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第95キロ  しばらく体重計にのってなかった

「で、告白イベントは発生しないんですか?」

「無理じゃないかなー……。まあ、今はあの気まずい感じがなくなれば良いと思うけどね。」

「両片思いとか、見てるこっちが歯がゆいんですけど……。」


サラマンザラとフィールがそんなことを言っているのを知らず、俺とメイはチョコレートをたくさん食べた。チョコファウンテンのチョコもメイのマシュマロとかでたくさん食べたけど、おなかは殆ど膨れない。


(もしかして、このチョコファウンテンも感情……?)


そんな馬鹿なことを考えてしまうほどだった。





 旅行も良いけど、やはり家というものは安心する。


「帰ってきた―!!」

「まあ移動も大樹に乗ってたんだが。」


それでもやっぱりいつもの森は安心する。周りの環境も含めてここが自分の本拠地って感じなのだ。


「旅行中は色々緩めてたし、その前の雪の国遠征もあったからダイエットがストップしてたけど、再開しなければ。」

「そうだな。異世界から来たって言うんなら、お前が生活習慣で病気になっても医者もお手上げだろうしな。」

「だよねー……。」


そもそも脚気や壊血病などの不足症が多いところに過多系の病気の症例があるかも怪しい。


(いや、歴史上の人物の中には平安時代とかで生活習慣病で亡くなった人もいるって聞いたことがあるような?)


結局治ってないから症例だけあってもダメだね?

この世界にインスリン注射も人工透析も、血圧を下げる薬もありそうにないんだから。少しでもリスクを下げるために痩せないと……。


俺は決意を新たに、ダイエットを再開することにした。




「はい。」


メイに何か渡される。


「え?何?」

「メジャー。」

「……。」

「ダイエットするなら現状把握が大事とか以前言ってなかったか?」


メイは現実から目をそらすのを許してくれないらしい。




腹周りは……102cm。体重は105キロ。

BMIは44.3……。


俺の許容範囲超えてます。無理無理。

目をそらしたくて仕方ない。体重計から目をそらすとふよっとした腹が目に入る。


「ううっ。筋トレもしよう……。」


腹周り102センチ

体重105キロ

身長154センチ

BMI44.3


軽くリバウンドしてますね

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