさり出来ると達成感はあまりない


「まだ、最高とは言えない…かな」


「うん…うん、コウならこれ以上のだって作れるよ」




よし、次の剣でも作るかな



丸い粒のような玉をだす

手のひらでコロコロ出来るほどの大きさ


これに魔力を込めると…


玉が大きくなる、小さい時の魔法陣は拡大だ


そして小さい時は潰れて反応しなかった魔法陣が大きくなってから反応する


鳥獣化の魔法陣により、白い鳥に変わる

契約魔法により、忠実だ


「シロカラ、次の剣を取ってきて」


イメージの共有を指輪の魔法陣と共鳴させているので思い通りに動いてくれる


ぎこちなく羽ばたく白い鳥に黒い線がビッシリと書き込まれている存在


剣作りの助手のようなものだ



「…やっぱりコウは剣作りよりそっちの才能を伸ばした方がいいと思うの」


マオがなにか呟いたけどシロカラの羽ばたきが少し耳障りな音で聴き取れなかった


うん、改良しとこう



コウは天才だ、ドワーフの剣作りを間近で見ていたからこそ分かる


ー魔法陣の天才だ



コウを川で拾った後、記憶喪失というのは少し苦労したけれど、今日まで順調だ


結果として冒険者としてのマオは少し名前が売れているからね


…コウの作った魔剣使いとして


はぁ…



でも、コウは剣を作るより魔法陣を発明した方がいいと思う



さっきのシロカラと呼ばれた鳥もそうだ


コウの魔法陣を近くてみてきた私がようやく理解できたのは、あの鳥は魔法陣が姿を得た存在だということ


…どうせ剣作りを効率よくするためとかで作ったんだろうけど


私から言わせてもらえば剣作りなんかに剣より数段スゴい魔法使ってるんじゃないわよ、だ


はぁ…さりげなく伝えてもダメだったから直接言った事だけど


「その蝶々みたいに魔法陣を剣にしたら?」


この返答にコウは


「んー?コレ?でも鞘はいらないし見た目しか剣じゃないし、鉱石使ってないよ?」



…あ、そうそう、鳥の前から魔法陣生物は蝶々を作ってたわ


じゃなくて、もう作ってたの!?って言うのと、どうせ溶けやすくて魔力も通しやすい鉱石しか使えないんだからなんでもいいじゃん


とは言わなかったけども…



だれかこの苦労分かってくれないかしら…



ちなみに魔法陣ソード


め…ちゃくちゃ、強い


何が書いてあるのか分からなかったけど魔法陣で埋め尽くされて真っ黒になってるくらいには書いてあるのは分かったわ


つまり、何もわからない


これが鉱石をインクにした物と誰が思うだろうか…



ちなみに、魔法陣のインクは魔力を通しやすくて溶けやすい例の鉱石を素材にしたコウ自作インク


隙無しってところね



魔法陣ソードは石とかも抵抗なく切れる

大きさも想像通りに変えれて


斬りたくないと思いながら振るえばゴムのように押し返されて切れない


他にもいろいろとあるけれど、キリがないのでこの辺で



つまり、コウは魔法陣で剣を作った方がいいということよ


なんでわざわざ市販の剣なんて使ってるのかしら…



「その魔法陣生命体ってどうやって作ってるの?」


マオがシロカラを見て疑問に思ったらしい

うーん、書いただけなんだけど…


「魔法陣生命体じゃなくてシロカラね、まだ書き足し中だけど…マオにもなにか書こっか?」



マオが提案してきたのは水中にいるミニドラゴンだ

なんでも特徴をあげてもらい、なんならダンジョンまで見に行った


水中なのに息が出来るダンジョンについては今話すことじゃないとして…


いわゆるタツノオトシゴと冒険者の間では呼ばれている魔物だった


ぽにゅんって感じの可愛いのでお願いされ、色もつけて欲しいとマオは鉱石集めまでしてきてくれた


ここまでされちゃ期待通りに仕上げるしかない


とまぁそんな感じで書いたかな



タツノオトシゴの型を風魔法で作りそこに魔法陣を書き足しただけだ

最後に風を止めれば完成



剣作りの鉱石を溶かす片手間でかけるからいい暇つぶしになるのだ



魔法陣生命体とは

もはやよく分からない


初めは手のひらサイズの球体で

手触りはツルツルしている、宝石のような玉

もしも手元から離れると周りの魔素を吸い、生き物の姿になって戻ってくるらしい


…んー便利ね、どういう魔法陣よ


魔力を流せばタツノオトシゴの姿になり

私に忠実に従ってくれる


サラリと魔物の解体は出来るくらいには優秀、見た目も可愛いし…



一生懸命に剣に魔法陣を彫り、ドロドロの鉱石を流し込んでいるコウをみる



…まぁいっか

現実のあれとなんやかんやな魔法パワーです


...いや、詰めれば詰めれますが作者が管理できないので細かいことはいいのです

気楽にいきましょう


とりあえず形にできるだけしました、こっから不定期更新となってしまいますがたまーに見に来て「お、こいつまだ書いてたんか草」

的な感じで読んでくれればとも思います


気楽にゆるーく


ごゆるりと

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