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第120キロ  俺に向けられる感情の味

何かものがあって、それが試してみた3割の人間にとって良いものであれば、それは結構良いものなんだと思う。個人差というのは多かれ少なかれあるのだから、その中でも3割に良いものなら、結構すごいんだろう。

でも、逆に言えばその結構良いものだって7割の人間には合わなかったりするし、試してみた人間が増えるほど割合が下がることだってある。


つまり何が言いたいのかって?ダイエットだって告白方法だってそれぞれに合う、合わないがあるんだと思うわけですよ。


「世の中、植物だけ食べてるのに何故か筋肉ムキムキ!とかいう人たちもいるらしいし!!」


なんでも腸内細菌によって植物を消化して筋肉の材料にできるとかなんとか。

流行ったダイエットがいっぱいある。糖質制限、断食、オイル系のダイエット……合う人と合わない人がいるんだろう。自分の体に合うならラッキーだし、合わなそうだったら無理せず次の方法を探すべきだと思う。

そんなこんなだから、俺としては結果良ければすべてよしであり、告白方法もあれでよかったと思うわけだ。


「カロリーなくてもメイのチョコってコクがあって美味しいから、満足感あるよなー。」


メイが零したチョコレートを頬張りながらそう言えばメイは顔を赤くしてこちらを睨んできた。なんでも、チョコレートの感情はメイの恋心だとかなんとか


「……。」

「……。」

「自分から話を振っておいて、お前まで赤くなるんじゃない!!」

「ご、ごめん!!いや、なんかいろいろ実感したら……こう……」

「にやにやするな!!」

「ごめん!!表情筋制御不可能!!」


勝手ににやにやしてしまう。このしまりがない顔をどうにかできないものか。

大樹の中の使い魔たちは気にせずマイペースに過ごしている。仲がいい分には関係が変わってもどうでもいいらしい。闇のドラゴンだけはなぜか満足そうに棚の上からこちらを見下ろしているが。




ことの顛末を聞いてフィールとサラマンザラは


「恋人が出来たり、結婚したりすると太るっていうじゃないですか~。」

「幸せ太りってやつね。」

「でも何というか、見てるだけでごちそうさまっていうのもありますよね。」

「そうね……。でもお腹いっぱいくらいでちょうどいいんじゃない。」


呆れ顔でそんなことを言っていた。




身長154センチ

体重91.7キログラム

BMI38.7

腹周り91センチ


俺の体重はこんな感じ。最初は115キロあった体重を考えると大分やせたと思う。BMIが40を切ったのは素晴らしいと自画自賛したくなるし。それでもまだまだ普通体重にはほど遠い。

これからも俺はこの世界で生きていかなきゃいけないし、生きていたいとも思う。大切な人が近くにいてくれるこの世界で。そのためにも健康にならなきゃいけないだろう。


「でも食べるのは好きなんだよ!!」

「はいはい。とりあえず感情のマシュマロでも食ってろ。」

「うん!美味しい!!この世界、感情が食べれる世界で良かった!!」


食べるのが大好きな俺が、ダイエットを続けられてるのはカロリーゼロの飛び切り美味しい感情があるからだ。


「チョコも食べたいんだけど。」

「うるさい!勝手に食べてろ!」


大切な人が俺だけに向けてくれる感情が。


一応!最終回です!!結構長くなりましたがビタミンA、C、Dの欠乏については書きたかったのでなんとなく満足してます。書いてるうちに色んな数字が変わったりして、最初の方の数字とかはすでに最新のものとは異なるんじゃないかと思ってます……。栄養学については一応調べて書いてますが、最新の情報は日々更新されてるので気になった方は調べたほうが確実だと思います。


とりあえず、ひとまず実とメイの話はここで終わります。他に書きたい栄養話とか出てきたらいきなり小話で番外編をやるかもしれませんが。


ここまで長くお付き合いいただきありがとうございました!!

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